啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「雪割草(オオミスミソウ)」が咲いていた

2013-04-25 08:37:44 | 山野草

所用があり1泊2日でトキの島に行ってきた。桜の花が残り、山野草が咲き始めていた。帰路の高速船アイビスではイルカと並走したりで自然豊かな島を実感した。一度見てみたいと思っているシラネアオイの群生地に行く時間は無かったが、道路わきや実家近くの里山でユキワリソウやキクザキイチゲ、イカリソウなどさいている。不覚にも、用意していたデジカメをザックに入れ忘れてしまった。携帯で撮った写真しかない。先日高崎ハイキングの方が「ユキワリソウやシラネアオイを見るためドンデン山など歩いてきた」と教えてくれ嬉しかったが、ジェットフォイル(高速船)の中に、本格的にザックを担いだ人が何人かいた。そのうちの1人は、熱心に植物図鑑を見ていた。多分・・・花の旅だろう。トキも良いが、山野草ファンも訪ねてみて欲しい島ですよ。是非一度・・・よろしく。

「雪割草(オオミスミソウ)」はキンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。日本海側・・新潟県に多いミスミソウを“雪割草”と呼んでいる。本来は雪を割るように雪融けと共に咲く植物と言う意味で、何種類か荷この名が付いている。ネットでユキワリソウを検索すると、サクラソウ科サクラソウ属の多年草・・・としてハクサンコザクラに似た植物が載っている。ただ、いわゆるミスミソウ=雪割草の記述も多いのだが・・・。

新潟生まれの私にはユキワリソウはユキワリソウ??。北半球には仲間の種が9種類自生しているといい、日本にはミスミソウやスハマソウ、オオミスミソウ、ケスハマソウが自生している。佐渡=トキの島に咲いているのはオオミスミソウだと思うのだが・・。

ここ2年ほど、気象のせいだと思うが(一部は盗掘)ユキワリソウが減っていた。今年は何だか増えている。実家近くの里山。ユキワリソウの群生している場所を知っていたが、2年前から1本も咲かなくなっていた。今年もその場所にはイチゲとショウジョウバカマしか咲いていない。ただ、数百メートル離れた今までなかった場所でポツポツと咲いているのを見つけ嬉しくなった。

急になくなったのは“盗掘のため”と思っていた。ただ、急に花株を増やす場所を見つけたので、ローテーションで場所を変え咲いているのではないか??とも思う。

5-8センチほどの葉茎の先に3枚の先が尖った緑の葉をつける。花茎も8-10センチ弱で青紫、赤紫からシロまで多様な色の可憐な花をつける。花色だけでなく、花びらの枚数など変化に富んでいる。園芸種として人気になる理由で、交配を繰り返し八重咲きなど
多様な形態が開発されている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「夏野菜を植えた」「クサノ... | トップ | 「キクザキイチゲ」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事