大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

やはり痛くない辛くないインプラントが望まれていますね

2012年09月30日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
AAP初日で、まだ始まったばかりですが、大満足です。

何故なら、こちらのインプラント治療の方向性も痛くない辛くない低侵襲手術の方向に間違いなく向かっているからです。

正直に言えば、ほらねこっちに来たでしょ!って感じです。

大きく切ったり貼ったり色々しないとインプラント周囲組織は造れない、と考えてる方が日本にはまだまだ沢山、否殆どでしょうが、それば否定され始めた、と言うことです。

否定され始めた、と言うのが悪ければ、改善されだした、と言い換えても良いです。

しかし、私がかねてからこうなると預言し、周りから異端児扱いされていたのが現実に成りだしてるのが目の前で見れて、私は大満足です。

低侵襲手術でもかなりの骨造成GBR歯肉再生は出来る、私はもう10年近く言い続けて来ましたが、世界がやはりこちらに来ました。


即時荷重インプラント治療の時も全く同じで、周りはあいつはおかしい、と言いましたが、現在沢山出来ると自称されてる方は沢山います。(事実がどうなのかは知りませんが。)


私は鼻が効くのと、運がよい為、幸いにしていち早く世界の方向性とその最高峰に巡り合え、それらを組み合わせ改善することが出来て来ました。

患者さんが日本人、と言うのが良かった、と思います。

何故なら、人種的に非常に難しいと言われる方ばかりが患者さんなので、必然的に改良せざるを得なかったからです。

日本人で可能なら、まず間違いなく世界に通用します。

それを成し遂げて来た自信が私にはあります。

凄い幸運です。


明日からが又楽しみです。
明日は朝7時から始まります。

こっちは朝早いんです。

ビックリでしょ!

インプラントトラブル、救えなかった患者さん

2012年09月28日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

フェイスブックでも上げていますが、この患者さんは実は私が救えなかった方です。

さる有名なインプラントDRの為された成れの果てで、患者さんはインプラント不信に成られ、もう二度とインプラントはしたくない、と泣かれていました。


そして、私のリカバリー計画を受け入れられず、やはりさるネットで盛んに宣伝されてるやや安売りインプラントで沢山されている先生の所に行かれました。

その結果、臼歯部のインプラントと割れている小臼歯を抜かれてしまいました。

それも余り繊細ではない処置をされたようで、又々その先生の所にはもう行きたくない、と泣かれてるそうです。

実は私の元に来られたのは、ある先生からご紹介受けてで、その先生はゲンちゃん先生なら低侵襲で治してくれるから、頼ってみたらで来られたのです。


非常残念でしたが、最早救えるチャンスは失われました。

あの状態でただ抜歯とインプラント撤去しかしてなかったら、歯茎、骨の再生は望むべくもなく、凸凹な大変難しい状態になることでしょう。

何でも抜いた先生は傷口治るのに半年以上待って、その治った状態でインプラントすると言う計画だったそうです。

すると、手前の大きな病巣抱えた前歯2本はどうするんでしょう?

CT診たらしいのですが、全体的な見通しの元の計画はどうなっているのでしょうか?

病巣の及ぶ範囲から考えたら、容易に顎堤がかなりの凸凹になることは予想がつくと思うのですが。


私に任せてくれたら抜歯とインプラント撤去と病巣除去を同時に行い、今留まっている歯茎を温存させるためにインプラント植立と骨造成、歯茎再生、仮歯装着して顎堤がなだらかに整うように治せたでしょう。

そうすれば、手術は1回で全て済み、始めから綺麗に歯はあるし、歯茎も整い、後は治るのをひたすら待つだけ、になっていた筈です。

残念で仕方がありません。


救えなかったのは、私にリーダーシップの能力が欠けていたからでしょう。

この患者さんは、これからまだまだ苦しみ続けるでしょう。

私の力が足りなかったばかりに、1人の患者さんが救われるチャンスを失いました。

私は猛反省しないといけません。

リーダーシップ力、人を動かす力、が足りない。

だから、救えない患者さんが出てしまう。

技術がピカ一なだけでは患者さんは救えない。


今羽田空港のラウンジで、AAPに向かう所です。

新たな課題を胸に、私は旅立ちます。


低侵襲即時荷重審美インプラント治療に腕におぼえあり

2012年09月27日 | 日々のインプラント臨床の話

フェイスブックにも公開していますが、この患者さんのインプラント手術も1回きりの抜歯即時植立で低侵襲審美的治療しているものです。

上の歯科用CTレントゲン写真を見ていただければ、歯根周囲に骨が相当溶けてしまってなくなっているのが、歯根を取り巻く黒い画像として出ていて良く分かります。

ここまで骨がないと、一般的には抜歯してソケットプリザベーションして、3~4ヶ月して歯茎の治った後GBR骨造成手術を行うことになるでしょう。

腕に覚えのある先生ならインプラント植立手術も同時に行うかも知れませんが、この患者さんの場合では歯茎が薄くなってしまってて破けて大変なことになる可能性が高いでしょうから、安全策を取る先生はGBRだけに留めるでしょう。

それでも、歯茎が薄くてかなり難しい状況に陥るでしょう。

そうして、歯茎のマネジメントをして何とかそれなりに骨が増えた状態で、インプラント植立と同時に再GBR骨造成手術も併用するでしょう。

ここまで治療が進むだけで、8か月以上もしかしたら1年以上掛かるかも知れません。

これで、インプラントが生着してくれれば良いですが、これだけ骨がないと生着にもかなりの時間を要することでしょう。

仮歯を付けらるなんて、1年半以上先の話になると思います。

 

私の場合は、この患者さん1回限りの手術で抜歯と同時にインプラント植立をしGBR骨造成と歯茎の再生もして終了しています。

実は糸切り歯部位のインプラントで即時荷重出来ていたのですが、側切歯に伸ばしている関係で回転してしまって、結果的にこれは難しいと言うことで、隣の天然歯に接着させて支えることになっています。

そうして、インプラント部位の治癒を待って仮歯を入れられたのが手術後3ヶ月で出来ました。

その後、そして仮歯周辺の歯茎とか骨の落ち着きを待ってジルコニア冠の製作に掛かっています。

今日は、その為のジルコニアアバットメントの試適の治療でした。

実はここまでだけで、期間的には8か月掛かってしまっていますが、予約の関係でずれこんでしまっている、と言うのが正解で、インプラントと骨、歯茎の方は安定していて、歯冠形態に合わせて再生の促進を待っている所です。

もうこれで完成ですから、総期間で9か月、となるでしょうか。

時間の都合がつく患者さんでしたら、後3ヶ月近く早く仕上げられている、と思います。

それでも、治療期間としてはかなりの短縮の効果が出来ている、と言える状態です。

 

それよりも特に強調したいのが、この患者さんは1回限りの手術だけで治していて、低侵襲手術を行っているので、殆どGBR骨造成手術とか歯茎の移植手術での腫れ、出血、痛みと言う辛い思いを全くしていない、させていない、と言うことです。

裏話ですが、この患者さんはフローラルインプラントチームの創始者である大学の先輩の池袋開業の中野先生(今はリタイアされてます)が、「ゲンちゃんならやってくれるんじゃないの」、とご紹介して下さって来て下さっている方です。

