インプラントの学会は今回名古屋で開催されました。
安心安全を最重視する流れを定着させるべく、毎年毎年一所懸命に開催されています。
しかし、私はここ5~6年以上前から、今発表される手術の術式、方法が非常に大き過ぎる、侵襲が大きいのでは、と感じて仕方がありません。
それは、実は海外の学会に出ていても全く同じです。
歯茎に切開を入れて、歯茎を骨から剥がして、骨を完全に露出させて植立する、と言う基本に忠実な術式から始まるものが殆どなのです。
たまにフラップレスと言う歯茎に穴を開けてそこだけでインプラント植立すると言う、PCガイド型の術式が報告されますが、それは例外的扱いであり、まずは切って開いて骨出して穴掘ってインプラント埋めて歯茎を沢山糸で縫って、と言うのが当然とされる方法として出されているのです。
そして、その事に対して殆ど誰も疑問を持たない、インプラント手術なんだから、骨を露出させ糸で縫合するもんでしょ、と言う反応、と言うよりも何も問題を感じていない、のが現状なのです。
これらに対して、私は凄く違和感を感じ、これでは患者さん達が可哀想だ、インプラント手術で痛い思い、腫れて大変な思いをされてしまう患者さんが今後益々増えてしまうだろう、と危機感を抱いて仕方がないのです。
私がその事を指摘すると、業界人は皆賛成をしてくれます。
しかし、仕方がないんですよね、皆がマツゲン先生みたいに殆ど切らないで植立する技術を持っていないし、どうしても怖いから骨を見てしまうんですよね、と言い訳をされるのです。
これらに対して、私はそんな事はない、歯科用CTも発達しているし、触診もする事が出来るなら、大き過ぎる手術の80%以上は極小さい手術の方法に改善出来る、と主張します。
現に、私自身が私の元に来て下さる、私が主張している手術、極小手術による痛みや腫れのない即時荷重で直ぐに綺麗な歯が入るインプラント治療を求めておられ、その願いに私は殆ど答えて来ているのです。
やり始めた2003年から歯科用CTを入れる2006年前半までは、私自身が触診と経験でのみ極小侵襲のインプラントを行って来ていました。
大変良く労をして来ましたが、本当に実質3年間のインプラントオペ300以上の99%以上を切らない剥がさない手術方式で成功させて来ました。
歯科用CTを入れてからは、更に事前の予測が出来るようになった為に、99,99%以上の確立で切らない剥がさない、だから痛くない腫れない、そして楽に綺麗に早く治るインプラントを行って来ています。
当然、今尚進化はし続けて来ており、切らないでも骨を造成できる方法、歯茎を再生させられる方法を組み入れ改良発展し、今に到っております。
その経験上から、今行われているインプラント術式の殆どはやり過ぎている、切り過ぎだ、剥がし過ぎてる、そこまでしなくても同等の結果、審美的治癒は出来る、と私は業界全体に抗議をします。
安心、安全との両立の意味からも、大き過ぎる手術の改善、改良は、全世界的にも求められる事でしょう。
殆ど切らない剥がさない手術の方こそ危険だ、と言う考え方をする先生方には、間違っている、触診と歯科用CTを診ないのですか?と疑問を投げ掛けます。
正しい骨の分布、形態、歯茎の厚み、硬さを把握する事が出来るなら、インプラントを殆ど切らないでも植立は出来るんです。
これはコペルニクス的従来の考え方、概念の変更をしていただかないと理解出来ないのかも知れません。
しかし、本当に出来るのです。
私は2003年からして来ました。
患者さんの苦痛をなくす事、早く楽に治せる事、綺麗に安定して長持ちする事は、チャンと全て出来るんです。
まず、それを信じる事、まさか馬鹿な、出来る筈ない、ではなく、本当にそんな世界があるんだ、出来るんだ、と信じる、これが重要です。
何故なら、私の元に来られる患者さん、先生方が全員、そう言う夢見ない事を探し求めて辿り着かれた方ばかりだからです。
夢を信じて諦めない事、真摯に探す事、楽天的である事、未来を信じる事、努力する事なんです。
全ては夢が叶った時に分かって貰えるでしょう。
夢は叶う!
私も、患者さんの為に業界の流れを変える、真の低侵襲即時荷重審美インプラント治療を広め大きな潮流とする、と言う大きな夢を叶える為に、一所懸命に頑張ります。
夢は叶います!