農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

謎の巨大鉄球 正体は

2023年03月10日 12時38分34秒 | 遊び
  浜松市の海岸で2月、巨大な「鉄球」が見つかった。 直径約1.5㍍で重さ約300㌔㌘
  へこみがあり、フジツボが付着していた。 通報者は水中に仕掛けられる『機雷」を疑い、
  持ち主は見つからなかったが、既に解体された。 専門家は「南方で使用されるブイでは
  ないか」と推測している。

 鉄球は2月18日ごろ、浜松市西区の遠州浜海岸で見
 つかった。近所に住む男性が散歩中に見つけ、機雷の
 可能性を疑った妻が同21日に浜松西署へ通報した。
 静岡県警は爆発の恐れがあるとして、周囲を一時立ち
 入り禁止にした。機動隊の爆発物処理班が出動する事
 態に発展したが、エックス線検査で中身が空洞と分か
 り。規制はその日のうちに解除された。爆発の危険性
 はないと分かったものの、鉄球の正体はいまだに不明
              のまま。 そんな中、複数の専門家が唱えるのが「ブイ」説だ。
  東海大の"山田教授(海洋政策)"は、主に南方の海域で魚をおびき寄せる魚礁「パヤオ」に
   使われるブイではないかと話している。 山田教授自身も沖縄県の沖合で似た形状の
   ブイを見かけたことがあると言う。 鹿児島県徳之島町でも最近、類似の物体が見つ
   かったそうだ。
  山田教授によると、「一つなくなったくらいでは気付かない漁業者もいる」そうだ。
   小型船にぶつかれば事故になるため、紛失に気付いた時点で海上保安庁などに届け出
   るのが一般的だとも指摘し、「持ち主が現れないということは、ニュースが報じられ
   ていない地域のものなにではないか」と想像する。 パヤオは東南アジアの一部地域
   でも使われるが、比較的きれいで海藻も付着していないため、海外から漂着した可能
   性は低いとみている。

  海洋研究開発機構の"美山主任研究員(海洋物理学)"も「専門ではない」と断りつつ、ブイ
   説を支持。 その上で、5年ほど前から続く「黒潮大蛇行」の影響を挙げる。
  通常は日本列島の南岸を添うように進む黒潮が大きく蛇行する現象で、これに乗ればか
   なり遠い海域から黒潮に乗って浜松に到着する可能性があると指摘している。
  浜松のブイは2月23日に撤去された後、市内の業者に仮置きされていたが、今月3日
   に解体されたという。 県の担当者は「私もブイだと思う。 粛々と対応します」と
   話したそうだ。 これで本件は一件落着ということか。 ご苦労様でした!