先輩で同業者で学生時代から世話になっている中野先生からのご紹介ですから、非常に引き受ける方は緊張しました。

しかも、かなりのハイレベルな治療で、世界的にも例のないようなことをしないといけないモノでしたから。

 

更に裏話ですが、CTG歯茎の移植手術はしませんか、とお願いしているのですが、痛い手術は嫌です、とのことで出来ていません。

私のCTG手術は本当に痛くないし楽ですよ、と一生懸命に説明しているのですが、患者さん自身がこれだけ治っていれば要りません、と言われてしまっています。

因みに、私はCTGに関しても相当に自信があります。

全く痛がられないし、術後出血したり、歯茎が壊死したりで患者さんが凄く痛い思いをする、何てことは全くしていません。

 

これにはオリジナルの改良手術方法をしているからなんですが、ここでは本題ではないので。

知りたい同業者の先生方は是非フローラルインプラントチームセミナーに来て下さい。http://www.implantcenter.or.jp/

実は、フローラルインプラントチームのメンバーの要請で話す、今までは余り話さなかった内容のものです。

 

私と言えば即時荷重、低侵襲手術と言う感じなんで、CTGとかの軟組織の造成手術に関しては要望がなかったので特に話していなかったんです。

ですが、昨年の実習で少しだけ歯茎のマネジメントのお話をしたら、とても好評で、しかも一番受けていたのがフローラルインプラントチームメンバーで、又今年も軟組織のマネジメントの話ししてよ、と言うことで今年はCTGなんです。

審美的な治療の上を語る上で、今やCTGは欠かせなくて、皆さん知りたいんですね。

ですから、それを語ります。

 

この患者さんのお話しに戻りますが、痛い手術は嫌で、1回だけで治して欲しい、と言う強い強いご要望がありました。

それで、中野先生が私の元にご紹介下さって、ご紹介の患者さんだから尚更逃げられない、と言うことで非常に大きなプレッシャーと戦って、何とか勝てたかな?!と言う症例です。

まだ仕上がっていないので、ジルコニアが綺麗に入ったら紹介します。

 

このように、私は”低侵襲即時荷重審美インプラント治療に腕におぼえあり”です。

最大の特徴は、患者さんに辛い思いを極力させないこと、に尽きます。

しかも、1回限りの手術で決着を付けるので、治療期間が劇的に短いです。

多分世界最速だろう、と思っています。

と言うのも、色々はセミナー、学会に国内外で参加していますが、私より早い方にお目に掛かったことが皆無なので。

この患者さんの場合は、それこそ2ヶ月切ってセラミックに成っています。

8週間程度です。

HAインプラントでの抜歯即時でも12~16週ですから、劇的に短いです。

でも、私の使っているインプラントはストローマンSLAですが。

事実として、このようなの劇的に短い期間で治癒させられているのは、私は自分以外に見たことがありません。

 

以上、大馬鹿者、と叱られるかも知れませんが、私は”低侵襲即時荷重審美インプラント治療に腕におぼえあり”です。

 


サムライコンセプトが私のインプラント治療です!

2012年09月26日 | 日々のインプラント臨床の話

私はサムライコンセプトインプラントを標榜しています。

これは私の目指すインプラント治療の概念のキーワードの頭文字を1文字ずつ取ったら偶然そうなったので、そう命名しました。

サは、サイショウゲン最小限の侵襲しか与えない、患者さんにとって痛くなく辛くない手術を行います、と言う考えです。

ムは、ムリムダ無理無駄のない治療手順、手術の進め方をしない、同じ所に何度もの手術をすることのない、具体的に言えば殆どの場合1回法のインプラント手術の仕方をします、と言う考えです。

ラは、ラク楽に患者さんが治療が受けられる、DRにとっても難しくない楽なシンプルな治し方をします、と言う考えで、具体的に言えば現在信じられているインプラント手術治療方法には却って複雑化している為に難しくなって患者さんもDRも辛い思いをしている、と私は考えているので、私の考案したシンプルな術式でここまでのことが出来ますよ、それで充分皆さん満足ではないですか?と言う考えのモノです。

又、別案で恩師DR.ラムのコンセプトを日本人向けに独自に改善改良したインプラントをしています、と言うものもあり、ラム先生のラをいただいていると言うのもあります。

イは、インプラントで直ぐに綺麗に歯が入る、即時荷重で綺麗な歯が入る、と言うこれこそ私独自のオリジナルの術式で、部分的に歯がない場合でも、全体的に歯がない場合でも、どんな場合でも手術直後から綺麗に歯が入るインプラント治療をします、と言う考えです。

これは、即時荷重、即時負荷と言いながら実はいまだに業界全体的に部分的に歯がない場合に関しては治療方法のコンセンサス、ガイドラインが得られていない中、私は独自に12年以上ひたすら即時荷重をどんな歯がない状況の方であっても成し遂げて来ていて、オリジナルで確立したルール、プロトコールに基づいて施術させていただけたなら、成功率は99%以上と言う実績から、私は患者さんにお約束出来ると言う実績が残せている、と言うことです。

全くの偶然なのですが、私の考えているインプラント治療の特徴のキーワードの頭文字を組み合わせたらサムライになったんです。

それで、サムライコンセプトインプラントを称しています。

代表的な治療例は以下に表示します。

1枚目が術前写真で、歯根が崩壊して抜歯するしかない状況です。

この患者さんも、インプラントを考えて色々調べて、1回限りで痛くなく手術して貰える、と言う希望で来られました。

2枚目がインプラント植立手術直後の写真です。

まず信じていただけないでしょうが、本当のことなんです。

我ながら実に綺麗に仮歯が入っています。

この綺麗な仮歯があることで骨を支え、歯茎の再生を助け、綺麗に形を作ります。

そして、3枚目がセラミックの歯が入った時の写真です。

仮歯の時には噛み合わせ等の問題で歯をやや短めにしか仕上げられませんが、最終的にセラミックに替える時にはお顔と釣り合う綺麗な状態に回復させます。

仮歯が綺麗になったお蔭で、患者さんは喜んで下さり、隣の歯の被せモノもセラミックに治して下さいました。

これで、本当にとても綺麗に治りました。

 

手術は本当に1回きりしかしていません。

仮歯は手術直後に入れています。

2枚目の写真の状態で患者さんは帰宅されました。

そして、インプラントが完全に落ち着くまで4ヶ月待って(この場合はデータで安心できることを確認しながらなので、これだけ掛かっています)セラミックに治しています。

これがサムライコンセプトインプラントの典型的な例です。

 

時間がないから1回限りの手術で治したい方、何度も痛い思いをするのは嫌だから1回限りの手術を希望される方、インプラント手術したことが周囲に全く気付かれるのが嫌だから最小侵襲の手術で1回限りで治して欲しい方、治す所が沢山あるけど何度もの手術は嫌な方、手術した日から審美的な歯が絶対に欲しい方、ご希望が叶うように一緒に頑張ります。

他で難しいとか無理だとか、出来る筈がないと否定されても絶対に諦めないで下さい。

少なくとも私は決して諦めません。

 

又、真剣に学びたい先生方、どうぞご見学にお越し下さい。

手の内は幾らでもお見せします。

 

患者さんも先生も、03-3775-0044までご連絡下さい!

