啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「待ちわびて」

2018-03-19 19:08:41 | その他
 年に数度、同じ流派に属する、県内社中の方と、お茶の研究会が開かれる。そうした折には、遠方の方との交流は、格別の楽しみがある。Mさんは、片品にお住まいの方。お互い、山ガール、いやいや、山ばばちゃん。尾瀬をきっかけに、花の話をするようになった。あちらでは、まだ雪が残っているという。雪かき、大変ですね、と申し上げると、雪かきは、年齢的にきついので、雪を吹き飛ばす機械を使っているというのだ。どんなものなのか、実際、みたことがないので、分からないが、彼女によると、ハンドルをずーと握っているので、その振動が腕に伝わり、それはそれで、きついものがあるという。風が強いの、寒いのと言いながら、のほほ~んと暮らしているわが身を、ありがたいと思う。
 東京では、サクラの開花を発表した。例年より、いくぶん早いらしい。この情報を基に、近所の鮎川沿いの桜をみに行った。蕾の先に、ほのかに染まった花が、恥ずかしそうに顔をのぞかせていた。今朝は、曇り空であったが、あと数日、明るい光に包まれる頃には、誰もがときめく、えもいわれぬ美しい花姿を見せてくれるに違いない。