啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ウツボグサ」

2016-06-11 10:30:27 | 庭の花木
 「ウツボグサ」  シソ科
 その会場は、小さなレストラン。むし暑い夕暮れ時、木々に囲まれた小さなテラスには、ほんのり灯りがともり、暮れゆく一日を愉しむ人がいる。華やかでないしっとりした佇まいは、とても雰囲気があり、今後、私のお気に入りの場所となりそうな予感。“リハーサルのつもりで出ましょう”と言われたライブは、昨夜の事。いや~、実に驚きました!リハーサルなんてとんでもない。出演者は、ギターも歌もプロ並み。高校生の頃から、ステージで活躍していたメンバー、CDを出しているギターの先生、ご自身で、なんとギターを作って、それで演奏した方、それぞれが多才。ジャズかシャンソンを歌っていましたか?と個人的に言われたが、もちろんそんな経験ないわけで・・。で、ワルツの指導をしていただきました。あっ という間の3時間。すっごく刺激を受け、そして、仲間と充実した時間を過ごした。
 同日、早朝からメール。“今日は命日ですよね”。友人たちから便りが届く。まだ覚えて、気にかけて頂き、本当に嬉しく思う。あれから、3年。早いのか、遅いのか。先日、彼の愛車、フォレスタをようやく手放した。主がいないのでは仕方ない・・。でも、その他のものは、例え写真1枚でも、まだそのまま。山野草の名前も、山の楽しみも教わった。一緒にいて、精神的に楽。まだまだ隣でニコニコ笑っていたかったのに・・。
 ウツボグサ・・紫色の小さな花が重なり合う美しい野の草。ウツボとは昔、武者が矢をさして背負った武具の事で、この植物の花穂が、それに似ていることからつけられた名前、と図鑑に記されてあった。草原や山間の道端に生えているので馴染みがあり、いろいろ地方名があるらしい。例えば、コムソウグサ、ツチノコグサ、スイバナなど、なかでもカコソウ(夏枯草)は、漢方の名で使われているという。因みに、夏枯とは、夏には、花が枯れて茶色になることから。
 緑の風が吹いている草原で、この花は、一段と美しさを増すことだろう。
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