啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「竹沼の春」

2023-04-15 18:52:30 | 山野草
 「センボンヤリ」  キク科
 寂しそうだった竹沼(藤岡市)も、キブシはいち早く春を告げ、樹木が芽生え、淡い新緑が春のやわらかい陽ざしを受け、光っている。一年で一番素敵な季節。いつもの散歩コース。雑木林の、のり面には、ジュウニヒトエ、タンポポ、スミレ、へびイチゴなどの花々が咲き、冬の味気ない散歩から、花を愛でながら出来るようになり、これからがますます楽しみとなった。何と言っても、ここは多様なお花が咲き、周囲4kmという距離は、心を満たすのにはちょうど良い。沼なので、勿論「魚」もいる。鯉も恋の季節なのか、よく見れば10匹ほどの鯉が集団見合い(?)。お気に入りの相手を見つけるのだろうが、私から見れば、どれも同じ顔に見えるけれど・・。鯉にも好みがあるのでしょう・・。
 一方、驚いたことに、カメが沼の倒木の上で甲羅干し。子亀を入れて12匹‼木の上で、全員真っすぐに整列し、じっと動かず。ミドリガメ?かと。こんなにたくさんのカメ、初めてみました。
 そして、そして見つけましたセンボンヤリ。草丈、10cmあるだろうか、ほんとに、ちっちゃい白い花をつけ、気を付けていないと、ほとんど見過ごしてしまう。「センボンヤリ」(千本槍)なんて、興味深い名で、花からどうしてこんな名前がついたのかと思うが、実は秋の花は開かず、たくさん並んだ槍に見立てての命名という。
 余談だが、NHK朝ドラ「らんまん」。植物学者、牧野富太郎が主人公。毎回、どんな花が紹介されるのか、楽しみにしている。

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