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ミニボート事故に注意

2024年05月04日 12時39分43秒 | 遊び
  マリンレジャーとして親しまれるミニボートの事故が増えている。 免許不要で気軽に扱える一方、
  気象情報を確認せずに出港して高波に遭ったり、整備不良のまま運行したりするケースが目立つ。
  大型連休期間を含む5月の事故が多く、海上保安庁は注意を呼びかけている。

  ミニボートは船の長さが3㍍未満かつモーターの出力が1.5㌔㍗未満の小型ボートで、釣りなどを
  楽しむ人が多い。 国土交通省が2003年に規制を緩和し小型船舶操縦免許や船舶検査が不要と
   なったことで利用者の裾野が広がった。
 海上保安庁によるとミニボートの事故隻数は23年に107
 隻と10年前に比べ1.8倍に増加。 2000年代初めは50
 隻に満たなかったが、近年は100隻前後で推移する。新型
 コロナウイルス過で人混みを回避できるマリンレジャーの人
 気が高まったことも影響した。 事故原因はバランスを崩す
 ことによる転覆や高波をかぶることによる浸水が計約4割を
 占める。同庁によると船体に関する知識や気象情報の確認不
 足が事故を招いている。 同庁の”丸山 海難防止対策官”は「
 波などの影響を受けやすく浸水や転覆しやすいミニボートの
 特性を理解していない人が多い」と話す。
                  
  また整備不良による機関故障も25%にのぼる。
  事故は暖かくなった春に多い。 21年から23年の3年間で事故を起こした334隻のうち、
   5月は53隻と月別で最も多い。 4月は21隻だった。
  23年のゴールデンウィークには沖縄県国頭村の沖合で釣りをしていた4人が乗るボートのエン
   ジンが停止して航行できなくなった。 乗員は救助されて無事だった。 運輸安全委員会の報
   告書は、取扱説明書のエンジンに関する部分を確認しておらず、適切な試運転をしなかったこ
   とや部品の破損に気付かなかったことを原因にあげた。
  同庁は啓発活動に力を入れる。 インターネットで購入する人も多いことから、アマゾンジャパ
   ン(東京・目黒)と連携して購入者に航行ルールや装備品などの基礎知識をまとめたサイトを知
   らせる送る取り組みを20年に開始。  22年からはヤフージャパンと楽天グループのサイ
   トにも注意喚起を掲載している。
 丸山対策官は「免許取得のプロセスがなく利用者が講
 習を受ける機会がない中、安全に使うための知識を身
 につけてもらいたい」と話す。 事故への備えとして
 ライフジャケットの着用を訴える。義務付けられてい
 ないものの命を守るために必要だ。「ボートの説明書
 をよく読み、製品の積載量や定員、エンジンなどの適
 切なメンテナンス方法を理解してほしい。緊急時に連
 絡できるよう防水ケースに入れた携帯を持つことも有
            効だ」と話している。