啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「 サザンカ 」

2015-02-03 10:04:28 | 庭の花木
 「サザンカ」 (山茶花) ツバキ科
 本日は節分。季節の移り変わる時の意味で、冬と春の分岐点。豆をまいたり、ヒイラギの枝に、いわしの頭をさして戸口に置いたりと、悪を追い払う行事が行われる。そして明日は立春。暦の上ではようやく春なのだが、吹く風は厳しく、冷たい。立春の頃が、一年で一番寒いのではないかと思うくらいだ。しかし、最近ではだいぶ日が長くなり、ちょっとだけ春の訪れを感じるようになった。
 童謡、たき火 でおなじみのサザンカ。10月頃開花し今なお咲いている。真冬の寒空のもと、濃い葉の緑の中に紅い花が鮮やかだ。サザンカとツバキ、よく似ているので、見分け方がなかなか難しい。個人的には、花の散り方で区別している。ツバキは花ごと散るが、サザンカは花びらが一枚ずつ散ってゆく。紅い花びらが、地面一帯を覆っている様子は、そこだけ別世界。
 日本原産種で、江戸時代に長崎の出島にいたオランダ人の医師が持ち帰り、サザンカの名は、そのまま英名「sasanqua」となったという。冬景色を彩る姿、寒さにじっと耐える姿からか、花言葉は「ひたむき」「困難に打ち勝つ」。
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