 

 


上顎の臼歯部 抜歯即時植立即時荷重インプラント治療 真実の話

2012年09月25日 | 日々のインプラント臨床の話

上顎の大臼歯部も含まれる部位でも抜歯即時植立即時荷重でインプラント治療が出来ます。

この患者さんは他院でGBR骨造成を勧められ、大臼歯部に関しては抜歯してソケットプリザベーションして、それから小臼歯部に骨の幅と高さを作るGBR骨造成して、それからインプラントです、と説明を受けられていました。

そうなると、インプラント植立するまでだけで半年以上、下手すると1年近く待たないといけなくなってしまいます。

それで、私の元に来られ「先生、私のような状態でもブログで書かれているように直ぐにインプラント植立して綺麗に仮歯入れられますか?」と質問されました。

私はそれに対して「大丈夫、出来ますよ。大臼歯の所は抜歯即時植立して、小臼歯の部位はインプラント植立と骨の幅、高さを同時に作り上げて、インプラントの植立トルク値が35Ncm以上を出せたら綺麗に仮歯も入れましょう。貴女の状態なら、私の経験上95%以上の確率で出来ると思います。」と胸を張って答えました。

そして、手術直後のレントゲン写真が下の画像です。

インプラントがしっかりと立っている状態が写っています。

インプラントがあるので、骨の幅を増やした部位もインプラントと仮歯で型崩れしないように保たれ、その状態で治癒して行きます。

このような手術方法は、私独自の発案によるもので、即時荷重インプラント治療することでGBR骨造成したり歯茎再生処置した領域が守られる、それによって治癒期間を劇的に短く出来るものです。

この治療方法の難しさは、治癒した後の歯茎の状態、骨の状態を完全に把握しそれに向かってここにインプラントが欲しい、そして、綺麗な仮歯で造成した組織を支えられるようにしなければならない、と言う所にあります。

言葉で言うだけなら非常に簡単なことですが、従来のインプラント治療でしたら3~4回に分けて手術するものを1回きりで終わらせなければならない、と言うとっても難しいものです。

インプラントの3次元的な位置、その周囲への骨、歯茎の状態、綺麗に整った状態に治すこと、これが難しい、難し過ぎるから、一般的には抜歯から始まって、その後、歯茎の治った状態で骨の形態を整える為にGBR骨造成し、骨の固まった後インプラント植立して、しかも造成骨では柔らかいので即時荷重も出来る筈がなく2回法の手術になり、インプラントの落ち着いた頃2次オペでインプラントの頭出しをして、手術を重ねたことで狭くなった歯茎を広げる歯茎の移植手術をして、やっと仮歯が入ると言う長旅に成ってしまうんです。

そこまでしても手術重ねてしまっているから歯茎が傷だらけになってしまうと言う状態で、火傷跡のようにケロイド状が歯茎の残り、それを又消す為に歯茎の美容整形手術や移植手術をするなんてことまで生じたりします。

手術するインプラント医も大変ですが、患者さんも大変です。

実はこの患者さん医療系の仕事に就かれている方で、我々の仕事内容にも詳しい方です。

ですから、従来のような治療はご免なさいで、私の元に逃げて来た、と言うのが真相です。

そして、私はこの患者さんのご期待に応えて、1回きりで治しました。

5~6回もされてしまう手術を1回きりで、です。

言葉でGBR骨造成と簡単に書きますが、その成功率は80%超えるのがかなり難しい、と言うのが実態です。

もし、20%の方に成ってしまったら、もっともっと手術の回数、リカバリー手術がかさみ、患者さんは苦労します。

医療人だからこそ、この患者さんはそのことが良く分かっていて、私の元に来られたのです。

それを私は僅か3ヶ月余りで、セラミックの歯が入る所まで治してしまいました。

それだけ早く治った裏にはPRP、PPP、CGF、PRGF等々の再生療法があり、超音波治癒促進器が勿論あります。

ここまでのことが出来る時代に成っている、と私は一生懸命に伝えて行きたい。

患者さんは勿論、何度もの手術で辛い思いをさせることに嫌になっている歯科医の先生方をも救いたい。

私は見学に来て下さった先生方には手の内は一切隠しません。

本気で困っていて、患者さんを救いたい、と願っている先生方、どうぞ患者さんを連れてお越し下さい。

勿論、出張オペで呼んでいただければ、全力を尽くして手術させていただきますし、全ての手の内を解説しながら手術します。

時と場合によっては、私の育てたスタッフを伴って伺います。

スタッフ付きであれば、出張先の先生方の医院にも必ずプラスになる色んな全てのことを伝えさせます。

私は本気です。

03-3775-0044まで遠慮されずご連絡下さい。

因みに、明日も出張オペですので、当院は休診です。

本当の世界最新最先端の低侵襲外科手術による、抜歯即時植立即時荷重インプラント治療の全てを正しく伝道して行きたい、本心です。

ご覧に成っている患者さん。

担当の先生に相談して見て下さい。

ゲンちゃん先生を読んでいただけませんか、と。

何回もの手術は受ける必要が本当にあるのでしょうか?

本当にそんなに時間が掛かるものなのでしょうか?

時間は何物にも代え難い大切なものです。

私は時間は命そのものと信じています。

ですから、命そのものを大切にすることはイコール時間を大切にする、無駄な時間は極力省く、有益な時間を沢山取る為に治療に掛ける時間は出来る限り少なくする、これが最重要だと信じています。

本気で患者さんを救い、インプラント業界を根本から変えよう、それが心願です。

 

 

 

 


インプラント学会 大阪で思ったこと。

2012年09月24日 | 日々のインプラント臨床の話

木曜日から大阪にインプラント学会で出掛けていました。

木曜日から行っていたのは、ケースプレ試験と言う専門医取得の為の受験の為です。

そしたら、同じ列の2人隣りがサイナスリフトを日本で広められ、ガイドサージェリーでも良くセミナーをされる菅井先生で、少し離れた列には早春塾長林先生がいて、POIの講師の島本先生もいるし、他にも講師陣として著名な先生が何人もおられてビックリしてしまいました。

どんな内容だったかに関しては、部外秘とされていますので、全く公表出来ませんが、インプラント治療するに当たっての基礎的事項を疎かにしていないかどうかの口頭試問で、やはり合格するには勉強をしっかりとしないといけないものです。

それよりも目立ったのが、とにかく若い先生方の受験生がとても多い。

真面目に勉強していて、偉いなーと思う反面、一般的な歯科治療、歯周病治療レベルに関しては大丈夫なんだろうか?と心配になってしまいます。

今後、今回の学会でもそうでしたが、インプラントの術後の問題、歯周病関係とか、色々な問題が起きてくることが予想されます。

そう言う時に、どうするんだろう?引き出しが沢山あるんだろうか?と不安になりました。

インプラントは確かに良いものですが、しかし、その副作用というか、予後の問題健全な口腔状態を長く終生維持させるには、と言う難しい問題に直面することが間違いなく起きてきます。

そのような重い問いに対して、実は歯科業界側はまだ明確な指針、リカバリー方法を世界的に見いだせていないのです。

そう言う時に、歯周病に対応して来た経験、咬合管理してこれて来た経験は決して無駄にはならないでしょう。

そう言う分野での底の浅い先生がどれだけチャンと対応出来るんでしょうか?

