大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント治療するなら、タバコは止めましょう!

2007年04月30日 | Weblog
タバコを吸われていて、歯周病で歯を失ってしまっている方は、まずタバコと縁を切りましょう。
あなたには、タバコが体に合わないのです。
確かに世の中には、何故なのかタバコを吸われていても歯周病に成らず、歯をそれ程失っていない方が稀にいますが、その方が特殊な例で、恐らくは遺伝的に優れている、もしくはタバコ等で歯肉に影響を受け難いタイプに生まれ付いているだけなのです。
歯が悪くて、口臭がして歯を失っていて、インプラント治療を望むのなら、この機会にタバコを止める事をお勧めします。

以前にも書きましたが、お口は、あなたが日常摂取している食物等の影響を、一番初めに受ける所です。
そこに何かしかの問題が出現するとしたら、その食生活等日常生活はあなたの健康に関連して、やがて生活習慣病として体を蝕んでくるかも知れないと気付いて欲しいのです。
甘いものや、カロリーの高いものをとり過ぎて虫歯に成ったり、歯が割れたり、歯周病に成るとしたら、その食生活自体が実はあなたには合っていない、健康に成れない原因かも知れない、と言う事を考えて欲しいのです。

この事はあなたにとってはキツイ事実かも知れません。
世の中には好き勝手していても、余り影響を受けず、健康に長命をまっとうされている方も、いることにはいます。
しかし、そう言う方と比較して自分を悔しがったり、うらやんだりしても仕方がない現実として受け止めるしかないのです。
それが出来ない事は、即ち自分をこの世に産んでくれた両親を恨むことに繋がるからです。
この世に自分を送り出してくれた両親を恨む事ほど不幸な事はありません。
その様な精神では決してあなたの運命は開けないでしょう。

まず自分の現実を受け止める事、そして、そこからどれだけ改善していけるかと言う機会を与えて貰えているんだ、と考えて欲しいのです。
何かを成し遂げる事によって得られる精神的な達成感、満足感は何よりもあなた自身の精神に高揚感を与え、あなた自身があなた自身をを誇りに思える素晴しい機会を与えてくれるでしょう。
何かの障害を乗り越える事で得られる自信、自分を信じる事が出来る経験は、何よりもあなた自身のこれからの人生に素晴しい影響を与えてくれるに違いありません。

自分を責めたり、間接的に両親を恨んだりする必要はありません。
少しでもこうしたら良いと言う事を出来たら、充分です。
それを胸を張って自慢すればいいのです。
少しの一歩を踏み出せた経験は自信となり、又、更なる一歩を踏め出せる勇気に繋がるでしょう。

日本人は皆さん真面目だから、自己批判し過ぎるのです。
もっとこれできた、あれできた、今度はもっとできるだろうと夢を描いた方が人生は楽しい筈です。

如何ですか、自分自身に挑戦してみたくなりましたか?

又専門誌上で即時荷重をコンピューターで誘導する話が出てますが

2007年04月27日 | Weblog
案の定総義歯、しかも上顎です。
何度も強調しますが、インプラントの需要のかなりの方が部分的な欠損で、それに対して即時荷重を成功させる為の指標を示しているものがなさ過ぎる。
総義歯の患者さんに関しては、そこまで固定式にこだわる必要が、現状の日本においては、やや珍しい部類に入るのではないでしょうか?
特に上顎の関しては、適応症が相当に限られ、口蓋に床を設定出来るなら、総義歯でかなりのレベルまで治せるでしょう。
義歯が苦手なインプラントDRは知らないのかも知れませんが、総義歯の難しさの最大の原因は下顎の不安定さです。
それによって上顎の総義歯も落ち着かず、難しい事態に陥るのです。
即ち総義歯の解決のコツは下顎に有りなのです。
今月号の内容は、下顎の両奥歯がインプラントで回復されていて、上顎の6本インプラントで固定式の即時荷重治療をしています。
患者さんは満足していると書かれていますが、一目で分かる事が、明らかに歯肉と歯と頬で3角形のスペースが存在している。
これは患者さんにとっては、食物残渣が溜まり、人によっては不快感を示す方がかなりいます。
ここまでして固定性にこだわる必要があるんだろうかと、私は考えます。
しかもコンピューターで誘導してやる方法とかで、全く関係ないところの歯肉や骨に穴を開ける治療だし。
意味が分からない。
何で無関係な部位に穴開けるんだろう。
そんな事しないで、始めからインプラントを左右で始めに入れて行けば、そんな事しないで出来る筈なのに。
Teeth-In-Hourは良いけれど、絵に書いた餅に成らなきゃ良いけど、と感じます。

私がいつも思うのは、特殊な症例にしか使えない特殊な治療を報告されても、凄いかも知れないけれど、一般の患者さんやDRには関係のない話に成ってしまうでしょう。
普遍性を持って、語れるようなものでなければ、余り意味がないと感じます。
同じ会社のALL-ON-4もそうだし、この会社感覚が一般からずれ始めていませんか?と感じちゃいます。

即時荷重が望まれているのは部分的な欠損、部分入歯に成りそうな患者さんに対する治療であると言うのは、私の主張です。
しかも、同時に骨を作り、歯肉も再生させ、MIS限り無く痛みがなく、素晴しく快適で見た目も綺麗な審美的な治療。

