啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オニノゲシ」

2014-12-22 09:53:51 | 山野草
「オニノゲシ」 (鬼野芥子) キク科
 今日は冬至。朝のニュースでは、今年は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」にあたると報じていた。「朔旦冬至」は、新月(朔)と冬至が重なる日で、月と太陽の復活が重なる日という事で、大変おめでたいとされているようだ。 冬至といえばゆず湯。身体を温めて風邪を予防したり、ビタミンCによる美肌効果、香りによるリラックス効果があるそうな。やっぱり 今夜はゆず湯! (効果を期待して・・・)
 オニノゲシは、ヨーロッパ原産の帰化植物。日本では、各地に生育。道端でタンポポのような黄色い花を咲かせる。花期は春から秋にかけて長く、多くの花をつけるが、温暖な地域では一年中開花しているという。花は舌状で径2cm位。葉は硬く、縁はギザギザで刺のようになっており、触れると痛い。茎は中空。草丈50cm位だ。アップしたのは、先月にとったもので、今では、フワフワした綿のような白い冠毛をつけている。名の由来は、仲間のノゲシに似ていて、全体が厚いので「オニ(鬼)ニゲシ」。同じ時季に咲く、アキノノゲシも黄色の花を咲かせるが、こちらはやさしい立ち姿で、葉も柔らかい。花色もやや控えめな印象を受ける。共に、道端に生えているので比較すると面白い。