私には不安です。

 

患者さん側は知らないことでしょうが、インプラントのトラブルに関しては早期の撤去、傷口の治癒後3~4か月後に再植立がシンプルで安全である、と言う主張も出始めており、その意見には確かにと思わせる面も少なからずあります。

しかし、患者さん側からすれば、再植立つまりはやり直しと言う選択肢が如何なものなのか、と言う疑念は残るのではないでしょうか。

 

全てを医療側が負担することは経済的にも不可能でしょう。

原因が患者さんの日常生活にある生活習慣病であったりすれば、それは尚更となると思います。

でも、だからと言って全てを又患者さんに負担させるのか?と言うのもどうなのでしょうか。

 

こうして、色々なことを考えると、やはりインプラント治療と言うものは、植立したインプラントは少なくとも20年以上は持ってくれて、その上に取り付ける人口の歯も10年以上は使えないといけないだろう、と私は感じています。

勿論、長く持ってくれることに越したことはないですが、神様から与えられた天然歯ですら色々なことで失われるのですから、人工的なモノがそれ以上の成果を挙げられるのかどうか、に関してはやや心配性である方が良いのでしょうか?

 

まだ国民の中でインプラント治療と言うものへの正しい認識、理解が不足している、と思われる現状の中で、若い先生方が取り組まれるのは、大変だろうなーと心配に成ってしまいます。

時間が経てば解決する、正しいものがいつかはチャンと広まるとは言っても、誤解、勘違いが根付いたら、それを覆すのには非常に時間と労力を要することでしょう。

 

それでも、私はインプラントがバッシングされ適用すべき時にまで適用がされない時代への逆戻りに関しては、それはおかしいと意見を表明します。

部分義歯の辛さ、気持ちの悪さ、使えなさを解決する手段としてインプラントは間違いなく素晴らしいものです。

科学の進化の過程で言えば、インプラントの快適さを知った人類は、二度と義歯と言う不自由な世界に戻ることは考えられないでしょう。

一時的に、問題があると言うことで反省すべき点は反省すべきでしょうが、進化の過程を戻すことは出来ないだろう、と予言します。

 

インプラントの快適さを知ってしまった人類は、ブリッジや義歯に戻れない、と私は確信します。

 

でも天然歯の治療しないでインプラント、と言う選択肢も間違っている、と思います。

ですから、私はALL-ON-4には基本的に反対の姿勢を表明しますし、歯周病治療再生療法の未来に望みを駆けたい、と思っています。

 

我々の時代は、目まぐるしく変化し、急激に進化を遂げる、と言う時代でした。

ですから、非常にエキサイティングな時代でもあり、夢を駆ける時代でもありましたが、反面百花繚乱で乱立の時代でもある、と言えるでしょう。

そのことで、患者さん達も、ネットの進化と言う情報溢れる時代の恩恵と言うべきなのか、反動と言うべきなのか、どうすれば正しいのですか?と戸惑われるばかりではないでしょうか。

 

しかし、残念ながら正しい正しくない、と言う判定基準では判断の下せない時代に今はあるんです。

私はそのことを患者さん達にしっかりと伝えたい。

 

言い換えるなら、何が正しいのかは10年以上経ってみないと分からない、と言うのが一番正解です。

 

私達のような50代の者は、そのことを体感で知っていますが、若い先生方は大丈夫なんだろうか?

彼らの勉強熱心さが、かえって仇になりはしないかとか、そんなことまで心配に成って来ます。

 

特に個人的には歯周病関係の治療の経験、歯を頑張って残す経験値が治療方針、治し方を左右するんじゃないか、と危惧してしまいます。

 

ある有名なインプラントの先生が、インプラント治療は歯科治療をそれなりに修得したその先にあるものだろう、と話されていました。

私もその先生のご意見に全く賛成です。

しかし、現時点ではそのチェックは全く為されていません。

これで良いのだろうか、と考え込んでしまいます。

 

昔々、インプラント勉強していると、義歯が下手だから走るんだろうと揶揄されました。

歯周病治せなくて、歯が残せないからやるんだろう、と中傷されたこともありました。

実際そう言われても仕方がない実態を見させられたのも事実です。

昔、インプラントに関わらないのが良心的医療人である、と言われたことすらあったんです。

 

それが、ここまでインプラントが主役に成っている時代に成って、時代は進んだんだ、と思われます。

でも、主役になり過ぎるのも困った現象ではないの?と私は違和感を感じてしまうのです。

 

日本人は真面目な方が多いから、こう言う時に何が正しいの?と言う価値観で動こうとします。

 

でも何が正しい正しくないの価値観で動こうとすると、価値観が対立した時に動けなくなってしまいます。

 

この際、正しいと言う絶対的価値観を捨てるべき時代なんだろう、と私は感じて仕方がありません。

ではどうするのか、と言うと私は嫌いな言葉ですがエビデンス、確証、根拠を頼りにするしかないんだろうな、と考えます。

 

でも、このエビデンス、個人個人のDRで全く違ってしまうんです。

その違いは時間でしか埋まらないだろう、と歯周病治療の長い歴史の事実を見ていると、そう諦観するしかないんです。

 

願わくば、若い先生方に望むことは、そのインプラント治療の根拠、どうしてそうすることがベストだと考えたのと言う考え方と、二の手、三の手と何かあった時にでもリカバリー出来る手を磨いて欲しい、と思います。

こういうのは、残念ながら経験しながら身に付けるしかないのですから。

そして、その為にはインプラントではなく従来の歯科治療を修得することこそが役に立つ、と私は信じています。

 

根拠、考え方、哲学がチャンとバランスが取れていること、これが最重要なのではないか、と私は思っています。

何故なら、時代時代で科学は進化し、考え方は変わり、何が良いのかは変わり続けるからです。

 

ところが、これら一連のことを患者さん達は意外なほど理解しておられません。

このギャップを埋める永遠に続く努力をあなた方は出来ますか?と言う質問をインプラントを志す若い先生方に敢えて送ります。

 

 

 

 

 

 


長いインプラントを用いる是否、それでも私が使う訳

2012年09月19日 | 日々のインプラント臨床の話

昨日提示した症例の患者さん予後は完璧にグッドだったそうです。

お気付きの方も多いかと思いますが、かなら長いインプラントを用いているのが私のインプラント治療の特徴です。

何故長いインプラントを用いるのかと言うと、抜歯した直ぐ後に植立をしますので、その部位の骨が足りないので、その下の部位の骨を使うことを意図しているからです。

それも出来るだけ長いインプラントを用いれば、支えに使える骨が沢山確保出来るので、その分即時荷重を成功させることができる、と言う訳です。

私は、このような方法で長いインプラントを意図的に用いますので、誰よりも長いインプラントを良く頼むDRのようです。

昨日用いたのも、14mmとか16mmのインプラントばかりで、通常サイズである10mmとか12mmよりは長いモノである、と言えます。

 

長いインプラントを用いることに関しては、現時点でも賛否両論で、何が正しいのかに関しては意見が割れています。

それでも、私は即時植立即時荷重を成功させて差し上げる為には、この方法がベストである、と信じて行なって来ています。

又、長いインプラントを用いれば、力を受けることを考えるときにも有利であろう、と考えています。

 

しかし、反対する意見の方は、長いインプラントではいけないと言いますが、その理由は良く分かりません。

確かに下顎で長いインプラントを用いようとすると下歯槽神経を傷付ける恐れがあるので、無闇に長いインプラントは使えません。

しかし、上顎の前歯、小臼歯部位に関しては、そこまで危険な解剖学的なものはない、と思います。

なので、私は昨日のような患者さんに関しては積極的に長いインプラントを用いています。

 

