大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

又専門誌上で即時荷重をコンピューターで誘導する話が出てますが

2007年04月27日 | Weblog
案の定総義歯、しかも上顎です。
何度も強調しますが、インプラントの需要のかなりの方が部分的な欠損で、それに対して即時荷重を成功させる為の指標を示しているものがなさ過ぎる。
総義歯の患者さんに関しては、そこまで固定式にこだわる必要が、現状の日本においては、やや珍しい部類に入るのではないでしょうか?
特に上顎の関しては、適応症が相当に限られ、口蓋に床を設定出来るなら、総義歯でかなりのレベルまで治せるでしょう。
義歯が苦手なインプラントDRは知らないのかも知れませんが、総義歯の難しさの最大の原因は下顎の不安定さです。
それによって上顎の総義歯も落ち着かず、難しい事態に陥るのです。
即ち総義歯の解決のコツは下顎に有りなのです。
今月号の内容は、下顎の両奥歯がインプラントで回復されていて、上顎の6本インプラントで固定式の即時荷重治療をしています。
患者さんは満足していると書かれていますが、一目で分かる事が、明らかに歯肉と歯と頬で3角形のスペースが存在している。
これは患者さんにとっては、食物残渣が溜まり、人によっては不快感を示す方がかなりいます。
ここまでして固定性にこだわる必要があるんだろうかと、私は考えます。
しかもコンピューターで誘導してやる方法とかで、全く関係ないところの歯肉や骨に穴を開ける治療だし。
意味が分からない。
何で無関係な部位に穴開けるんだろう。
そんな事しないで、始めからインプラントを左右で始めに入れて行けば、そんな事しないで出来る筈なのに。
Teeth-In-Hourは良いけれど、絵に書いた餅に成らなきゃ良いけど、と感じます。

私がいつも思うのは、特殊な症例にしか使えない特殊な治療を報告されても、凄いかも知れないけれど、一般の患者さんやDRには関係のない話に成ってしまうでしょう。
普遍性を持って、語れるようなものでなければ、余り意味がないと感じます。
同じ会社のALL-ON-4もそうだし、この会社感覚が一般からずれ始めていませんか?と感じちゃいます。

即時荷重が望まれているのは部分的な欠損、部分入歯に成りそうな患者さんに対する治療であると言うのは、私の主張です。
しかも、同時に骨を作り、歯肉も再生させ、MIS限り無く痛みがなく、素晴しく快適で見た目も綺麗な審美的な治療。

いい加減に、こう言う特殊なものばかりを有り難がって取り上げる風潮は,見直して欲しいものです。