大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントの裏話、日曜日特別版

2007年04月01日 | Weblog
今日は日曜日なんで、アクセス数少なく影響力少ないでしょうから、ヤバイ話を又書いてしまいましょう。
今、インプラントしているDR達は、皆それぞれに自分とその師匠筋が一番と信じている方々ばかりです。
これらが、お花やお茶における”お家元制度”に成っていて、患者さんは一度そう言う医院を訪ねたら、その系列でしか治療が進まないものと諦めるしかない、それが現実です。
恐らくは、世界的に考えても、この傾向はそんなに変りません。
もっと分かり易く言うと”派閥”と言う事です。
しかし、世界と日本が違うのは、学会が他流試合の場に成っていて、互いに言いたい事を主張し合って、さらに良い所を目指そうとしているその雰囲気です。
日本は世界の情報に敏感なのが、片寄りがあり、皆横並びの感じが強い、何処も派閥も結局トップの実力はそう変らない、もしくは、そう考え方に差がない、と感じます。
日本も昨年の国際歯科大会で、その垣根がだいぶ取り払われつつあるな、とは感じましたが、世界に比べればマダマダでしょう。

この事はどういう意味かというと、患者さん本位ではなくてDR本位で治療が進む、と言う事です。
こう言う実例があります。
その患者さんは、歯科衛生士さんです。
某歯科医院に勤めています。
その方が、先天的な歯の欠損で、インプラントする事に成りました。
それで3DXを撮影したいと言う事に成ったのですが、わざわざ日大に行くしかないと言うのです。
その方は、うちの職員の友人でしたので、相談を受けたそうです。
うちならすぐに、撮影出来ますし、診断もインプラント医の眼で出来ます。
大学を批判している訳ではありませんが、大学ではレントゲンは専門の方、DR等が撮影してても、その方がインプラントに通じているか、これは分かりません。
少なくとも、私自身が撮影するのに比べては、見劣りする筈です。
しかし、このDRは私に頼めないのです。
明らかに、お家元や先輩の機嫌を損ねる事が、怖いからです。
結局、その衛生士さんは、そのDRの紹介でインプラントもする事に成りました。
恐らくは聞いた話では、骨とかは痩せており、その為、骨の移植とか歯肉の造成までしなければならないようです。
気の毒としか言いようがありません。
私の所で3DX撮影してインプラント出来れば、そんな事しないで1回きりで綺麗に歯まで入り治せるのにです。
私なら1回きりのオペで治せるのですが、普通なら、多分3回以上のオペに成るでしょう。
誰が好き好んで何回もオペを受けるでしょうか?
しかも、多分普通のやり方ですから、結構辛い思いを何度かするでしょう。
私なら最小限の侵襲、多分殆ど何ともないオペで済んでしまうのにです。
実に残念です。
こうして、患者さんよりもDRの都合で治療が決められてしまうのです。

ネット上で見ると、さもそう言うオペで良いかのように書かれている所ばかりです。
私は真剣に怒っています、日本の派閥にです。
世界を本当に知りたいなら、向うのオペをチャンと見て来る事を強く勧めます。
それも自分の意向ではなく、向うの意向で見るべきです。
知りたい事で限って行けば吸収しきれません。
是非、わが師IDEAのDRラムを強く勧めます。

日本は昔も今も、派閥、お家元制度で行くのでしょうか。
今又、再び実力主義の時代がこの国を変えてくれる事を心より願っています。