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肥満のパラドックス

2024年05月31日 12時40分18秒 | 健康
  肥満人口は過去30年で子供は4倍、成人は2倍以上と世界的に増加しており、2022年の
  推計では8人に1人が肥満とされる。 世界肥満連合は各国で対策を講じなければ、35年
  までに世界の人口の半数以上が肥満または過体重(BMI 25以上)になると警告している。

  肥満の指標となるBMI(体格指数)は体重(㌔㌘)を身長(㍍)の二乗で割って算出される。
  世界保健機関はBMIが18.5未満を低体重、18.5以上25未満を普通体重、25以上30未満を
   過体重、30以上を肥満と定めている。
 日本では欧米諸国と比べBMIが低いにも関わらず
 糖尿病などの症率が高いため、日本肥満学会は25
 上を肥満と独自に定めている。日本人の近年の肥満
 割合は、男性で30%、女性20%程度を推移している。
 
 一方、高所得国では唯一、低体重が多い国(女性のみ)
 という特徴もある。
  
  肥満を悪とする理由は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、心血管疾患、脳血管疾患、脂肪肝、
   腎臓病、月経異常、不妊、痛風、睡眠時無呼吸症候群、変形性関節症、がん、認知症など
   の病気の危険因子とされており、死亡率も高くなるため。
  しかし、肥満は完全に悪とも言い切れない。 これらの多くの病気はBMIが高いほど死亡
   率が低く、BMIが低いほど死亡率が高いとされているからです。 これは「肥満パラド
   ックス」と言われ、20年程前から報告され始めた。
  要するに、肥満は病気になりやすいが、病気になった場合は肥満の方が長生きするといもの?
  また、死亡率だけでなく心不全や脳卒中のリハビリではBMIが高い方が機能の回復が良い
   との報告もある。 そのため持病のない中年期までは積極的に肥満を予防・改善し、持病
   のある高齢期は減量よりもむしろ増量のほうが望ましいと言えよう。 しかし、関節痛が
   あるなど減量によって痛みや日常動作能力の改善が期待できる場合には減量がよいと考え
   られているそうだ。 さぁ~皆さんはどうお考えでしょうか‥‥。

    5月のウオーキング集計(31日)
        歩いた日 25日  歩かなかった日 6日 (すべて雨)