失意の稲荷寿司

昨日、ユニクロへ行くも荒木Tシャツを買い損ねるという辛い現実に打ちのめされた後、ついでに近所のスーパーで買い物をしてから帰ることにしました。私ってやつはなんてノロマなんだろうか……うぅ…。というわけで、夕飯は「稲荷寿司」に決定しました（つまり、うすあげが特売だったのです）。

さて、大好きだけど、まだ一度も自分では作ったことがない稲荷寿司。レシピを見ると、そう難しそうではありません。そう言えば、私はすし飯を作るのさえ初めてでした。湯通ししたうすあげを醤油と砂糖で煮込みます。炊けたご飯に酢と砂糖と塩をまぜたものを加え、さらに白ごまをふりかけたら、準備は完了です。あとは詰めるだけ。

落ち込んだ時は、何か新しいことに挑戦するに限る！　そうして出来上がった稲荷寿司は、これが実に美味しかったのでした。

そうこうしていると、K氏が帰ってきました。手にはユニクロの袋を提げて。……はっ！　もしや！　予感は的中し、袋の中からは荒木Tシャツが２枚（白とグレー）が出て来たのでした。しかも、K氏は、私がいないものと思っていたので（そう言えば、この日は映画の日だったので私は「かもめ食堂」を観に行くから夜は遅くなると伝えてあったのに、Tシャツ事件のショックですっかり忘れさっていたのです）「５５１」の豚まんも持っているではないですか。

大阪と言えば「５５１蓬莱」の豚まんです。激旨い。

さあ、饗宴のはじまりです！
挑戦するって素晴らしい！　やはりポジティブ思考というのは、運を引き寄せるものかもしれんなあ、と手作り稲荷寿司と引き換えた豚まんを頬張り（注：私は先に夕食を終えていましたが、せっかく（私のために買ってきたわけではないけれど、しかし）なので１個いただきました）、荒木Tシャツを眺め（K氏は１枚を私にくれましたが、私にはサイズが大き過ぎるのでとりあえず鑑賞用として壁に飾ってみた）、感動にむせびながら決意を固めたのでした。よし！　この勢いで、もう一種類の荒木Tも手に入れるぜ！