啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オランダガラシ」と「セリ」

2011-03-28 08:59:50 | 山野草

「オランダガラシ」というと馴染みがないかもしれないが“クレソン”と聞けば、ステーキのつまやサラダで知っている。フランス語が訛った日本語で、英語では“ウォーター・クレス”と呼ぶのだそうだ。

図鑑によると、西洋の料理とともに明治時代に持ち込まれたようだが、繁殖力が強く今では全国の清流沿いや湿地に自生しているという。群馬県の西部でも見かけるが清流はともかく“ここで採ったのが食べられるの?”というドブ川沿いによく生えている。この個体は、牛伏山の登り口にあるミニ公園の池に注ぐ小さな川にあった。新芽は緑々として美味しそうだが、食べる気になれない場所。アブラナ科なのだそうだ。ワサビに似た白い花をつける。

「セリ」もミニ公園の湿地で葉を広げていた。セリ科の多年草。春には茎を立てず地を這うように葉を広げる。7月頃には上に伸びて白い花をつける。フキやワサビなどとともに、数少ない“日本原産の野菜”だそうだ。

春の七草にあげられている。若葉の独特な風味が忘れられない。自宅周辺の散歩コースの田んぼの中(イヌが近付かない場所)。今頃の時期にやや赤茶けた芽を出しており、摘んできて、量が多い時にはそのままゴマヨゴシ、少ない時には“カキ菜のお浸し”に混ぜて食べている。絶品である。


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