いい加減に、こう言う特殊なものばかりを有り難がって取り上げる風潮は,見直して欲しいものです。

インプラント治療で即時荷重をされ始めているようですが、非常に危険だと思います。

2007年04月25日 | Weblog
今日は絶対にこの事を話そうと思います。
新しい患者さんから急に電話が来て、セカンドオピニオンをと言うご希望でした。
お話を聴くと3月に上顎に3本インプラントを植立されて、しかも即時荷重で仮歯まで入れていて、更にはサイナスリフトをしている、オペをしたのが院長だが、その後は見てくれず勤務医がメンテナンスしてくれていている、これで大丈夫なんだろうかと見て欲しいとの事でした。
この患者さんはオペ後不安に成り、ネットで調べて私に医院を見つけ、意見を伺いたいと言うご希望だったのです。

ビックリしました、そんな無茶な治療をしている方が、私の所に患者さんが来ようと思えば来れる距離でいたなんて。
どう言う先生か存じ上げませんし、関わるのが怖い感じでしたので、丁重に説明しそこの院長先生にご相談されるのが、一番最初にしなければいけない事なんじゃないでしょうか、と話しました。

話の感じでは特に痛みもなく、ただ不安なだけと言う事でした。
見たら関わりを持たなければならなくなりそうで、しかも、ムシの知らせで危険な感じがしましたので、お引取り願いました。

術前にCTを撮っていて、オペ後には撮っていないと言う事も気に成りました。
しかもオペをした院長先生が、全く関わっていない、予後を追いかけていないのも気に成りました。

不安に成っているのなら、まずオペをしたDRにこそ質問するべきです。
オペ時の事はビデオか何かに撮っていなければ判定出来ません。
又、DRはそれぞれに考え方があって治療方法が違います。
それが正しいかどうかは、時間経過と科学的な考察の中で証明されるもので、その為に学会等があるのです。

そう言う道筋を通っていなければ、所詮我流で終わるしかないのです。
私も嘗てそう言う批判をされていました。
ですから、正しさを証明する為に、私はPRDと言う世界の中でも最も権威がある学会に出し、そして、全世界100倍の競争率を超えて受かり認めさせたのです。

私が出しているものは世界でも、貴重なくらいの症例です。
それの物真似をしている治療をする馬鹿なDRが、すぐ近くでも出て、怖い思いがします。
簡単に出来ると、甘く考えられているんだなと戦慄してしまいます。
即時荷重は超ハイレベルの治療で、しかも、上顎のサイナスリフトと同時になんてのは危険の極みです。

恐らく、今日の電話の患者さんも何か異変を感じ取って、相談で掛けてきたのでしょう。
私の中の野生の勘が、危険を察知して関わる事をしない方が良いと囁きました。
関わればもしかすると、リカバリーをしなければ成らなく成りますし、しかも、そのDRから恨まれるかも知れません。

私は他人の患者さんを横取りするのは嫌いですし、信条としてしたくありません。
しかし、遠方からお越しに成られる患者さんに関しては、インプラント治療だけ成功させて頂き、後は地元のDRにご紹介をする事を心掛けています。
メンテナンスが一番重要なインプラント治療では、ずーっと当院まで来てもらうのは気が引けるからです。

何れにせよ、あれ程私が難しいからするべきではないと警告を発しているのに、物真似をして無理をするようなDRには関わりたくありません。
やれるようになりたいなら、素直に礼を尽くし学びに来れば良い事です。
そう言う礼節を守らず、私のブログ等を読んで、軽く出来ると考えて行う事は、途轍もなく愚かな事です。
迷惑を受けるのは患者さんです。
自分がしたオペの患者さんの予後は、オペ医が把握しておくべきでしょう。
それをしていないと言う事は、余程チャンと出来ているか、怖くて見たくないかどちらかでしょう。
私は、新しい事に挑み続けていますが、必ず繊細に予後を追い掛けています。
相当に神経を張り詰めて、何かが起きていないかどうか、精査を怠りません。
そして、確実に上手く行ったと結果が出るまでは追い続けます。

こう言う細かい色んな事が、世界でも前例のない治療に取り組んで行く私自身の矜持プライドです。
前例が無いことに取り組む事が如何に大変か、物真似野郎には分からないでしょう。
こう言う事態が起きるから、ネット上では本音での症例報告が出来ないんです。
私は、今日の電話の方のような治療をしていますし、出来ます。
成功の法則も知り抜いています。
もっとその先の、遙かな高いレベルの事をも、軽々とやって退けています。

しかし、そこに到るまでの地道な努力も知らず、物真似ばかりをする輩は軽蔑します。
繰り返します。

真剣に物真似を勝手にしないで下さい、絶対に97%以上と言う成功率は出せませんから。
せいぜい60%が良い所でしょう。
それでは患者さんが大迷惑です。

こう言う事態があるから、私は私の治療の最新情報は出せません。

コソコソ物真似するべからず!

