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腰痛予防

2024年05月23日 12時42分27秒 | 健康
  春になって心機一転、新しいことを始めたり、新生活のために引っ越しや掃除をしたり
  する人もいるだろう。 この時期に起きがちなのが腰痛です。 中高年や高齢者だけ
  でなく、20~30代でもなり得る。 気をつけるべきポイントと対策を専門家に聞
  いた。

  厚生労働省の2022年の国民生活基礎調査によると、自覚している症状に腰痛を挙
   げた人は人口1千人あたりで男性が91.6人、女性が111.9人だった。  過去の調
   査でも常に上位にあり、多くの人を悩ませていることがわかる。
  福島県立医大の"二階堂准教授(整形外科)"によると、腰の痛みを訴えて受診する人は一
   年中いるが、春と秋は患者数が微増する。 背景には朝夜と昼間の気温差が大きい
   ことが考えられる。
 
  代表的な腰痛には、腰回りの筋肉である脊柱起立筋や筋膜を痛めることができる「
  筋・筋膜性腰痛症」がある。 筋肉痛の一種で、ふだん使っていない筋肉を急に動か
  すことが原因となる。 様子を見るか、炎症を抑える薬を飲めば、1週間程度で治ま
  ることが多い。 特に注意したいのは、骨と骨の間にある椎間板が神経を圧迫して痛
  む「腰椎椎間板ヘルニア」だ。 腰の痛みや足のしびれが起き、炎症を抑える薬の内
  服や湿布で対処する。 痛みが治まらない場合は注射や手術も選択肢になる。 20
  ~30代での発症もあり、神経を一度痛めてしまうと、長年腰痛に悩まされるケース
  もある。 どちらの腰痛も、運動不足の人が急に過度な運動をしたり、引っ越し作業
  や掃除などで腰に負担のかかる姿勢で重い物を持ち上げたりしたことによって起きや
  すい。 過去に腰痛を経験した人は、より注意してほしいという。

  予防対策について二階堂准教授は、運動や作業は体をあたためてから始めることが
  重要だと話している。 上記表のように、寝ながらでもできるストレッチや、ウオ
  ーキングが効果的という。 荷物を持ち上げる際には、ひざを曲げて荷物を迎えに
  行き足を使って上げることで痛みが起きるのを防げるという。
  腰に痛みが出た場合には、2~3日様子を見る。 痛みが治らなかったりしたら、
  整形外科を受診することを勧める。 高齢者の場合は骨折している可能性もあるか
  らだという。 二階堂准教授は「春だからといって力を入れすぎず、腰に負担がか
  からない範囲でお楽しみの作業等を進めてほしい」と話しています。
  まずは急がず軽い準備体操などをしてから、ゆっくりと始めるのが一番ですよ‥。