「一華」は一厘の花という意味だと聞いたことがある。キクザキイチゲは花が菊に似ていて、茎に一厘の花を咲かせるという意味なのだろ。イチゲを冠する仲間は多く一番良く似ているアズマ、草丈は10センチの満たないほどのヒメ、見たことはないがユキワリやエゾタイプなどがある。
桜の咲く頃、トキの島の里山では白や青紫の花をつけたキクザキイチゲの群落を良く見る。少し山に入ると珍しくは無い。群馬の西上州の山では葉の先が丸く、花が横や斜め上向きに咲くアズマイチゲが多い。ヒメイチゲも良く見る。尾瀬ではキクザキイチゲの印象が強い。乾燥する山ではアズマ。雪の多い湿り気のある山はキクザキなのだろうか??
アズマイチゲは葉だけでなく、花びらもやや丸みがありフックラ・・優雅。花色は白、淡いピンクしか見たことが無い。キクザキイチゲは花びらが細いもの、枚数が多いものなど変化が多い。花冠は上を向いて咲く。花の色は青紫、赤紫で濃淡の差も大きい。白が一番多く、淡いピンクのものもある。
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