啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「乗鞍の秋」

2018-10-07 18:48:30 | 山野草
 当家から車で3時間30分、到着したのは乗鞍観光センター。ここからはマイカー規制。バスに乗り換え、目指すは畳平。緑の葉を引き立てる紅葉、目を奪ったのは、真っ赤なウルシやツタの葉、そしてモミジなど。また、黄葉した・・たぶんブナ?クロモジ?・・などの葉。一口に、赤や黄といっても、薄いのものもあれば濃い葉もある。まさに、童謡の”紅葉”そのもの。その様子を、織る錦とはよく表現したものだ。
 バスが進むにつれて、山の様子も変化。シラビソなどの高木からハイマツへ。森林限界はこの辺りかと気づかされる。畳平までバスに揺られること、およそ40分。晴天なので、剣ケ峰も見える。アップしたのは車窓からの映像。どこを撮ったのやら・・。畳平2702m、バス乗り場、標高日本一とか。さすがに寒い。同行者3人はコーヒータイム。せっかく来たのに、少しは山をたのしみたい。魔王岳まで短時間で行けることを知り、一人でのぼる。その階段の隙間に、風を防ぐように咲いていた1本の紫の花。チシマギキョウ?イワギキョウ?・・いずれにしてもお名残りの花。この場所で、この時期に花が見られるなんて奇跡的。
 宿は、ペンション。オリジナルメニューの数々。きのこ料理抜群。オーナーや同宿者とおしゃべりしながら、夜は更けてゆく。翌日は奈良井宿。
 紅葉の乗鞍の旅。もうすぐ冬がやってくる。


コメント (2)
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