啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ユズリハ」

2011-03-20 08:46:59 | 山野草

※藤岡でも、ガソリンスタンドの長蛇の列ができているが、スーパーの食料品などは落ち着きが出てきたようだ。原発事故の対策に従事される方の安全を願うのはもちろん、皆で奮闘に感謝しましょう。被災者の皆さんに、一日も早い平穏が得られますように。

「ユズリハ」といっても“何のこっちゃ?”という人が多いと思う。高崎自然歩道の寺尾中城址の南側の林の中。濃い緑の葉と赤みを帯びた葉の付け根が、枯れた林に際立っていた。子供の頃、トキの島ではこの木の葉を正月のしめ縄に、昆布などとともに挟み込んで飾った。祖父から「ユズリハの葉」を取ってくるように頼まれたことを覚えている。庭の西側に木が植えられていた。

ユズリハ科の常緑高木。写真は若木。春に若葉をだすと、交代するように古い葉を落とすのだそうだ。このことから、世代交代がスムースに行われることを祈って神事に使われるようだ。照葉樹と落葉樹が混在するような場所。“アオキ”とともに、表面が濃い緑の葉を輝かせていた。

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