農業じゆう人

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西日本、大雨リスク続く

2023年07月06日 12時35分05秒 | 世間
  九州などで線状降水帯の発生が相次いでいる。  梅雨前線は西日本で活発化する一方、東日本では
  南下気味で活動も弱い。 こうした天気の「クセ」はすぐには解消しない見通し。 晴れ間の出る
  地域でも、上空の寒気のために雷雨が起きやすい。 梅雨明けがいつになるかは太平洋高気圧の勢
  力次第で予想は難しいが、まだ少し先になりなそうだ。

 西日本ではしばらく大雨の危険がある。晴れる地域は湿度が
 高いために蒸し暑く、熱中症に注意が必要です。
 九州などに向かう暖かく湿った空気の「もと」として注目さ
 れる一つに、南シナ海からフィリピン近海、熱帯太平洋西部
 にかけて広がる雲域がある。上昇気流が活発でエネルギーの
 たまり場のようになっている。太平洋高気圧が日本の南海上
 に、やや中途半端に張り出しているため、縁を回るように吹
                  く南風がちょうど九州付近に達する。 
  この風が、南シナ海などの雲域で水蒸気を受け取り、前線を刺激しているようだ。 西からの湿
   った風と合流すると、雲が一層発達する。
  雲域は強弱を繰り返しながら、ずっとこの付近にある。 原因の一つが、2022年~23年の
   冬まで続いたラニーニャ現象とみられている。 この現象は熱帯太平洋東部の海面水温が平年
   より低めとなり、日本のはるか南海上など西部では高めとなるそうだ。
  すでに終息して現在は逆のエルニーニョ現象が発生しているが、一度にすべてが変わるわけでは
   ない。 ラニーニャの名残りで、熱帯太平洋西部から南シナ海にかけての一部海域で水温が高
   めで、上昇気流が活発になったとの見方もあるという。

  海洋研究開発機構アプリケーションラボの予想では、インド洋東部で海面水温が低め、西部で高
   めとなる「正のインド洋ダイボールモード」が発生する見通しだという。 その影響で、これ
   までよりもやや東で雲域ができやすくなる可能性がある。

  西日本で豪雨になりやすい状況は、いつ終わるのか。 数値予報によると8日ごろから前線の活
   動が再び活発化し、数日間は大雨の危険が続く。 その後、太平洋高気圧が勢力を拡大して前
   線を一気に押し上げれば梅雨明けが視野に入る。
   だが、エルニーニョの影響などにより高気圧の勢力がいまひとつのままなら、しばらく梅雨空
   が続く。 雲域の場所が多少東へずれると、暖かく湿った空気が東日本に流れ請いやすくなる
   可能性もある。 前線からやや離れた地域でも不安定な天気の日が多くなりそうです。

   晴れても湿度が高く 熱中症には十分に注意し落ち着いて毎日を乗り切りましょう。