 長いインプラントを所定の位置に狂い無く植立するのには、かなりのテクニックを要します。

仕上がりを見ていると、綺麗に並んでいるように見えますが、その裏には色々な工夫、苦労があるんです。

 

特に、上顎の前歯の場合、定位置にしっかりと埋める為には、インプラントが前の方に出っ張らない工夫が重要です。

ところが、全ての日本人の前歯は必ず骨の前に張り付いている感じなのです。

なので、その形のままに植立すると、必ず前に出っ張ってしまうんです。

それを、骨のほぼ真ん中に位置するようにインプラントを植立するのがポイントになります。

 

そして、歯茎に関しては、支える歯茎の厚みが3に対して高さが2の比率になることを予測して、その歯冠との調和が造れる位置に植立する訳です。

ストローマンインプラントの場合、スタンダードなら3mm以上の高さが必要とされるので厚みは4.5mm以上、プラスのストローマンの場合なら2mm以上の高さが必要とされるので3mm以上の厚み、幅が出来るようにすれば良い、となるのです。

これらの生物学的なルールが分かっていれば、その通りになるはずですから、それに準じて補正出来るように植立する、それで1回きりの手術で全て終われることが可能になるんです。

 

人の体のルールを知り、それを守って手術すればその通りに結果が出る。

技術を極めると言うのは、そういうことが出来ることです。

私は、必ず将来的には皆こう言う方法に落ち着くであろう、と考えています。

10年以上して来て、私はそのことをますます確信しています。

 

何回もの手術をどうやって避けるのか、どう解決を図るのか、それがどう安定するように出来るのか、その答えが収束して1回限りでする時代に必ずなります。

全部が全部では勿論ありませんが、殆どの手術がそうなる日が必ず来ます!

 

今は殆どの方が、長いインプラントを意図的に用いることに違和感を持つでしょうが、それは今だからです。

未来にどうなるのか、私には自信があります。

だから、私は意図的に長いインプラントを使います。

PS:メーカー側にはもっと長いモノのラインアップを望みます。

 

 

 

 


今日のインプラントオペ後のレントゲン写真

2012年09月18日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

今日の抜歯即時植立即時荷重審美インプラント治療、仮歯まで装着出来たもののレントゲン写真です。

全てのインプラントが綺麗に平行な位置関係で立っていることが分かっていただけると思います。

予め用意してあった仮歯でどの辺にインプラントが立つべきなのかを見極めて、そこから骨の形態に応じて即時植立即時荷重出来る位置で、しかも綺麗に仮歯が入る位置に立てないといけないのです。

そうなると、殆どの場合ピンポイントでの植立をしないといけなくなります。

かなり難しいのですが、骨特に上顎の骨は木材のように押し曲げることが可能なので、それを活用して植立するんです。

それでも難しいので、私はストローマンにもっと長いインプラントボディ18mmとか20mmが欲しい、といつも言っています。

長いインプラントがあれば硬い骨の部位に届かせて、初期固定をかなりしっかりと得ることが可能になると分かっているからです。

でも、これってストローマンの標準的治療方法からは逸脱しているんです。

こうすれば成功させらせられるって分かっているのに、それに適したモノがない。

何とも言い難い不条理ですね。

 

繰り返しになりますが、11月10、11日フローラルインプラントセミナー開催します。

開業医の先生方の為の、メーカーに依らない本当に役に立つことを目指したセミナー、土曜日豚顎の実習付きで1.5日で25000円(早期受講申込)、日曜日には天王洲の小川先生が4時間レクチャーして下さいます。

こんなにお得なセミナーはありません。

勉強したい先生、来て下さい!


朝一から出張オペで抜歯即時植立即時荷重審美インプラント手術

2012年09月18日 | 日々のインプラント臨床の話

今日は朝一から出張オペで、前歯の犬歯から犬歯までの抜歯即時植立即時荷重審美インプラント手術をしています。

抜歯してから直ぐにインプラントを植立して、綺麗に前歯が入るようにする治療です。

非常に繊細さを要求される手術で、歯科用CTで術前にどの位置にどう植立したら良いのかを緻密に計画を立て、その通りに手術することが要求されます。

そして、綺麗に仮歯を入れることも要求されていますので、ただ入れれば良いという植立ではダメなのです。

全てのインプラントで35N以上を達成しなければいけませんし、歯茎の治り方も計算して、全ての手術を成功させなければいけません。

1回だけの手術で終わらせる、と言うことはその時に全てをチャンと治るように整えなければいけない、と言うことなのです。

2回法とか術前にGBR骨造成したりとかの手術の進め方は、何回もの手術を重ねることで、その時々で修正のチャンスがあり、時間は掛かりますが、その分安全策を重視した方法とも言えるのです。

しかし、その分患者さんは何回もの手術とか、治癒期間の長さに耐えなければなりませんし、何よりも中々固定式の歯が入らないことに耐えなければいけません。

それらの欠点を解決する為に、今回のような1回で全てを終わらせる即時植立即時荷重と言う方法がある訳ですが、この方法では手術後の治り方、骨や歯茎の落ち着き方を見抜く必要があり、それがチャンとできないと審美的な解決にならなくなってしまうのです。

なので、審美的な部位でのインプラントに関しては、1回だけの手術で治すというのが、非常に厳しいとされているのです。

それでも、インプラント周囲に必要とされる骨の量、歯茎の厚みと高さをコントロールできる技を同時に駆使することができれば、1回の手術の中で患者さんが望んでいる成果を出すことができます。

但し、この方法の最大の問題点は、患者さん自身の骨の硬さが拠り所で、それが所定の硬さ持っていない場合には出来ない、と言うことなのです。

言い換えれば、出たとこ勝負、と言う面が強く、植立をどれだけしっかりとさせられるのか否か?の術者側の力量で、物凄く影響されるのです。

植立をしっかりとさせられる技には色々な技があります。

上顎でしっかりと植立する為には、何と言っても骨を押し曲げて圧縮する技法の応用が有効です。

私はこの方法の原法を1998年熊本の添島先生に教えていただいて、それから応用して今では殆どの上顎のインプラント手術で用いています。

私自身は、講演とかさせていただく際には、上顎のインプラントでは、ドリルは殆ど用いません、と発言しています。

でも、この技術かなり難しいもので、色々な応用方法があって、その時々に応じて使い分けています。

何時かはこれらを整理してご報告したいな、と思っています。

 

今日のオペも、このテクニックを用いて無事に即時荷重、綺麗な歯を最初から入れられるように出来ました。

後は順調に治れば、3ヶ月後にはセラミックの歯が入って終了です。

通常のインプラント治療でGBR骨造成とかしていたら、間違いなく1年以上は掛かります。

それが、4分の1以下の期間で治せるのです。

これこそ、患者さんにとっての本当の低侵襲ではないでしょうか。

私は心からそう信じて、この方法を極め、後世の為に残したいと願っています。

 

全く新しいインプラント治療方法を私は編み出し、患者さんの為、世の為人の為に残します。

 


本物のインプラント写真

2012年09月17日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

私が主に使うインプラントはストローマンインプラントです。

実際にどんなものなのか、どれ位の大きさなのか、写真から見て下さい。

一枚目の写真は、インプラント本体とそれに取り付けるソリッドアバットメントです。

二枚目の写真は、ストローマンインプラントにソリッドアバットメントを取り付けたものと私の人差し指、ゴッドフィンガー?の大きさ比較写真です。

インプラントって、意外な程小さいものでしょ。

ここに写っているのは、ごく標準的なインプラント10mmとソリッドアバットメント5mmのものです。

ストローマンインプラントは非常に良く考えられていて、インプラントデザインで骨に埋まる部分、黒い表面加工してある部位と歯肉に接する銀色の表面加工のハイブリッドデザインになっています。

インプラント周囲炎が危惧される世の中に変わり、ハイブリッドデザインの良さが再認識されるでしょう。

こんな小さくても凄い精密加工で、ストローマンはスイスの会社ですから、その精度は世界一のスイス時計の匠の技のものです。

1987年から基本デザインは不変で、しかも物真似が沢山ある。

このことからも優秀さが証明されています。

世界最高のインプラントを私は使います!

