啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ヨーロッパへの旅  1」

2016-12-23 14:39:54 | 旅行
 「ドイツ ルクセンブルク ベルギー オランダ」
 夜のとばりがおりました。数百年、あるいは、千年以上にわたる建築の、歴史を紡ぐ柱や壁に、光が影を落としていく。時を告げる鐘の音は、それぞれの時代を生きてきた人々に、さまざまなものを伝えたに違いない。喜び、悲しみ・・石が造り出した建造物は、それらを全て吸収し、今を生きる私たちに、長い歴史を伝えている。夕刻になれば、時には霧が出て、高い塔や教会を、闇のヴェールで優しく包み込む。
 10の世界遺産と9つの名画観賞。レンブラント「夜警」 「デュルプ博士の解剖学講義」。フェルメール 「真珠の耳飾りの少女」 「牛乳を注ぐ女」 「手紙を読む女」 「デルフトの眺望」。 ルーベンス 「キリストの昇架」 「キリストの降下」 「聖母被昇天」。教科書でみた名画を、まさに自分の目で確かめたという実感と満足感。「フランダースの犬」のネロ少年が一目見たいと憧れたルーベンスの絵画は、アントワープ、ゴシック建築のノートルダム大聖堂。子供の頃に涙して読んだ感動を思い出す。鑑賞時間が実に少なく、消化不良を起こしたが、それでも、そこに行かなければ味わえない時間と空間は、格別な満足感がある。あちらでは、名画といえど、フラッシュをたかなければ写真OK。アムステルダムでは、自由時間に「ゴッホ美術館」を訪れた。ここだけは、写真不可だけれど、日本のように混雑することもなく、楽しめた。
 写真をアップしたのは、ブリュッセル。世界で最も美しい広場といわれる中世の面影を残す、世界遺産、グランプラス。クリスマスマーケットでごった返す人の波。夕刻、5時頃からプロジェクトマッピング。思わず歓声! 13都市を訪れたが、どこもクリスマスマーケットで賑わう。寒いけれど、グリューワインをのみ、身体を温める。楽しいクリスマスマーケットなのに、ベルリンでは悲惨な事件。デュッセルドルフに向かう朝、ニュースを耳にした。
 ほぼ同じコースの旅は2度目。今回は、長岡のIさんご夫妻、Iさんの友人のNさんと私の4人組。Iさんにお誘い頂き、また旅ができた事を感謝している。初めてお会いしたNさん、気さくで、気の付く優しい女性でした。長旅で、やや疲れ気味。11時間以上の飛行機は閉口。それでも懲りずに、また行きたくなるのは何だろう・・・。
 追伸 muto様
 リンゴのコメント、ありがとうございました。暫くパソコン開かなく、気がつきませんでした。子育てでお忙しい中、読んでくださり、感謝です。