ケバケバしいと言うか毒々しいというのか・・。お彼岸の頃になるといつの間にか真っ赤で派手で、目立つ花をさかせる。嫌いな花だが存在感がかなりあることは認めざるをえない。1週間ぶりに自宅近くの散歩コースを歩くと、田のクロや堤防沿いの草叢などあちこちに派手な姿を誇っている。台風が近付いている。簡単な備えはしたが、明るいうちにもう一度見直しておこう。
「ヒガンバナ」はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。球根植物。ユリ科に分類されることもある。写真の個体は鮎川堤防沿いの桜並木の下。点々と咲いている。草丈は30-50センチ。地中から真っ直ぐ伸びた花茎の上部に通常6個の花をつける。花弁は6枚あり細長く、リボン状で反り返るように複雑で絡まっているように見える。雄シベ6本、雌しべ1本があり長く飛び出している。飛び出した雄シベが派手さを倍加している。
葉はスイセンなどに良く似た形をしている。花が咲き終わった後、晩秋になって濃い緑色の細長い葉をロゼット状に出す。この葉は春になって周囲の草がはびこる頃になると消滅してしまう。そして、忘れ去ってしまう秋のお彼岸の頃に球根からニョキニョキと花茎を伸ばす。妙な植物である。
全草が毒草なのだそうで、誤って食べると吐き気や下痢になってしまうという。
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