非常に残念ながら、患者さんに自分の持っている特徴、良さ、長所を伝えきれずに、他でインプラント治療を受けられてしまうことがあります。
凄く残念ですが、私自身が長所、うちで治療すればこれだけ良いことがありますよ、と言う点が伝えきれていないのだ、と反省せざるを得ません。
やはり、患者さんは素人さんですから、分かり易く理解出来るように伝えることが最も重要でしょう。
後、私はどうしても遠慮してしまう性格なので、他での治療の相談にお見えになった方に関してはフォローするお話しか殆どしません。
こういう点に気を付けて治療受けて下さいとか、そう言う手のお話はしますが、自分のことを売り込んでしまうような話は全くしません。
そう言うやや引っ込み思案な所が、逆に良くない点なのかも知れません。
そんなことないじゃないか、ブログの話では凄い話書いているじゃないか、と言われるかも知れませんが、私は厳然と事実だけを書いているだけでしかなく、本当にしていること出来ていることを書いているだけなんです。
本当のこと、実際に嘘、偽りのない話を書いているので、後ろめたい意識など全くなく、平然と書けるのが私の気持ちです。
なので、時間が経てば事実経過、業績がどんどん残り、業界の先生方、患者さん達も分かって下さるだろう、と信じて頑張っているんです。
しかし、現実的に私の説明で、一般的な他のインプラント治療の方法、審美的にも機能的にも満たされているインプラント治療を行おうとした場合との比較で、私自身殆どの手術を1回限りしかしていませんし、その時に綺麗に仮歯まで入れられる治療もしています。
私の知る限り、骨へのアプローチ、歯茎への処理の仕方、即時荷重する歯の治療方法で、自分のしている方法が最も良いだろう、と自信を持っていても、患者さん達、業界内でも伝わっていかないのです。
凄く残念です。
ちょいちょいとしたやり方で手術することで、手術時間を短くして、何回かに分けて、症例数を増やす方法をとって治療費を下げる方法もあるかと思いますが、私は自分が患者さんだったら、何度も弄られて、その度ごとに治療費が掛かり、実は以外に治療費が掛かっていた、と言う経営手法は取りたくないのです。
私の治療方法は本当に1回限りのことが殆どなので、その時に非常に難しことも1回で終わらせてしまいます。
骨を再生させることから、歯茎の再生治療まで含めて、即時で綺麗に仮歯を入れられるインプラント治療は、不勉強なのかも知れませんが、私の知る限り私しかしていません。
本質的、長期的、客観的な観点で、自分自身のインプラント治療始めとする再生治療に関しては、絶対の自信があります。
本質的には、病巣をしっかりと取り切る、治したところが悪くならない、病気を治すと言う観点でのインプラント治療を私は自分で見つけて来た、極小サイズの便利な器具を用いて、徹底的に悪いものは取り切ります。
抜歯即時植立の予後に関しては、実際の所8割程度の成功率、骨とくっついたとしても、後からジワジワと何かその部位が鈍く痛くなるとか、膿が出るとかの話を聞かされ、よく相談を受けますし、本当に先生はそんなに成功させられているんですか?ととても良く質問をされます。
本当です。
それに対して、私はハイ嘘はないですから何時でも見に来て下さい、と答えています。
即時荷重に関しても、やり始めてもう12年以上になるのですが、今でも本当に即時荷重なんて出来るんですか?と今でも先生方から質問を受けます。
これに関しても、私はハイ本当にしていますよ、私の持っている技術でしっかりと骨と固定するように植立し、直ぐにまるで綺麗に歯が生えているように治せていますよ、とお答えしています。
長期的観点では、私自身の手で12年以上の経験をして来ていて、即時荷重と骨造成、歯茎再生を同時に行なって、予後に問題を起こす確率がかなり低いことも知っています。
即時荷重を行う先生方の問題点は、骨の状態の維持と、歯茎の経時的な収縮、言うなれば痩せることです。
これらの問題は、まだ然程指摘されてはいませんが、今後大きく指摘されて来ることでしょう。
何故分るかと言えば、いち早く私は経験して来ているからです。
その問題に関して、長い経過を追って解決を図っている先生のお話は聞いたことがありません。
私が再生療法、特に最近強調している軟組織移植術CTGに拘っているのは、そのせいです。
このCTG手術は、患者さんにとって結構辛い手術として業界内では有名で、それ故経験した患者さんは2度とされたくないし、術者側も勧めにくい、と言う欠点があります。
私も勿論この問題に直面して来ました。
それを痛くなく楽に解決出来る方法を編み出したので、私は今は平気で勧められるし、言えるようになったのです。
私の所でしたら、長期的予後を考えてインプラントも安心ですよ、と。
客観的と言う観点では、海外の学会、セミナー、国内のものも含めて、私のしているような治療のお話は他では聞いたことがありません。
上に挙げた例の軟組織のお話もそうですが、サイナスリフト関連、骨の厚みが薄くて骨ではサイナスリフトしかない、と言われてきている患者さん達でも、私は恩師添島先生の治療方法を改良して、独自に底から上げる方法を開発して行っています。
その方法の具体的概念は、何処を狙うのか、どう狙うのか、初期固定をどう得るのか、と言う最小侵襲を目指してオリジナルで考案したものです。
