啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「夜学」

2018-10-17 18:10:42 | 庭の花木
「ツワブキ」  
 ”これは夜学といいます”と教えられた蓋置き。甕形の四方に、火灯窓のような透かしがある。夜、学問をするため、机の上を照らす灯明の火皿の台を転用したもの、と茶道辞典に記されていた。その昔、秋の夜長、学問をするため、夜学の台の上にお皿を置き、そこに油を注ぎ、灯心で火をともし、少しばかりの灯りを頼りに、勉学に勤しんでいた遥か昔の暮らしを想像する。
 自身の事を言うならば、夜勉強しなければならない(夜学)という必要にも迫られず、毎日サンデーなのだけれど、肝心要の目が・・どこかのCMではないが、小さい文字はかなりつらい。日中の自然の光の中でさえも。ましてや、夜ともなると、電気の光が反射して、本が読みにくい。
 ツワブキが咲いている。例年より、少し早い気がする。形がフキに似て、葉につやがあるので、ツワブキの名とか。多年草なので、特別な手入れは必要としない。本州、四国、九州、沖縄などに分布。次から次へと咲く、黄色の花が鮮やかだ。
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