直ぐに歯が入るインプラント治療を、即時荷重とか即時負荷と専門用語では呼んでいます。
これらの治療は、一般的に手術した日からインプラントで支えられた綺麗な歯を入れることを意味しています。
少し前(今でもそうかも知れませんが)、手術してから48時間以内とか、時には1週間以内と言うような定義も主張されていた時代があり、中身がてんでんばらばらでした。
それが最近漸くかなり整理されて来て、即時荷重、即時負荷は当日に歯を入れられること、と事実上成って来ているようです。
因みに、私自身は2000年当時から、その日に歯を入れるのが即時荷重、として使って来ました。
そして、現在即時荷重、即時負荷が何だか当り前の感じで感じている業界の方、患者さんが増えて来ているようです。
時代の流れとしては、インプラント植立したら歯が直ぐ入る、と言うのが新しい常識になると、それが出来ない先生の元には患者さんが行かなくなるでしょう。
今は過渡期なので、即時荷重をしていない、出来ない先生方は、一般的にその患者さんの骨の状態、噛み合せの状況等であなたには即時荷重は出来ません、と言っているでしょう。
確かに、今即時荷重、即時負荷をしていると出している先生方も、普通には骨が無いとか条件が悪いとかでは即時荷重、即時負荷は出来ません、と言っていることでしょう。
しかしい、私は違います。
私が普段から95%以上の確立で即時荷重していますよ、と書いている患者さん達は、殆どの方が骨造成とか歯茎再生とかの再生治療を施さないとインプラント出来ない、と普通に言われるだろう患者さん達です。
昨日書いた話に続くのですが、この業界に長く関わって来たメーカーの社員さんとのやり取りで、自分自身でも気が付かされたのですが、こんな骨の状態で平気で即時荷重出来る、と話しているのが凄く感動されたのです。
先生、これって当然GBR骨造成するんですよね?と聴かれたので、私は笑いながら勿論ですよ、骨全然足りてないじゃないの3DXで見えてるでしょ、こんな状態ですから歯茎だって再生させないと出来ませんって、と話したのです。
そうしたら、そのメーカーの方がビックリした声を上げて、凄い、そんなこと出来る先生始めて見ました、と感激して下さったのです。
そうか、これって専門家ほど凄いって感動する事なんだ、と改めて気付かされたのです。
ですから、昨日も書きましたし、詳しくを今日書いています。
メーカーの方はかなり色々な先生の所に出入りし、即時負荷の仕事とかも見ていたそうですが、私のような通常GBR骨造成してからの筈の症例を、まさか即時荷重と同時で遣って退けている先生は見たことがないそうです。
でも、私はもう8年以上やっているよ、と言ったらもっとビックリしていました。
先生、世間一般の進んでいる先生方より更に進んでいるんですね、と。
そうか、これって、本当に凄いんだって、とても嬉しくなりました。
でも、私はこう言う時代が必ず来る、来させないといけない、そうしないと患者さんが可哀想だと思うのです。
患者さんは早く歯が欲しいのです。
骨にインプラント入れて欲しい訳じゃないのです。
綺麗な動かない歯が欲しい、それが本音です。
その夢を実現する、それが私の夢です。
私が諦めない限り諦めないで欲しい、それが患者さん達へ届けたい私の願いです。
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