インプラントとマイクロCT

2007年04月24日 | Weblog
今日は専門的に成る話をします。
最近、前歯にインプラントする事が流行っています。
特に、抜歯即時で植立してしまう、時によっては即時荷重と言い仮にですが仮歯を綺麗に入れて差し上げられる治療が、話題の中心です。
しかし、この治療は上手く行けば大変に効果的ですが、拙い時には大変難しい事態を招いてしまいかねないのです。

そこで、今日は専門家向けに、成功のコツをお話しましょう。
上顎の前歯はCTで見ると分かりますが、歯根が骨の上に張り付いている感じです。
歯頚部は骨のほぼ真ん中にありますが、根の先にいくと完全に飛び出してしまっています。
これが、日本人だけなのか、外人も同じなのか私自身では知らないのですが、日本人はまず間違いなくそうです。
ですから、抜歯する時に、余り抉っては骨の壁が壊れ難しく成りますので、この点に注意をして下さい。

そして、非常に重要な植立ホールの形成ですが、インプラントの先端が骨の真ん中にあるように意識して形成して下さい。
この時に非常に難しいのが、骨の斜面に形成しなければいけないという点です。
インプラント用の通常のドリルでは、滑ってしまいホールが上手く行かないことが生ずるのです。
これを解決するには、先端が角張ったバーを使用する事がベストです。
通常のエンジン用の長いフィッシャーバーで削るのが、ずれずに非常に効果的です。
始めの皮質骨さえしっかりと削れれば、後は海綿骨ですからしっかり把持して細いドリルから順次慌てずに形成するなら、大体骨の真ん中に行きます。
これは結局海綿骨が一番柔らかい所をバーが進む為に、無理に力を加えずとも自然に任せればそこに行くのです。

以上が一番安全で、確実な形成の方法です。
くれぐれもバーのブレは押えて、しっかりと形成して下さい。

そして、これが一番重要ですが、マイクロCT(3DX)で見ると、完全に骨を把握出来るという事です。
そうすれば、その情報を基にして予めここに歯が欲しいと言う所に仮に歯を作っておいて、それと組み合わせてCT上でインプラントを埋める方向を決めれば、始めから綺麗に歯が入れられると言う事です。
これが出来れば、難しいGBRや歯肉造成なんかしなくても、実に綺麗に治るのです。

これが、新しい時代の治療である事は間違いないと言えるでしょう。
ですから、私はGBRや歯肉造成難しい治療は止めませんかと提案しているのです。
マイクロCTと拡大鏡下の新しいインプラント治療は、確実に患者さんに快適な治療を提供します。



インプラント治療レベルの比較話

2007年04月23日 | Weblog
ネットで検索されて、インプラント医を探す方が増えています。
私自身がその恩恵に大変浴しているので、偉そうな事は言えないが、私は然程お金にものを言わせて集客していない。
どちらかと言えば、取っ付き難い怖いイメージを持たれるのに、良くぞ来て下さる方には頭が下がる。
私のブログは、かなり本気で怒っている事が多いからだ。

では何に怒っているのかと言うと、皆こぞって自分の所は世界的にも最新のもので、安心安全です、と成っているからだ。
そりゃ、たいしたレベルじゃないなんて書いてたら、誰も見てくれないだろうし、来ようと言う気にも成らないだろう。
しかし、宣伝が強く、言いっ放しで中身が全くない物には、いい加減にしなさい、と言いたい。

ネット上には虚偽でも取り締まる公正な機関が無い。
言った者勝ちな世界である。
本当にいい加減にして欲しいものだ。
そこで、皆さんに中身にご注意と言う事を喚起したい。

インプラントの世界の流れに関しては、世代交代のお話をして来た。
現在は第4世代、GBRや歯肉再生処置を華やかにしている時代を反省気味で、患者さんに優しい、ショートインプラント、グラフトレス(GBRしないと言う意味)、傾斜植立等の時代である。
患者さんに難行苦行を強いる時代は、去ったのだ。

なのにいまだにGBR全盛で、サイナスが上手いですとか、派手な大きな外科を宣伝している所ばかり。
悲しい事実だ。

いったい何時になったら、こう言う時代が終了し、患者さん主体の治療(但し患者さんが全てを絶対支配する治療ではない)が本流になるのであろう。

私自身は2003年に眼が覚め、改善して現在に至っている。
その成果の素晴しさは、患者さんがビックリするレベルの治療を出来ている、と言う事である。
私に中では、難行苦行を強いない治療はもう解決した。
ここから先は、更に進化して患者さんに快感を与えられる治療である。
心身ともに、心地良い感じを与えられる治療、それが目標である。

どうするかの道は見えてきだしている。
後は修練、鍛錬あるのみである。

いろんなDRがいて、それぞれのレベルがある。
本気で救おうと言う意志が見えるところを見付けるべきであろう。
そこに引っ掛かって、当院の患者さん達は私の医院に来て下さる方ばかりだ。
だから皆さん必ずこう言う。
"先生、本当に私でも出来ますか?”と。
で私は3DXを精査して、勝算が立った時には、出来ますと説明する。
この割合がほぼ98%である。

軒並み名立たるインプラント医で断られた方々ばかりである。
やれGBRしますとか、サイナスリフトしますとか、大変な長期間を提示されて頼られて来られる。

出来ないとは言えないし、又、有り難い事に上記のように断らない。
とたんに皆さん、はにかんだ様な笑顔になる。
良かったと安心されるからであろう。
私も、勿論嬉しい。

そして、オペをしていつもお話しているように成功させ続けている。
でなけりゃ、叩かれて潰れてる筈、今頃。
こんな難しい誰も出来ないようなオペでも成功するのに、巷では失敗話が溢れている。
本当に悲しい。

皆さん、くれぐれもDRのレベルを見極めて、後悔しないようにお祈リ申し上げたい。

インプラントのトラックバックはするな!