痛がらせずに済む手術の仕方、低侵襲インプラントへのこだわり

2012年09月15日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

患者さんは、インプラントは骨に穴を開けたり歯茎を切ったりする手術をするから痛くて怖いもの、と殆どの方が思っています。

そこの所が最後の壁に成っていて、入歯で困っていてもインプラントには出来ない、と心配で行動出来なくなっている方が沢山います。

特に、今年の初めにあったNHKの番組を始めとするマスコミの報道、バッシングが不安感、恐怖感を煽っていることは間違いのない事実と言えるでしょう。

そして、確かに現在のインプラント治療でも尚、歯茎を大きく切り開き骨を露出される手術方法がゴールデンスタンダードとされ、インプラントが何処の歯医者でも行われるようになっていることで、ここまで大変なものとは思わなかった、と言う反応が出てしまう可能性も高いのかも知れません。

更に言えば、審美性の追求、歯茎とか骨とかまで天然歯が生えている状態にまで回復させる結果を望む時代に成って来ていることで、よりハードな手術が行われるようになり、手術回数も治療期間も長くなってしまう、患者さんがもう二度とインプラントはしたくない、と嘆くまでになっているのもあるでしょう。

私自身も、過去にはGBR骨造成とかの手技にこだわり、大きな手術を何回にも分けて行うと言うことをして来ました。

もう10年以上も前のことです。

しかし、あることがあってから、これではいけない、患者さんが救われない、と思うようになって、そこから私は恩師DR.ラムとの出会いもあってひたすら低侵襲手術の方へ向かって行ったのです。

 

あることとは、ある患者さんが大きなGBRとかを伴うインプラント治療を受けて下さいました。

その成果はとても満足の行くもので、患者さんも私も納得し満足しました。

そして、患者さんは幸せな生活に戻って行ったのです。

 

ところが、残念なことに、その患者さんが又別の歯が壊れ、どうしても残せない、又インプラントになるのかも知れない、と言う事態に成ってしまいました。

それも、1年以内にです。

そして、患者さんと話し合った結果、又あの苦労は出来ない、結果にはとても満足しているけれど、やはり大変だったから、と言われてしまったのです。

私は、そうか患者さんの気持は本当のことまでは遠慮してなかなか言ってくれないんだな、と身に染みて知らされました。

 

でも、心からその患者さんおそこから先の人生を考えたら、残っている歯の負担を増やさない為には、インプラントがベストなのです。

しかし、痛い思い辛い思い長く掛かるなー、と言う思いは次にも又、とは思っていただくにはハードルが高過ぎるようだったのです。

それで、仕方なく今回はセラミックのブリッジに、となって修復したのです。

その経験で、私は外科侵襲を掛けることの重さを如実に思い知らされたのでした。

 

その後、私は低侵襲に出会い患者さんを苦しめることから、かなり逃れることが出来るようになりました。

お蔭で、今では、昔にインプラントした患者さんが、何処かの歯が割れて駄目に成って入りした時、患者さん自身がインプラントだね、と言ってくれるまでになり、いや先生の治療はインプラントが一番痛くないし楽だし良いから、とまでお褒め?の言葉をいただけるようになったのです。

 

患者さんの人生は長く続きます。

特に高齢者になると、意外なほど食い縛りとか色々な原因で歯が壊れて来る危険性が増して来ます。

その時に、軽い治療で治せるインプラントは、患者さんを救う福音になると私は確信しているのです。

これなら大丈夫、全く何ともない、平気と言っていただけるまでになって、とても仕事が楽しく出来るようになっています。

 

人は必ず年老います。

病気も抱えるようになるだろうし、体も思うようにならなくなることも起きます。

しかし、人は必ず亡くなる時まで食事はし続けなければならないのです。

元気に食べられ、話せているうちは、人は大丈夫、と言うのは事実です。

 

最後の最後まで残る機能、それは食事、栄養摂取の機能です。

思い出せば、人は生まれ落ちたその瞬間から、本能のまま授乳、お乳を欲しがり、誰にも教わっていないのに必死に、一生懸命に吸います。

口に始まり、口に終わるのが人なのです。

 

そう言う人の一生を考える時、口の機能、歯の機能を見事に回復させられるインプラントは大変重い意味を持っている、と私は確信します。

大きな入歯に成ってしまったとしても、数本のインプラントで支えられるなら、それだけで患者さんはとても楽になるんです。

 

インプラントは人にとってとっても大事な頼りになる助っ人です。

それを受け入れられるようにするのが我々の役目です。

ですから、何よりも低侵襲手術、です。

 

今後の世の中の動きを考えると、過去にインプラントを経験した患者さんが、もうインプラントはしたくない、と言う前にも勧めない後ろにも引けない、と言う困った事態が起きて来るだろう、と予測されます。

その時に、今のインプラントは全く違うんです、全然楽になったんですよ、と言えれば、患者さん方はどれだけ幸せになることでしょう。

 

いや、もうそう言う時代が始まって来ているのかも知れません。

そう言う患者さん達に、私は今のインプラントの仕方は全く違うんです、本当に楽なんですよ、私が言っていることが嘘だったら治療費は要りません、とまで話している位です。

 

人の人生は長く続いて行く、噛むこと食事することは最期の最後まで続いて行く。

その時にインプラントを本当に楽に施術できることは、とっても大きな価値がある、と私は信じます。

 

だから、これからも私は低侵襲のインプラントを追求して行きます。

 

実は昨日も、大変大きなインプラントの手術で1日掛かりでした。

抜歯即時植立、即時荷重で審美的な仮歯を入れ、ソケットリフトもし、インプラント周囲にGBR骨造成、歯茎再生の手術もしました。

 

そして、その結果は、何ともない状態、綺麗に歯が入っている状態に出来ていました。

こう言う成果が出せていれば、私は安心です。

 

これからももっともっと低侵襲外科を深めて行きたい、いや行きます!!

今日は手術がないのですが、休み明けたら即又非常に難しいハイレベルな要求を叶えないといけない上顎の前歯の抜歯即時植立即時荷重のインプラント治療です。

その後は、インプラント学会で大阪に行きます。

とても忙しいですが、患者さんの夢をかなえる為、頑張ります!

