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自分でできる自転車のメンテナンス

2024年05月03日 12時40分42秒 | 雑学
  日常的に自転車に乗っているのですが、だんだん汚れが気になり、タイヤもへたっているように感じます。
  自転車はどのようにメンテナンスすればよいのでしょうか‥という質問が自転車屋さんにあったそうだ。

  新生活のスタートに合わせて通勤や通学で自転車を利用する人がたくさんいらっしゃるようだ。 便利
   な反面、安全かつ快適に乗るためには何をどうすればよいのか自転車販売店に聞いてみた。
  自転車販売のあさひのブランディング・販売企画セレクションの"岸谷さん"は「自転車が長持ちするだ
   けでなく、何より安全に乗るためにメンテナンスは欠かせない」と話し教えてくれた。
      
  本体部分の汚れは、水でぬらしてかたく絞った雑巾で拭き取る。 汚れがひどい場合は専用クリーナー
   を使うとよい。 本体に直接かけて拭き取るタイプや水で洗い流すタイプなどがある。
  岸谷さんは「さびてしまうと家庭で取るのはなかなか難しいので、さびる前にお手入れを」という。
   さびの原因の一つが雨水です。 雨などでぬれた場合は放置せずなるべく早く拭き取る。 屋根のあ
   る場所で保管したり、専用のカバーを掛けたりして、なるべく雨ざらしにならないようにする。 
   鉄はどうしてもさびやすいので、アルミやステンレスなどさびにくい素材を使った自転車を選ぶのも
   有効といえます。 
 チェーンは1~2カ月に1回、潤滑剤を塗布しよう。岸谷さんは
 「油が切れてくると金属がこすれるキュルキュルという音がする。 
 こいだとき重く感じるなど乗り心地も悪くなる」と注意を促がす。 
 粘度が高く油切れを起こしにくい自転車専用のオイルやスプレー
 タイプもあり、さび防止にも効果があるという。潤滑剤を使うと
 きはブレーキ回りにかからないよう注意する。タイヤの空気圧は
 1カ月に1回は点検したい。空気が少ない状態で乗ると、こぐと
 きに余分な力が必要になるだけでなく、段差などを上るときに、
  段差とリムにタイヤとチューブが挟まれてパンクのリスクが高まる。 適正な空気圧が分からない場
   合は、自転車の専門店などで相談してみよう。
  乗る前にはサドルの高さを確かめる。 低すぎてもひざがきゅうくつでこぎにくい。 またがってつ
   ま先が地面につくくらいの位置に調整する。 不安がある場合は少し低めにして、停止したときす
   ぐに足をつける状態にするとよい。 自転車には適応身長が設定されているので、サイズに合った
   ものを選ぶ。 子供用は成長に合わせて乗り換えを検討したいものだ。
  ブレーキの点検も重要です。 乗らない状態で両方のブレーキを同時に握って、車体を前後に軽く揺
   すり、タイヤが動いていないか確かめる。 特に子供が乗る自転車はブレーキが利きにくいことに
   気づかず乗っている場合もあるので、保護者が定期的に点検したい。

  電動アシスト自転車を利用している人も多いだろう。 ヤマハ発動機のコーポレートコミュニケーシ
   ョン部の”松尾さん”は「基本的なお手入れは一般の自転車と変わらないが、バッテリーに注意が必
   要」と話す。 バッテリーは、暑すぎたり寒すぎたりする場所に放置すると、性能が低下する恐れ
   がある。 なるべく室内や屋根のある場所で保管して、極端な温度変化を避ける。 充電1回あた
   りの走行距離が著しく短くなって、回復する兆しがなければバッテリーの交換時期だ。 定期的に
   自転車専門店などでバッテリーの診断をしてもらおう。 現在までの総充電容量や充電回数などを
   チェックし、交換のタイミングや今後の使い方などについてアドバイスを受けることができる。

  松尾さんは、自転車の点検ポイントを「ブ・タ・ハ・シャ・ベル」という言葉で紹介する。 ブレー
   キ、タイヤ、反射材、車体、ベルの5カ所だ。 「乗ったときのちょっとした違和感も、気づかな
   い部分に故障が生じているせいかもしれない。 気になることがあったら近くの専門店や購入店に
   相談してほしい」と続ける。 タイヤの空気入れのついでなど、半年に一度は専門店で点検を受け
   たい。  日常で使うものだけに日々のメンテナンスは大事だ。 自転車も長く乗れるし、重大な
   事故を避けることもできます。  乗るだけでなく、メンテナンスを必ず行いましょう。