2007年04月22日 | Weblog
嫌がらせなんでしょうが、トラックバックを勝手にして来る馬鹿がまだ居ますね。
懲りませんね。

何度でも宣言しますが、私がしているインプラント治療とレベル的に拮抗していないと思われるものなので、全て削除しますから。

私の治療は、私しかしていません。
今日もセミナーして来ましたが、受講者の反応が大変に良く、こんな話聞いた事が無いと、大変に喜ばれました。
私自身の経験に基き、即時荷重を始めるに当たっての、根本概念から細かいノウハウをお話しました。
ブログのような、誰が見ているか分からないものではない身元のしっかりと把握出来る方々でしたから、まず私でなければ確信をもって話せないだろうという内容ばかりをしまくりました。

今日の話で、安心出来る即時荷重を実践する方が増えてくれたら非常に嬉しいです。

私に断りも無く、かってにトラックバックする無礼は輩には、聞かせられません。
だから症例報告も控えているんです。
自己流で真似されて失敗されたら、患者さんが気の毒だからです。

下らない嫌がらせは即刻止めよ!

インプラントDRを選ぶポイントは?

2007年04月20日 | Weblog
チョット、話がずれるのですが、いつもの話の関連で気付いて欲しいのですが、私は総義歯には絶対の自信があります。
これがかつては群を抜いて自分の中では、レベルが飛び抜けて高いんです。
漸く最近、インプラントとかペリオが、追いついて来たかなと言う感じです。
しかも自慢ですが、総義歯のこの境地の入り口に、私は若干28歳で立ちました。
恩師が太鼓判を押してくれた、免許皆伝を授けられたからです。

その内容は、一子相伝を旨とせよと厳命されている為、大っぴらに出来ません。
体得して頂くしかないので、弟子入りして頂いてハンズオンで授けるしかないからです。
お陰でうちのDHは義歯が上手いです。
10年選手の普通のDRよりも上手いと思います。

私の腕がどれ位通用するかに関しては、PRDで認められている実力のインプラントから逆算して考えて下さい。
総義歯の方が、まだやや上であると自覚しているからです。

で、インプラントをする上で総義歯の実力が大変に生きています。
簡単に言うと、触診を総義歯を通じて修得しているので、改めてインプラントをする時に中の骨の状況を把握する能力が活かされたと言う事です。
この事は、2006年のシアトルでのインプラント学会AOで、重鎮DRベッカーが"私にはマイクロCTは要らない。私には、これがある。”と言って人差し指を満場の聴衆に向けて突き上げた時、そこの観衆は大爆笑し、満場の拍手喝采だった事があった事から、彼らもその重要性を認識していると思います。

この触診に関して、その重要性を強く指摘しているのは、余り見ません。
幾らマイクロCTで見ようが、コンピューターでナビゲーションしようが、術中に患者さんとDRを救うものはないと強調して置きます。

義歯は嫌いだとか、苦手だとか主張する事は、患者さんには危険な事であると考えて良いと、私は個人的に考えています。
お口の中を再構築する治療であると考えれば、義歯もインプラントも、同一線上にあります。
審美的な治療は、世界で一番初めに始めたのは総義歯の世界です。
審美の内容は、総義歯の世界で語られ尽くしていると、私は考えています。
何故今更、インプラントや歯周病の世界で語られているのか,理解出来ない位です。
裏返して考えて下さい。
つまり、その業界においては、審美は二の次であって歯が残せる、機能回復出来ればそれで良いじゃないか、と言う世界が長く続いていた事の逆証明なのです。

何か総義歯の世界が古臭い、古色蒼然たる世界であると言うのは、完全なる勘違いです。
この事を認識出来ている、若いDRが非常に少ない。
ですから、私は警鐘を鳴らし続けます。
何故なら、今総義歯の世界とインプラントの世界は手を繋ごうとしていないからです。
このままでは、ここに生じた亀裂が、将来患者さんにまずい事態を招きかねないと感じているからです。
両方を得意としている、私ならではの治療方法を私はしています。
両方の良い点を活かす治療、それがキーポイントです。

インプラントDRは、こう言う人達なんです。

2007年04月19日 | Weblog
昨日までの世代の違いを話して来ました。
これは、年齢の違いとかで生ずるものではない事を言い忘れていました。
つまり、若いDRでも古い考え方のインプラントしか出来ないDRもいれば、高齢のDRでも凄い新しいインプラント治療している可能性があるのです。
どういう考え方をしているDRか、そのDRの説明を聞いて、私の話した事をよく理解して考えて下さい。
勿論、古い考え方が悪いと決め付けているつもりはありません。
一般的な傾向として、古いDRでは患者さんが辛い苦行を強いられてしまう可能性は高いと思います、と言う意味です。

一般的に、インプラントDRは非常にプライドが高く、中々素直に師匠筋以外の方からのアドバイスは聞きません。
又、私はいつも腹が立つのですが、義歯を過去の遺物と見なし、なんでもインプラントという考え方をされる方が多いです。
セミナー等で声高に、今更入歯の勉強なんてと、笑い声を上げて談笑しているんです。
非常に腹立たしいです。
どうやら、彼らのお頭の中ではインプラントは全く新しいもので、義歯の延長にあるものとは考えていないようです。
この実情に関しては、私は大いに異議有りです。
インプラントとは言え、歯を失った部位を治す方法です。
その根底に流れる補綴の考え方、理論、手技には応用出来るものが沢山あります。
私見ですが、本当にインプラントが上手い方は、義歯も得意にされている方が多いと感じています。
大きな声で、馬鹿な話をしている若いDRには心して欲しいものです。