簡単に言うと、極小さな切れ込みを入れるだけで、そこから骨をそのままサイナスの中に折り曲げてインプラントを立てると言う方法です。
この方法は、薄い骨の壁をそのまま曲げるので、幾ら薄くてもインプラントを支える骨が確保出来ますし、わずか1mmしかない骨の厚みでも直径4mmのインプラントを用いることで内側に曲げて半径2mm+1mm=3mmの骨の壁でインプラントを支える、と言うものです。
そして、狙う方向性に特徴があり、必ずサイナスの内側の壁沿いに狙う、と言う方法を取ります。
そうすることで骨の再生能力の高い側からの治癒を高める、と言う方法をしています。
このような方法の報告は、私は聞いたことがありません。
他にも色々とノウハウがあります。
全部私が独自に編み出したオリジナルの手術方法で、他では聞いたことがないので、客観的に他所にはまずない低侵襲な方法である、と明言出来ます。
私自身は、以上のように、患者さんの為になる、本当に早く綺麗に楽に治せる手法をオリジナルで作り上げて解決して来ています。
即時荷重に関しても、他では出来ない、出来る筈がない、と言う患者さんばかりを引き受けて、その日のうちにチャンと綺麗に仮歯を固定式で入れてお帰りいただいています。
これらに関しても、私が昔から指摘してきた通りに、前歯から小臼歯に掛けて垂直的にインプラント軸に真っ直ぐに力が加わるように調整仕切る咬合調整能力、総義歯の治療能力がないと出来ません。
即時荷重がいまだに信じられないのはこのせいだ、と私は確信しています。
インプラントの植立技術だけでは解決出来ない、周辺技術、歯周病を治す実力、総義歯をまとめ上げる実力、全ての総合力で即時荷重、低侵襲、審美、長期安定のインプラント治療は可能になるのです。
時間が経てば、皆さん分かります。
今、インプラントが市民権を得て、反省期に来て、その中身がようやく評価いただける時代が来ようとしているんです。
こう言う事実をキチンと伝えきれず、ちゃんと手術した日から綺麗に歯が入らず、しかも、1回だけの手術で終われず、痛い思い、辛い思いをし、治癒期間も長く掛かってしまう、長期的に骨が痩せ、歯茎が下がり問題が起きてしまう、と言う治療を患者さんに受けさせてしまっているんです。
私の説明能力の低さを、本気で反省しなければいけないと思います。
誰も辛い思い、嫌な思いをしたいとは思っていない筈です。
そう言う考え方、お金では測り切れない価値観を伝え切れていない、のが猛反省しなければ、と思います。
患者さんは誰でも、楽に早く綺麗に長く安定している状態で治して欲しい、と思っていることでしょう。
私自身の勉強して来た中で、その理想に最も近い治し方をしている、と自信を持って私には言えます。
私の勉強量に関しては、誰にも譲らない自信は勿論あります。
独特の感性で、他の先生が聞かないレクチャーを私は聴き続けて来ました。なぜそう言えるのかと言うと、その学会とかの会場内で日本人は私くらい、と言う経験を何度もして来ているからです。
だから、同業者ほど私の話を聞きたがります。
本当の話です。
私は鼻が効くので、これは面白いかも、と言う話は不思議なくらい逃さないのです。
具体例で言うと、切らない低侵襲外科手術を教わったのが2003年。
今なお全く広がっていません。
だから、患者さんは皆歯茎を2cm以上切り開かれて手術されています。
では私はと言うと、4mm程度です。
2cmの5分の1ですから、それだけで侵襲が激減します。
だから、拡大鏡で手術しないと出来ないんです。
そこまで細かい仕事ですから。
今流行っている抜歯即時植立、私が始めたのは1995年頃。
私と一緒に仕事して来た先生方は皆知っています。
だから、反省すべき点、病巣の処理の仕方とか、とても良くわかっていて、私は解決の道を探して作り上げて来ました。
海外の学会まで出掛けて、専用の器具を見つけて来ました。
多分、それ用の器具ではないのかも知れませんが、私は自分の目的に使える、と見抜いて購入して使い始めました。
その成果は見事に当たりました。
全部、何処にも教科書もなく、教えてくれるDRもおらず、自分自身で悩んで道がある筈だ、と信じてこれだ!と見出して成果を残して来たものです。
自分が築き上げてきたものに関しては、私は自信があります。
何故なら、ノウハウ、裏表を知り抜いているからです。
海外のDRとか、昨日今日思い付いてちょっとやり始めた、と言う自分自身の長い経験ではないところで語っているものとかとは、全く違います。
10年以上、と言う長い経験下で、私にはこれが出来ます、ここまでは治せます、と明言出来ます。
一生懸命に努力することは大事ですが、実は正しい選択をすることの方がもっと大切なんです。
自分が求めている治療が何なのか、それをちゃんと理解していただく説明の仕方。
それをちゃんと出来ていないのが残念です。
私は猛反省しました。
もっともっと一生懸命説明をして、その患者さん、先生方の未来への責任を果たさねば、と思います。
抜歯して、綺麗に病巣取り除き、直ぐに綺麗に歯が入る、同時に骨を造成し、歯茎も再生させ、長期的に安定するように治す、夢のような治療が、本当に心から理解していただけるように頑張ります。