啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「フユのハナワラビ」

2014-12-19 09:51:57 | 山野草
 「フユのハナワラビ」 (冬の花蕨) ハナヤスリ科
  
空気の澄んだきれいな夜空。そこには、冬の星座が輝いている。冬の星座の王者といえば、何といっても、3つ並んだ星が特徴のオリオン座。オリオン座の左には、こいぬ座とおおいぬ座を結んだ冬の大三角形。こいぬ座の上には、私の誕生日のお星さまも仲良く並んでいる。オリオン座から西にみると、おうし座。その先に、プレアデス星団、すばるだ。昔の人々が、星々の並び方を見て、星座を作り、物語を作ったロマンは、星と人間とのふれあいであったのでしょう。ところで、星座は88個あるというが、そのほとんどを私は知らない。当家の近くにコンビニがあり、満天の星空というわけにはいかないが、それでも昨夜は星々がきらめきステキでした。肌を刺すような冷たい空気であっても、時には外に出て、夜空を楽しみたいものである。
 フユのハナワラビという植物があると知ったのは、3~4年前である。晩秋の赤城自然園を夫と散策していると、芝生からたくさんニョキニョキ、今まで見たことのない植物に出会った。園の方にその名を教えていただいた。以来、花の名前が耳に心地よく、忘れることはなかった。日本全国に分布。胞子をつける葉が、あたかも花びらのようである というのが名の由来という。草丈20cm位。冬に葉をだし、ワラビに似たシダ植物。当家でも、鉢植え
したことがあったが、残念ながら育たなかった。強風や直射日光を嫌い、水の管理も大切。山野草の土を使ったのだが、植え付けには、他の土との微妙な混ぜ合わせがあるのかもしれない。植物にも、それぞれ好みの土があるのですね。