何でも同じですが、耳当りの良い事しか言わない、やたらに人扱いの上手いだけのインプラント医にはご用心下さい。
腕に覚えのあるDRは、ある程度やはり仕事にこだわりを持っていますから、お喋りは苦手かも知れないからです。
(私は、口から生まれたと言われるくらい、話好きですが・・・)

インプラント治療を考えるなら、本気で本物を探す心を決める事です。
安直に考えていては、それなりのDRに成ってしまうでしょう。
人生を賭けるつもりで、一所懸命に探して下さい。


インプラントDRの分類について3

2007年04月18日 | Weblog
私は、第3世代は補綴主導型を呼んでいます。
補綴主導型とは、要するに最終的な歯が何処に出来上がるかを模型上で決めてしまい、その状況に合わせて骨や歯肉を再生しようと言う考え方です。
これが上手く行けば、非常に審美的で綺麗な歯が出来上がります。
しかし、副作用で骨や歯肉を充分に造り上げてからインプラントを入れて、歯を作り上げられる為、非常にオペの難易度が上がる事と、時間が掛かる事が大きな問題です。
分かり易く言うと、綺麗な歯を手に入れる為に、患者様は結構辛い思い、苦行に長い時間耐えなければ成らないと言う事です。
その理由は、GBR骨造成の難しさと患者さんが味わう痛み、腫れ、辛さと、それだけ辛い思いをしたのにもかかわらず、造り上げた骨や歯肉が思い通りの出来上がるのが非常に困難であり、又、一時出来たとしても、維持させ痩せさせない事が非常に困難である事があります。
それだけの困難を乗り越えて、得られた結果がDR側、患者さん側伴に結局妥協的に成らざるを得ない、と言う実態が判明して来てしまったのです。

ならば、そこまでしなくても、ほぼ同じような成果を、早く、確実に、得られる事が出来ないかと始められたのが、私が、現在、主張している第4世代のインプラント治療です。
その狙いは、患者さんの苦痛の除去にあります。
それが”MISミニマム・インバッシブ・サージェリー”と言う名で呼ばれ出しているのが現状と言えます。
このブログでいつもご紹介している、最小限の手術侵襲で最大限の結果を導き出す治療です。
しかも、やりだして分かった事ですが、生物学的な治癒を最も阻害しない方法であった為に、非常に治り方が良い、始めに考えていたよりも、もっと痛くなく、腫れず、しかも、綺麗に早く治ると良い事ずくめであったのです。
その成果を見て、逆に、そうか生物学的に最も好ましい治療は、当たり前の事だが、侵襲が小さい、傷が小さい方が、体は良い反応をするんだなと、教えられたくらいです。
拡大鏡の使用、マイクロCT(3DX)の活用等がその根本である事は、言うまでもありません。
この世代を第4世代のバージョンアップと、私は考えています。

実は私自身は、自分のやり方は、更に先にある為に第5世代と考えています。
何故かと言うと、私のやっている事は、MISでありながら、補綴主導型の良さも取り入れてしまっているからです。
ここのブログでいつも話している内容がそうです。
抜歯即時植立して、即時荷重で歯を入れられ、しかも骨造成をして歯肉再生までして審美的に治してしまう治療を、たった1回のオペでやってのけてしまう。
概念的な考え方としては、従来全くなかった新しい治療方法なのです。

最初から狙ってしていた訳ではありません。
運が良かったとしか言えませんが、色々患者さんの要望に応え,出来る事を実現していった時に,自然にここにいた、と言う感じなのです。
ここから先、どう改善されて行くのか、私にも分かりません。
改善、改良は、終生続けていくつもりです。

その私から見ていると、残念ながらと言う内容がネットで溢れているので、反発必至を覚悟でお話しました。

患者さんは、どうかご参考にされて下さい。
プロの方は、新しい時代に目覚めて、本気でマイクロCT導入と、海外研修を考えて下さい。

クレームはコメントでどうぞ。






インプラントDRの分類について2

2007年04月17日 | Weblog
今からおよそ17年前にGTR,GBRの情報が日本にも入りだして、騒然と成ってきだした時の興奮は、今でもよく覚えています。
GBR,ガイディド・ボーン・リジェネレーション、骨を誘導して再生させる治療の理論と技術は、全世界に衝撃を伴って迎えられたのです。
本当にそんな事が出来るのか、骨が足りない所に造る事が出来る、なんて凄い夢のような時代が来るんだと、色めき立ったものです。
しかし、いつもの日本の事とて、正確な情報は中々伝わって来ませんでした。
そんな時にアメリカンクラブで開催されたインプラントセミナーで、某有名なインプラントの泰斗が挙手してGBRの事を質問していた事を覚えています。
あれ程の先生ですら知らない事がまだあるんだと,驚きこの分野がこれからなんだなと興奮した覚えがあります。
今から考えると、第2世代の突入期であれ程、業界が騒然として興奮状態であった時は、二度とないと思います。
何しろ、従来は骨がなければインプラントは出来ないとされており、それが根本的に変ろうとしていたからです。
あの時期の興奮は、味わった方なら強烈に覚えている筈です。
インプラントと言うものと出合った時の興奮、それに続くものか、もしくは凌ぐものであったかも知れません。
その時期を潜り抜けて来た方々は、皆一様に今の時代に続く道を自分達が切り開いてきたのだと、自負しているでしょう。
その気持ちは良く分かります。
私は若造ながら、その場に居たからです。
そう言う点では、私は大変に幸運でした。
同級生、年上の方、若い方を見ていてもチャンスに恵まれない方は、時代の動きを知らず、後から勉強して行かねば成らない為に,非常に苦労しているようです。
逆に私から見れば情報が整理されていて、学び易いかと考えていたのですが、適切な指導者に恵まれないと迷ってしまい、混乱して分かり難いようです。

