啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「猫に小判」

2020-12-13 17:57:28 | その他
 佐賀町の文字に魅かれ、ふらっと寄った近代美術館。「佐賀町エキジビット・スペース 1983~2000、現代美術の定点観測」の催し。佐賀県での、美術関係の催しと思いきや、何と、東京佐賀町にあったビルを修復し、アーティスト達の発表の場として、展覧会を催す行事が、1983年~2000年までの17年間、106回開催されたという。そのジャンルは、美術、デザイン、建築、写真など広範囲に及ぶ。そして、その17年間の一部が回顧展として、本日まで開催されていた。「何だろう、この催しは?」という単純な好奇心で立ち寄ったので、正直、作品がよく理解できないといおうか、ほとんど分からず、”猫に小判”とはこのことか、と自身にガッカリした。
 作者は深い意図があり、作品はどれも抽象的かつ個性的であり、とても感性が優れているのだと思うが、自身の心の世界にあまり響いてこなかった。たぶん観る力、眼力が乏しいのだと思う。絵面だけをみるのではなく、作品のもつ本質に迫るのはとても難しい。何となく絵面だけ眺めてしまったが、アーティストのための、このような展示空間があったのだ、と初めて認識した。

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