 


もうすぐAAPロサンジェルス、アメリカ歯周病学会 楽しみです。

2012年09月14日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

9月29日~10月2日ロサンジェルスでアメリカ歯周病学会が開催されます。

http://www.perio.org/meetings/am/index.html

今回も、日本の2つの歯周病学会と共催なので日本人の先生方もかなり参加されることでしょう。

プログラムを見ていると、歯周病関係の方に振り返ってき出している、本来の歯を残そうと言う意識の方へ戻り出している、と感じました。

4~5年前まででしたら、インプラント学会歯周病編みたいな感じもするような感じでしたが、歯の重要性残そうよと言う意識を取り戻しているように思えます。

私は変人なので、多分又学会会場に引き籠って、色んなDRのお話を聞くことでしょう。

何しろ、参加の仕方も28日に仕事をして、そのまま羽田に向かい深夜便でロサンジェルスに向かって、そのままロサンジェルスの28日の夕方着で、ホテルにチェックインしたらそのままバタンキューで熟睡して目覚めたら29日の朝一から学会に参加し、そして、帰って来るのも2日学会が終了したら、そのまま空港に向かい、又深夜便で羽田帰国で早朝5時半位着で、直ぐに仕事すると言う弾丸スケジュールですから。

幸いなことに大田区に在住で、仕事場も大森ですから、こう言うスケジュールでも全然OKです。

無駄な時間がないから、私的にはとても嬉しい位です。

多分、行く時には他の先生方と一緒になるんじゃないでしょうか。

AOの時も、九州の水上先生始めとするグループの先生方とご一緒でしたから。

大変じゃないですか?と良く聞かれますが、私にはとても快適で、知的興奮、新しい情報を直に聞ける、話し掛ければ真摯に答えてくれる、と言うまたとない機会ですから、とっても幸せな気分なんです。

学会参加は、勉強は勿論ですが、それ自体が私自身のレクリエーションですね。

新しい知識、見解を聞くことで、日々の自分の臨床を振り返り、種々選択して研ぎ澄まして行く、これが堪らなく楽しいんです。

私と全く同じこと、同じ考えで仕事をされている先生は、勿論唯に一人もいませんが、色々な分野でそれぞれの先生が信じる道で進んでいて、それなりの成果を出されている、それを色々と沢山聞くことで、自分の臨床に活かすことも沢山あるんです。

それが楽しい。

知的ゲーム感覚ですね。

そして、色々な先生の説の真偽を自分自身で確かめて、見分けて行く、そして自分自身の患者さんの為に活かす。

そうやって、又誰もしていないだろう臨床を切り開いて行く、本当に楽しいものです。

論文で出る時には、実際には臨床最先端からは2年程度遅れてしまうんです。

でも、学会に行けば、出版前で認可された段階で情報を聞くことが出来ます。

その内容で、世界が今どこまで行っているのか、が分かります。

そうすると、その延長上でどうなるのか、何をどれだけ成し遂げられていれば良いのか、が分かって来て、自分の立ち位置が見えて来るんです。

そう言うのが、本当に楽しくて楽しくて。

 

何故そこまで楽しいのかと言うと、自分の現に成果を挙げている臨床結果が、誰もまだ始めていないかな、と思えたりするからです。

低侵襲外科方法何て、本当にここ最近世界でも大注目で色々と工夫されていますが、私は2003年、10年も前からして来ているし、かなりの成果を得ているんです。

即時荷重と同時の骨造成GBRの概念なんかも、漸く出始めているようで、仮歯が綺麗にあることがGBR骨造成領域に良い影響を与えるようだ、と言われ出しています。

これ何かも、私が2007年PRDボストン学会で発表している概念ですし、出している当時で私自身6年以上の結果を得て出しているものです。

2007年に出す為には、その前に5年以上の積み重ねて来た結果がないと出せませんから。

因みに、この概念を主張し出した時には、そんなこと出来る訳ない、滅茶苦茶だ、危険極まりない、と色々と各方面で進言されました。

今でも即時荷重(抜歯即時植立含み)同時のGBR骨造成何てどうやるんだ、骨造成した領域に即時荷重して力掛けるなんて、と一般的インプラント医、歯周病医の先生方は思われるでしょう。

でも出来るんです。

出来ると思えば出来ますし、出来るんだと念じて必死に考えれば、フッと思い付いたりするものです。

出来ない、と思う脳に限界があるんです。

 

そのリミッターを常に壊す為に、新しい創造を得る為に、私はAAP、AOには必ず参加します。

リミッターを壊すのは、他ならぬ患者さんの為、世の為人の為、そして、それによって私が仕事が出来、家族が幸せに暮らせるようになれると信じるからです。

私は頑張ります。

 

 

 


心臓外科手術がここまで来ている時代、なら私も超低侵襲外科手術を更に目指さねば。

2012年09月13日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

心臓外科手術の中でも大動脈剥離、破裂の手術は難易度を極め、胸部外科手術の中でも大変な高いレベルのものであり、救命率もかなり厳しいデータしかない、と言うものだそうです。

ここ最近、時々この話を書いてきましたが、実は父がこの病気に倒れ、緊急手術を受けたのです。

その経験、感動させられたことを書いていたのです。

 

8月の27日、父は自分の病院の研究室で胸が苦しい、心筋梗塞なのではないか、と言うことで職員に連れられて緊急で川崎の宮川病院へ急行したそうです。

宮川病院は、父の長い友人の先生がやられている、個人開業医とは言えない大きな病院で、父自身もアルバイトさせていただいていた所縁のある病院です。

因みに、私がB型の劇症肝炎で緊急入院して、命を取り留めていただいたのもこの病院です。

 

この病院には、チャンとCTとかMRIも設置しており、それで父の検査をしたところ、心筋梗塞ではなく大動脈の膨張による剥離、破裂寸前と言う症状であることが判明したのです。

それで、父は母校である順天堂に入院することを希望したのですが、宮川先生の見立てで、そんな悠長なことを言っている場合ではない、そこまで搬送しているうちに破裂して落命してしまいますよ、と言うことで、直ぐ近くにとても良い先生がいる、山本晋先生と言う方で若いが凄く優秀なので、と言う説得で緊急に川崎幸病院で手術となったのです。

 

私の所にも、当然緊急でと言うことで連絡が来ていましたが、何しろ私は毎日の手術で明け暮れている歯科専門医です。

心配をしながらも、目の前の患者さんの手術を雑念を振り払って、一生懸命に終わらせました。

実はこの日も、とても難しい抜歯即時植立即時荷重、同時GBR骨造成、歯茎再生術でした。

左下顎の臼歯部です。

 

心配がないように自分のしなければならない手術を終わらせた後、私は申し訳ないのですが、と訳を話して、スタッフに後を任せて川崎幸病院へ駆け付けました。

母が、診察室の廊下の長椅子で腰掛けていました。

いつもは大物然としている母ですが、さすがにこの時は白い顔をしていました。

父の手術はまだ始まっていなくて、準備をしている状態でした。

 

母の聞いた説明では、大変に危ない状態である、術中に落命する危険性もある、手術は10時間以上掛かるであろう、と言うことでした。

そうして待っていると、山本先生が現れてご挨拶をして下さいました。

 

私は山本先生を見た瞬間に、この先生は違う、凄く優秀な先生に違いない、この先生に全て任せて駄目ならそれが父の運命、定めなんだ、と確信しました。

恥ずかしい話、私は不勉強ながら山本先生のことを存じ上げていませんでした。

後から、色々勉強して若手の凄い先生なんだ、と知った次第です。

 

