農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

正月の遊び

2015年01月03日 15時00分45秒 | 話題
 きょうはまだ正月三ヶ日 今のお子さんたちは正月はどんな遊びをしているんでしょうかネ~
 我々田舎もんは、正月に限らず遊びは「外」だったんですが・・今の子は部屋の中なんですか?
 我々時代の正月の遊びの定番といえば・・男の子は「凧揚げ」 女の子は・・「羽根つき」?

 我が家では兄弟が多かったせいか・・2日に集まると決まって【百人一首】が最初
 田舎のだだっ広い10畳間に火鉢を置いてささやかな暖を取りながらの戦い・・?
  部屋の真ん中にカードをバラマキ、それを8人で取り囲みとり合うスタイル
  誰が一番多く取るか? 兄弟8人で争うという我が家の毎年正月恒例の楽しみでした!
   (詠み人は“おふくろさん” 審判・判定は“オヤジさん”という決まり)
 私なんぞ当時は中学生!若干のハンデはありましたが・・そんなこと一切関係ない戦い・・。
 トップは毎年3番目の次兄 次は6番目の姉だった記憶 後はどっこいどっこい
 負けてはならないと皆・自分の得意のカードを作りそれを手前に並べて取るという姉たちもいました
 私もしかり、しっかりと自分の得意のカードを作り、そのカードの上の句から覚えたものでした
 その時はわけもわからず必死に覚えましたが・・後々多少は役立ったような気もしますが・・?
 ばしっこながらビリにはならなかったです。(姉などが遠慮してくれたこともあってですが・・ネ)

      

 今ではこんな遊びは殆んど見受けないようですが、今から思えばいい勉強をしたと思っています
 当時はカードの意味も十分に理解せず〔また「ももひきや・・」など誤ったイメージで〕暗記したわけで
 忘れてしまったものなども多いが、しっかりと覚えているものもまだあります。
 今・改めて鑑賞すると・・こめられた「心情・詠まれた背景や歌枕」などが・・何となくです

  “田子の浦にうち出て見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ” 皆さんもご存知では・・
  百人一首には恋の歌が多く、43首に上る。 “忍ぶれど・・”や“瀬をはやみ・・”など
  中学生だった私なんぞ意味も分からないままこの歌を覚えたものでしたョ・・?

  この百人一首を選んだのは平安末期から鎌倉初期に活躍した歌人“藤原定家”です
  知人から山荘のふすまに張る装飾用の色紙を頼まれて書いたものだそうです。
  定家の山荘があった京都西郊の小倉山近くに、百人一首がテーマの博物館
  「小倉百人一首殿堂 時雨殿」があります。素晴らしい博物館です

  今・かるた取りをするか?をアンケートで尋ねたらこんな結果だったそうです
  よくする=3% たまにする=12% めったにしない=28% まったくしない=50%
  勝手ですがこれ“ボケ防止”には結構効果がある・・とか? 勉強にはなると思いますが・・

  我が家では、これが終わると今度は外で「羽根つき」 女性(姉)が多いですから
  ばしっこ私はもっぱらは屋根の樋に挟まった羽根を取る役目 ハシゴに上ってです

  お姉ちゃんらの「羽根つき」が終ると・・午後からは川の原っぱにいっての「凧揚げ」
  友人らと、高く上がるのを競うわけです・・考えてみれば田舎だからこそできたんでしょうネ

  このように我々が小さかった頃は、三方が山に囲まれた寒い地域でしたが・・
  それでもこのように駈けずり回って遊びました!  今はネ~ 時代が違うんでしょう
  家の中で遊べる道具もたくさんありますから・・正月でなくてもでした
  でもそんな昔、田舎で遊びながらでも覚えた「百人一首」は、少ない脳の刺激になり? 違うか・・
  外での駈けずり回ることでは、小柄ながらにも体力づくりの一環になったような気も・・?

  残念ながら能力の方は、元々からダメだったので役立つことは殆んどできませんでしたが
  駈けずり回った方は、若干ですが丈夫に育つ方にはなったような気がいたします。
  正月の寒いときでも・・こんなことをしていたんですもんネ これ我が家だけでしょうが・・ネ

   久しぶりの正月を迎えたらこんなことを思い出した「三が日」でした!