啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「イヌナズナ」

2011-03-21 09:08:57 | 山野草

藤岡の西北端、日野谷を流れ、高崎市の倉賀野あたりで鏑川と合流する「鮎川」の堤防沿いを約1時間、自転車で走り竹沼まで行った。いつの間にか堤防沿いには春が訪れていた。桜の蕾は未だ固いが「イヌナズナ」やショカツサイ、ホトケノザ、ナズナ、ヒメオドリコソウなどお花畑状態のところもある。

「イヌナズナ」はアブラナ科の2年草。ナズナに似ており“花の黄色いタイプ”と思っていた。自宅の周辺で本物のナズナは今が盛りと咲いているが、花が黄色いタイプは見かけない。1キロほど離れた堤防沿いでは、白花と黄花がほぼ半々ぐらい。調べてみたらイヌナズナだった。どこにでもあった野草のようだが、現在では都市部では少なくなり、郊外でもエリアによって見られなくなっているという。準絶滅危惧種に指定している県もあるようだ。

名前の前に“イヌ”が付くと、役に立たないとか品格が1ランク落ちるというようなイメージがある。ナズナは若芽を食べるのに対し、食べないことから“イヌ”を冠したという解説もあった。種を乾燥して咳止めなどに使うこともあるといい、無益ではないようなのだが。今の時期、見る花はどれも愛しいものがある。


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