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窓の断熱リフォーム

2023年03月14日 12時41分42秒 | 地域
  年間に家庭内で消費するエネルギーのうち、約4分の1程度が暖房に使われているという。
  暖かさをキープするには窓の断熱性がポイントだそうだ。 窓リフォームへの国の補助金
  事業が始まるのを機に、窓の断熱効果を調べてみた。

   

  エネルギーの消費量が多い2月は「省エネルギー月間」。 冬本番の寒さのなか、頭が痛
   いのが光熱費だ。 昭和に建てられた我が家などは、ストーブをつけていても足元など
   が冷える。 同じ温度で暖房していても、体で感じる暖かさは家によって異なるものだ。
   違いは家の「省エネ基準」によるという。
  「現在の新築住宅の断熱性能は平成28年(2016年)の省エネ基準が標準となっている。
  ただ、国土交通省の資料によると19年度の既存住宅5000万戸のうち、約7割が昭和   
   55年(1980年)基準以下のものだ」と語るのは、LIXIL「住まいのStudio
   東京」館長の"古溝さん"。 昭和55年基準の家と平成28年基準の家では、どれほど
   暖かさが違うのか。

  「住まいStudio」で、省エネ基準の異なる家ごとに室内の暖かさを体感・比較した。
   ●外気温は0度で、同じ間取り、同じ窓の大きさ、同じエアコンで設定温度20度という
   条件。 最初は「昭和55年度基準の家」。 暖房は効いているが室内はどことなくひ
   んやりしており、足元が寒い。 せっかく暖めた熱が窓から逃げていき、窓ガラスで冷
   やされた空気が下にたまるせいだ。 「室内の上部と床の温度差が大きく、エアコンだ
   けでは暖まらずコタツやホットカーペットも必要になる。 光熱費はいっそうかさむ」。
   窓に使われているのはアルミサッシに1枚だけのガラス。 サーモカメラで3つの家を
   外から撮影したところ、昭和55年基準に使われている1枚ガラス部分は真っ赤に映っ
   ていた。 窓ガラスからエアコンの熱がどんどん外に逃げているのがわかる。
   続くは「平成28年基準の家」では先ほどのような冷えは感じにくくなった。 窓ガラ
   スは1枚ではなく2枚の複層ガラス。 サッシも外側がアルミで内側が樹脂の複合サッ
   シが使われている。 昭和55年基準の家に比べると、室内の温度差も少なく、快適さ
   が違った。  夏の暑さ対策にもなる。 ガラス1枚の窓から複層ガラスに変えると、
   日差しの熱を伝えにくくなり、冷房効率が上がる。 光熱費節約には窓対策が欠かせな
   いと実感した。

  折しも窓の断熱改修に助成金が出る「先進的窓リノベ事業」の申請受付が始まる。 国の
   予算は1000億円で、窓の断熱性を高めることで光熱費負担を軽減し、かつ家庭から
   の二酸化炭素(CO2)の排出を抑える目的だ。  補助額は、実施する工事の内容に応
   じて費用の2分の1相当の定額で、一戸当たり5万円から最大200万円となる。
   対象となる窓リフォームは、既存の窓の内側に新たに窓を新設する「内窓設置」、古い
   サッシの枠に重ねて新しいサッシを取り付ける「外窓交換」、既存の枠はそのまま使い
   ガラスだけ複層ガラス等に交換する「ガラス交換」など。 LIXILによると、内窓設
   置や外窓交換に大掛かりな工事は必要なく、半日~1日あれば可能だそうです。 集合
   住宅でも、共有部分に当たらない室内側なら内窓をつけることができるという。
  ★リフォーム工事費の目安としては、2.8平方㍍以上の大型窓1カ所と1.6~2.8平方㍍
   未満の中型窓2カ所に内窓を付ける想定で30万円ほど。 補助を使うとその半額程度
   になるという( LIXILマド本舗・見積価格の平均値にて算出した目安)。 試算では冷暖房費削
   減効果は20年間で約14.5万円となる。 健康面でも良さそうだ。
   1月17日より補助の対象となる工事を請け負うリフォーム業者の登録が始まった。
   補助金申請手続きは登録済み業者が代行する方式だ。 申請は3月下旬からで、発注側
   は原則として補助金分を差し引いた金額を支払う。 ただし、窓の断熱性能が基準を満
   たしている必要があるので、工事の際は念のため確認したい。
   我が家も古くなったのでこれを機に考えようかな?  でも問題は費用で~す。