準備室にいる意識のある父にその後面会しました。

頑張ってね、と声を掛け、先生に頭を下げて待合室に移動しました。

 

最初の2時間位は、母と二人きりでしたが、暫くして次女とご主人、姪っ子が駆け付けて来ました。

それから、三女のご主人、三女、姪っ子が来て、待合室が賑やかになり、母も少し気を取り直せたようでした。

こう言う時に息子は余りや役に立ちませんね、残念ながら・・・

 

そうして、時間が経過して行き、長丁場なので、お弁当とかを買いに行って食べたり、話したりしながら待っていました。

 

手術は2時に始まりましたので、終了予定は12時頃です。

途中経過で緊急で連絡が来ないかどうか、気が気でなかったです。

 

それでも、9時を回る頃になると、私はもう終了の方へ手術の段階は進んでいるだろう、ここまでで何も連絡がなかったのだから、まず安心していて間違いない、と考えました。

そして、そのことを母に伝えて、安心して良いと思うよ、と話しました。

 

12時近くに成って、漸く手術が無事終わった、と言う連絡が来ました。

直ぐに山本先生が来て下さって、説明をして下さいました。

 

CTで見たら、父の大動脈は何倍にも膨れ上がっていて、直径5㎝以上には腫れ上がっている、と言う状態でした。

先生のお話では、胸を開けたら、既に破裂し始めていて、血が出て来ていたそうです。

正しく、父は九死に一生を得て助けていただけたのです。

病気の部分は切り取り、人工血管に置き換えたそうで、何と驚いたことに2週間程度で退院出来るでしょう、と聞かされました。

 

私はビックリしました。

あれだけの大きな手術をして救命をしただけでなく、家に2週間で戻れる、と言う凄腕ぶり、自信の有る姿に、やはりこの先生は凄い方だった、と感銘を受けたのです。

 

そして、父の治り方を見たら、3日後にはベットに起き上がっていて、喋ったり書いたり出来ていたのです。

更に1週間もしないうちに歩き出せるところまで回復したのです。

何より驚いたのは、治り方の良さです。

浮腫とか血腫とか見られないし、何より父が苦しそうな素振りを見せないのですから。

 

凄い低侵襲外科手術だ、と心の底から感銘を受けました。

胸を大きく開く、と言う侵襲が物凄く大きそうに思える、胸の骨を断ち切るし広げ、その中で心臓とか大動脈とかとても難しい部位の手術を成し遂げて、これだけの早さで綺麗に楽になるように治せているんですから。

 

胸部外科と言う、最も侵襲が大きな手術でこれなのだから、歯科の分野、自分が関わっている手術では、もっともっと凄い成果を挙げなければ、と強く思いました。

インプラント手術にしろ、歯周再生手術にしろ、下顎の水平骨内埋伏智歯抜歯術にしろ、患者さんが日常に1週間もしないで戻れる、そう言う治療をしなければならない、と思ったのです。

 

私自身は2003年にサンフランスコのDR.ラムに出会い、衝撃的な低侵襲インプラント手術、歯周外科手術に出会いました。

正に、歯科の世界での低侵襲の黎明期だった、と後で知りました。

当時は、大きな外科手術、侵襲の大きな治し方が当たり前、と言う時代だったからです。

 

忘れもしません。

2003年AAPサンフランシスコ。

そこで繰り広げられている内容は、大きな見栄えのする手術のオンパレードでした。

 

直前に薫陶を受けた内容と余りにも違うので、私は不安になってラム先生に質問したのです。

こう言う手術ばかりなのだけど(貴方の教えは本当?)?と言う気持ちでです。

その時にラム先生は、ニッコリと笑ってノリお前は真実を知っている、私を信じるかい?と。

それを聞いて、私は迷いが消えました。

 

それから、私は低侵襲外科手術一辺倒に邁進して来ました。

正直に書けば、ラム先生直伝が日本人にはそのまま使えない、日本人では歯茎は薄いし、骨も薄い、と言う大問題にぶち当たり続けました。

そう言う時は、もう少し足りないかなと言う頭をフル回転させて解決策を編み出して来ました。

 

幸運なことに、その当時私の元には凄腕の元勤務医とチーフDH、副チーフDHと助けてくれる、知恵を貸してくれるメンバーが揃っていました。

三人寄れば文殊の知恵、と言うのは本当です。

こうして私は、何処にもない手術方法を苦心惨憺の末創り出したのです。

 

 

山本先生に比するほどのレベルではないかと思いますが、低侵襲外科は私の目指す究極の境地です。

その最高の到達点を、私は今回の父の件で山本先生を知るに到り、心新たに更なる向上を、と決意出来るようになったのです。

 

これも何かのご縁、えにしだと思います。

 

他と比較するのではなく、自分が何処まで行けるのか、どれだけの高みに到れるのか、そしてそれを後世に残せるのか、と誓い直して、再出発、リスタートです。

偶然にも山本先生は同世代でした。

この業界で、山本晋先生に匹敵出来る凄腕DRとなるよう頑張ります!

 

PS:父が無事回復し、退院する日も決まって、安心できる状態になったので、全てを明かして書きました。 

 

 


こんなに小さい!スクリュー固定するインプラントのスクリューの大きさ

2012年09月13日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

皆さんは、インプラントの治し方は似たり寄ったりで大した差はない、と信じているのでしょう?

しかし、インプラントの治し方、最後の締めになる被せものの取り付け方では、スクリュー固定の方法とセメント固定の方法の2方式があって、全く違うんです。

今日はそのお話をします。

結論から先に言うと、スクリュー固定は写真で見て分かるように、こんな小さなネジで留める治し方をするものなので、使っているうちにネジが折れてトラブルを起こす可能性が非常に高くなってしまうものだ、と言うことです。

特に最近話題のALL-ON-4と言う治療方法は、必ずスクリュー固定方式であり、しかも斜めに留めると言う方式を採用している為に、非常に折れたりして後々困る、トラブルが多発するであろう、と言うことが予測されます。

 

非常に困ったことに、某メーカーの商業的動きで一気に広まってしまったようです。

 

日本人の食生活習慣、噛む力、噛み癖、嗜好は、歯の負担をかなり強いています。

しかも、治療と言うものは何事もないした直後が最高の状態で、そこからは必ず坂を下って行くものです。

年を取れば必ず体は委縮し、具体的に言えば背も縮み、体は痩せ、歯茎だって骨だって衰えて行きます。

 

そして、ブリッジのダミー、歯がない所は経年的に痩せると分かっています。

 

そうなった時に、ALL-ON-4はどうなるんでしょうか?

 

したDR,患者さんの自己責任で終わりで、メーカーはまた全く違うコンセプトで平気でインプラントで商売しているんじゃないでしょうか?

 

最終的に迷惑を被るのは誰?それが怖いから、私はネジで止める方式は使っていません。

 

ネジ交換すれば良いから、と言っていますが、そう簡単なもんじゃないですよ・・・

 

指との大きさの比較でネジの小ささを実感して下さい。

 

噛む力の強さは、体重以上になることもあると言われます。

その力が全て、こんな小さいネジで大丈夫、と思う方がどうかしている、と私は個人的に思っています。

 

それでも、あなたはネジ留めにしますか?