こうして、部分欠損に応用するのと直後に起きたGBRがインプラントの新しい時代を作りました。
これを私は第2世代と考えています。

そうしている内にインプラントでも審美的な治療が要求されるように成って来ました。
これが第3世代です。
と言う事は、従来のインプラントは審美は蚊帳の外だったのです。
これが始まりだしたのが、10年まだ経ったか経ってないか位からです。
当時私も、前歯のインプラントで審美的に治したい為に、工夫をして天然歯に見えるように工夫していましたが、それを出した時に従来のインプラント医の先輩からかなり批判されました。
曰く清掃性が悪い、長期予後が不安である等です。
しかし、同時期に、審美的な治療の報告がすぐに出て、私自身溜飲を下げた事があります。
今では、当たり前所か、審美的にしなといけないとまで変化してしまいました。

この審美的に出来る様になった背景がGBR等です。
骨の形を作れる事が可能に成った為に、補綴主導型と言う概念が生まれて来て、インプラントの適応が更に拡大しました。
これを私は第3世代と呼んでいるのです。

これが現在非常に盛んに行われているインプラント治療です。

長くなりましたので、続きは又明日。

インプラントDRの分類について

2007年04月16日 | Weblog
患者さんはインプラントDRと言うと、皆同じような感覚を持っていますね。
しかし、何度も言いますが違うんです。
そこで今回は反発必死な、インプラントDRの世代分類をお話しましょう。
まず第一世代、私はこれはブローネマルクの一番初めのプロトコールを遵守して、時代に適応出来ないDRを、ここに居ると考えています。
この世代よりも古いインプラントDRは、旧人世代です。
サファイヤインプラントや、ブレード、骨膜下インプラント等をいまだにしているDRです。
私自身ここからスタートしていますので、旧人でした。
私は、ブレードやサファイヤの経験数もそれなりにあります。
20年前からインプラントして来たのですから、その時代はそれしかなかったのです。
その頃に、ブローネマルクが日本に来ました。
そして、全国で研修会を開きまくり、拡大して行きました。
新しかったことは、まずインプラント素材がチタンであった事、バイコルチカルサポートで初期固定を重視していた事。
2回法の術式で切開線の入れ方、オペの仕方、補綴の考え方(高床式で後ろに伸ばす)全てが斬新でした。
しかし、その高飛車な態度、オペ室がない医院は話に成らないとか、メーカーのブランド戦略は非常に嫌味なものがありました。
今では、その影すら見れませんが、そりゃ鼻息は荒かったものです。
当然それを取り入れていたDRは、それはそれはプライドが高く、一つの勢力として急増して行きました。
これらのDRが、第一世代です。

これらのDRは、旧世代を蔑視し、あいつらとは違うと言う戦略でした。
旧世代も、黙って引き下がりません。
何か別のものを求めて、海外から色々入れ出しました。
しかし、世界の風潮でインプラント素材はチタンと言う事に落ち着き、オペ室まではうるさく言わない、例えばITIのような1回法で表面がざらざらしているインプラントをやり始める方々が増えて行きました。
もうその頃は、ブレードやサファイヤや骨膜下インプラントをする方は殆ど消滅して行きました。
原因は成功率の低さと長期的な予後の悪さでした。
かつてはインプラント認定医私見でも10年以上でOKであった時期があったのです。
その為に、つい10年前位にある北九州の有名なS先生がインプラントは10年以上も持ってしまう、と言う言い方をしていた位です。

そして、インプラントが信頼が出来そうだと分かり始めて、部分的な入歯に変りそうだと応用されだしたのが第2世代でしょう。
又その頃と同時にGBR骨造成が出来ると言う話が出始めたのが17年前位からで,GTRと言い歯周病でも、支持組織を再生出来るの治療が出始めて、その応用としてGBR骨を再生する治療が出始めました。
これも、日本のN先生が世界でも3番目か位に発表をし、センセーショナルに取り上げられました。
しかも、この概念で世界で一番の権威に成ったのが、ブーザーで皮肉な事にITIの世界的DRでした。
そして世界的にGBRを皆が先陣を争ってしだしました。
元来、GBRは骨移植を避けるための手段として考え出されたものだったのです。
GBRで骨を造れば、別の部分に傷を付けず骨を造れる、それが特徴な筈でした。
ここら辺までが第2世代と言えるでしょうか。

長くなるので、続きは明日話します。

いよいよ来ましたよ、PRDの学会。本番です。

2007年04月13日 | Weblog
遂に詳細が送られて来ました。
以下に示します。

PLEASE CONFIRM TO ME VIA EMAIL cthomas@quintbook.com THAT YOU HAVE RECEIVED THIS INFORMATION AND WILL BE PRESENTING YOUR POSTER IN BOSTON





RE: Poster Presentation at The 9th International Symposium on

Periodontics and Restorative Dentistry

Titled Poster: Immediate Implant Loading with Simultaneous Guided Bone

Regeneration: 76 Case Reports



Dear Dr. Matsumoto,



Further to my previous email informing you that you have been chosen to present your poster in Boston, the following are instructions related to your presentation.



You have been assigned Poster #12. Your poster should be positioned in your assigned space on the 4th floor in front of the Lecture Ballrooms of the Marriott Copley Place Hotel during the Symposium from Thursday, June 7th through Sunday, June 10th. You may begin setting up after 3:00pm on Wednesday, June 6th so that you will be ready by 10:00am on Thursday.



You will be provided with a bulletin board 8 feet high x 4 feet wide (horizontal presentation only). When preparing your poster, please include a label at the top of your poster space indicating the poster title and the author(s). Keep in mind that any text and illustrations will be viewed from a distance. Most importantly, your poster should be self-explanatory so that you are free to discuss any particular points raised by inquiry.



We would also like to point out that each day there will be a lunch break as well as morning and afternoon breaks. We encourage you to be at your poster to answer any questions which the attendees may have. The winners will be announced during the welcome reception to be held on Friday evening at the hotel. Awards will be presented at this time.



We wish you good luck with your presentation, and look forward to greeting you in Boston!



Carol L. Thomas

Symposium Coordinator

Quintessence Publishing Co Inc
4350 Chandler Drive
Hanover Park, IL 60133

さあ、全く新しいインプラントの発表をしますよ。

即時荷重インプラントで歯を救う

2007年04月12日 | Weblog
私が、部分欠損に対しての即時荷重インプラント治療にこだわっているのは、部分的に歯がなくなって困っている方が、一番多いからです。
国内で作製されている部分入歯の80%が、箪笥にしまわれていると言うデータが、影のデータとしてあるらしいです。

それ位、皆さん部分的に歯がなくなってしまうと、入れ歯を作っても入れないで残っている歯で無理してでも噛もうとするそうです。
しかし、これが最も良くない結果を招きます。
残っている歯に負担がかかる為に、早晩又その歯が悪くなってしまうからです。

では、部分入歯をしていればOKかと言うと、今度はバネ等が係り支えている歯が揺れてしまい悪くなってしまいます。
つまり、部分的に歯を喪失すると、どんな治療方法を取っても残っている歯に負担が増し、遠からず悪くなる可能性が非常に高くなるという事なのです。

それを予防するには、インプラントが一番なんです。
インプラントなら残っている歯に負担をかけないで、残せる事が出来るからです。
しかし、それでも時間が掛かれば掛かる程、残っている歯の負担は増えてしまいます。
出来るだけ早く、インプラントによる噛み合わせを支える部位を、増やす事が出来れば、当然残っている歯の負担もいち早く軽く成ります。
ですから、私は即時荷重にこだわっているのです。

残されている歯を少しでも助けたい、何でもインプラントにしない為にこそ、最小限インプラントを用い噛める部位を増やしたい、と願っています。

ところが、現在即時荷重を部分的に成功させるのは非常に難しい、とされています。
即時荷重は、1本の抜歯即時植立でのものが即時で仮歯を入れるものが成功し易いと言われており、次いで総義歯、無歯顎の場合に6本以上に左右でなるように植立して歯列がアーチ型に作って治すのが成功し易いと言われています。
実は、部分的な欠損が一番難しいと言われているのです。

しかし、患者様が一番多いのは部分的な欠損を抱えた方なのです。
要するに、即時荷重インプラントが最近言われだしていても、実効性にはまだまだ問題があると言う事です。
これは何も国内に限らず、世界的な流れででもそうです。

世界中の患者様、DRが困っているのです。
ですから、私の微力な力でも加えて、何とか新しい地平線を築きたい、世界の困っている方の力に成りたいと考えて、直向きに精進、鍛錬しているのです。

インプラント情報を操ろうとする姑息な手段を使う輩がいます。

2007年04月11日 | Weblog
ニュートンと言う科学雑誌がやっているニュートンドクターと言うHPがあります。
そこにドクターアドバイスと言うコーナーがあり、私も時々書き込んでいます。

それが今日、編集部から電話が急にあり、内容にクレームが来たので消去しますと連絡が来ました。
そんなに拙い事を書いたかのかと読み直してみたんですが、私にはそうとは思えません。
以下にコピーしますので、こちらにに残します。

>インプラント治療が、素晴しい成果をもたらす事が明らかに成るに連れ、インプラントにしようかなと考える方が非常に増加しています。
ところが、残念ながら簡単に考えている方も増えていて、他の方の成功例を余り詳しく聞かず、安易にしようとされて大変な思いをされている方も増えています。
簡単に言うと、失敗をされてから詳しく調べ出す方が多いという状況なのです。
これでは順番が逆です。
自分の状況、そして現在のインプラント治療の標準レベルについて,詳しく調べた方が良いですよ、と明言します。
今はまだそれ程騒ぎにもなっていないし、表立っていませんが、上記のように失敗されている患者さんが物凄く増えています。
その増え方は、インプラント患者さんの増え方よりも、比率で言えば多いのです。
インプラント患者さんが増えるよりも、トラブルの方が増える率が高いと言う事です。

その大きな原因に、インプラント医が経験不足にもかかわらず、非常に難しい治療GBR骨造成や歯肉再生FGG,CTGをしてしまう事があります。
最近のHPを見ると、骨が足りない方でも出来ますよとか、他院で出来ないと言われた方でも出来ますと、謳っているものが非常に増えています。
では、その実際の成功率をご存知ですか?
ゴッドハンドと言われているDRでも70%位だそうです。
と言う事は、経験値の浅いDRは恐らく50%位に成っているでしょう。

そして、怖い事ですが、この治療法がDRの腕の証明ステイタスに成っている為、DR側はやりたがっていると言う事実があります。
専門誌上で見かける講習会の案内を見る度に、私は背筋が寒くなります。
こうして、又泣かされる患者さんが出てくるんだなと。
骨造成GBRや歯肉再生FGG,CTGはかなりの応用の手術で、誰しもができるように成るものではないと、断言します。
名手でも成功率70%がやっとなんです。
多分、日常的に出来るDRは限られて来るでしょうが、それまでには相当の時間を要すると考えます。
いましているDR達は危険であるという事です。
本物かどうか、よく調べて下さい。
本物ならば、データを自分の患者さんで示し、過去の経験等などから納得出来る説明が出来るでしょう。
自分を信じて任せてくれ、は駄目です。

こう言う難しいインプラント治療が、安易に宣伝されている現状は、非常に危険であると考えます。
本当に素晴しいインプラントというものが挫折してしまう、先進国内で益々落ちこぼれに成ってしまっては、非常に残念です。
DR達はこう言う自体を真摯に受け止め、向上する事が急務であると、予言するものです。

又、患者さんには、やはり、安易に考えず充分に予習をしてから何処のDRで治療を受けるかを決めるべき、とアドバイスします。
自分を救うには、まず自分が努力するしかないのです。
その気に成って調べるなら、今日程情報を入手出来る時代はないからです。

まずは自助努力をお願いします。<

以上です。
何が拙いんでしょうか?
こう言う情報ほど、患者さんには有益なのではないかと信じます。

抗議のある方はどうぞコメントして下さい。
真っ当な議論は大歓迎ですから。

インプラントDRの悩み

2007年04月10日 | Weblog
今日も又、悩まされる患者さんが出てしまいました。
私は部分的な欠損で部分入歯に成りそうな方に、抜歯即時植立、即時荷重、同時GBR骨造成歯肉再生治療をしています。
勿論、総義歯の方にもしていますが、時々お約束を守って下さらない方がいて、非常に困っています。
私の治療で手術をしたその日から1ヵ月半一所懸命に治る努力をされた方は、こちらがビックリするくらいに治り、良かったねに成ります。
しかし、中には私の手術が本当に軽くて何ともなかった為に、安心し切ってしまい、一所懸命に成って下さらない方で治りが悪い事が起きるのです。

患者さんの中には、オペ手術を終了すると何かそれで無事に終了してしまうと、もう終わり、と言う感覚に成ってしまう方がいるようです。
全く違います。
この事は強調しておきます。
インプラント治療は、オペで終了なんかではありません。
特に即時荷重で仮にでも歯が入ると、その日と2~3日は恐る恐るでいるのですが、何も起きず快適な状況が判明してくると(私に対する感謝は甚大なものがあるのですが)途端に油断してしまうのです。

実はオペをしてからの1ヵ月半が、人間の体の中でそこの部位を治そうと一所懸命なんです。
その大切な期間を、その本人自身が気付かず無辜に過ごしてしまう事が、時々起こるんです。
残念です、物凄く悔しいです。
本来なら無事に治り、何事もなく安心出来る状態なのが、まだ気を付けなければ成らない状況が続くからです。
勿論インプラントはくっ付きます。
但し時間が凄く掛かるのです。
チャンと努力してくれたなら、殆どの方が1ヵ月半で安心出来るデータを示します。
色んなパターンがあり、どれ位伸びるのかは一概には言えませんが、本来の期間より確実に伸びます。
申し訳ない事に、半年掛かった方もいます。

もう一度言います。
オペ後が、一番、人間の体はそこを治そうと一所懸命なんです。
その期間、私の指示通りに努力して下さった方ほど、素晴しい治り方をします。
1ヶ月半経って治りが悪いからで,慌てて改心しても遅いんです。
体の治る反応の一番活動的な期間を、逃してしまったからです。
まさしく後悔先に立たず、です。

即時荷重をしまくって、しかも部分的な治療をしていると、他の部位に歯がある為に、患者さんの協力が治りを左右します。
患者さんは歯がある為に、何ともなくなると、インプラントの部位に気配りが足りなくなりがちだからです。
その為に、部分入歯の方の方が、非常に即時荷重インプラント治療は、難しいものがあります。
時々させて頂く総義歯の患者さんの方が、色々考えるとシンプルで治し易いとも言えるでしょうか。
特に私は、総義歯のスペシャリストの顔も持っていますので。
悪い冗談ですが、こう言うトラブルを経験する度に、難しい歯周病の患者さんは全て抜歯した方が良いのかと悩んでしまいます。
実際そう言う治療をしている(ALL-ON-4)も見ますから、それなりの理由・整合性があるんだなと感じてしまう位です。

しかし、部分欠損で部分入歯が嫌で即時荷重インプラント治療したい患者さんの為に、必死で頑張るDRが一人くらい居ないと考えて頑張ります。
それだけ、部分的な即時荷重インプラント治療は難しく、レベルが高いからです。
やれる人間が諦めたら、決して発展しないからです。
私は私の経験が未来の患者さん・DRの為に成ると信じ、一所懸命に即時荷重治療をし続けます。
嘘偽りなく1日で歯を入れて差し上げられる治療こそ、患者さんの望むものと信じるからです。