啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「幽玄の美」

2018-10-10 17:27:19 | 庭の花木
 「ネコノヒゲ」 シソ科
 ”吉野石膏、日本画コレクション、幽玄の世界”。高崎タワー美術館にて、現在開催中。横山大観、東山魁夷、平山郁夫など、さまざまな画家の作品、58点。風景画、花鳥画など、ただただ観ているだけであり、それらの作品を、奥深く探求しようなどという大それた考えはなく、自分の目で本物をみたいという欲求だけで、美術館に足を運んでいる。今回、杉山寧”環”という作品に、ある種のものが、一つの線で結ばれた思いがした。
 トルコ、アナトリア高原、カッパドキアを背景に、ロバに収穫物を積んだ少女が、帰宅する場面が描かれていた。人物画はあまり好まないのだけれど、あの山肌を、自分で実際に触れたからこそ、そして、あの風土を肌で感じたからこその感覚なのかもしれない。妙に吸いこまれそうに見入ってしまった。
 園芸センターで、初めて出会ったネコノヒゲ。本当にユニークな花で、可笑しくなった。インド~マレー半島が原産地とか。従って、耐寒性に弱く、10℃以上でないと生育しないようだ。あまりに可愛いので購入はしたものの、当家では冬越しは難しそう。
コメント (2)
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