啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「奇跡」

2018-03-24 16:50:09 | 庭の花木
 「ショウジョウバカマ」  ユリ科
 確か、昨年の秋口の頃、縦長の大きなダンボール箱が送られてきたのは。中には、鉢に植えられた植物、そして、手紙が添えられて。送り主は、義弟。書き物がなかったら、勿論、ショウジョウバカマとは気がつかない。”鉢ごと外に出して、ほおっておいても、春には花が咲くので大丈夫”と書きつけがあったが、私にとっては、とても貴重な植物であり、この辺りでは、お目にかかれない代物。山野の湿地、湿った草地に分布とのことで、乾燥した気候で育つのか、実は、かなり心配りをしていた。その甲斐があったのか、現在、2本満開。そして、まだ、いくつか咲きそう。草丈、20cm。葉の上に咲く、紅色の花が、まばゆく輝いている。名は、能楽の「猩々」の赤頭の毛にたとえたもので、下の葉は、袴に見立てたものだ、と図鑑に記されていた。別名、雪割り草の名も。ユキワリソウと言えば、長岡の友人から、そろそろ咲くころなので、みにいらっしゃい、とお誘いがかかっている。勿論、参りますよっ。春は、一斉に花が咲き、珍しい出会いもあるので、ワクワクする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする