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インプラントDRを選ぶポイントは?

2007年04月20日 | Weblog
チョット、話がずれるのですが、いつもの話の関連で気付いて欲しいのですが、私は総義歯には絶対の自信があります。
これがかつては群を抜いて自分の中では、レベルが飛び抜けて高いんです。
漸く最近、インプラントとかペリオが、追いついて来たかなと言う感じです。
しかも自慢ですが、総義歯のこの境地の入り口に、私は若干28歳で立ちました。
恩師が太鼓判を押してくれた、免許皆伝を授けられたからです。

その内容は、一子相伝を旨とせよと厳命されている為、大っぴらに出来ません。
体得して頂くしかないので、弟子入りして頂いてハンズオンで授けるしかないからです。
お陰でうちのDHは義歯が上手いです。
10年選手の普通のDRよりも上手いと思います。

私の腕がどれ位通用するかに関しては、PRDで認められている実力のインプラントから逆算して考えて下さい。
総義歯の方が、まだやや上であると自覚しているからです。

で、インプラントをする上で総義歯の実力が大変に生きています。
簡単に言うと、触診を総義歯を通じて修得しているので、改めてインプラントをする時に中の骨の状況を把握する能力が活かされたと言う事です。
この事は、2006年のシアトルでのインプラント学会AOで、重鎮DRベッカーが"私にはマイクロCTは要らない。私には、これがある。”と言って人差し指を満場の聴衆に向けて突き上げた時、そこの観衆は大爆笑し、満場の拍手喝采だった事があった事から、彼らもその重要性を認識していると思います。

この触診に関して、その重要性を強く指摘しているのは、余り見ません。
幾らマイクロCTで見ようが、コンピューターでナビゲーションしようが、術中に患者さんとDRを救うものはないと強調して置きます。

義歯は嫌いだとか、苦手だとか主張する事は、患者さんには危険な事であると考えて良いと、私は個人的に考えています。
お口の中を再構築する治療であると考えれば、義歯もインプラントも、同一線上にあります。
審美的な治療は、世界で一番初めに始めたのは総義歯の世界です。
審美の内容は、総義歯の世界で語られ尽くしていると、私は考えています。
何故今更、インプラントや歯周病の世界で語られているのか,理解出来ない位です。
裏返して考えて下さい。
つまり、その業界においては、審美は二の次であって歯が残せる、機能回復出来ればそれで良いじゃないか、と言う世界が長く続いていた事の逆証明なのです。

何か総義歯の世界が古臭い、古色蒼然たる世界であると言うのは、完全なる勘違いです。
この事を認識出来ている、若いDRが非常に少ない。
ですから、私は警鐘を鳴らし続けます。
何故なら、今総義歯の世界とインプラントの世界は手を繋ごうとしていないからです。
このままでは、ここに生じた亀裂が、将来患者さんにまずい事態を招きかねないと感じているからです。
両方を得意としている、私ならではの治療方法を私はしています。
両方の良い点を活かす治療、それがキーポイントです。


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