疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

アフターフィッシング

2006年09月05日 | ルアーフィッシング
鬼怒川本流の釣りでは上がったらまず川沿いのドライブインでよもぎそばを食べるのがお決まりのコース。
「ここのよもぎそばってホント表面がつるつるで喉ごしいいよな」
「色は茶蕎麦っぽいけど、まるで違うよな」
「…」
蕎麦じゃない?
メニューを改めて見ると、「よもぎめん」と書いてある。
もりそば、ざるそばはちゃんとそばと書いてある。
もう10年近く蕎麦だとばっかり思って食べていたのに、全然気づかなかった。
そば粉じゃなくて小麦粉の麺だったのね。

お昼をいただいたところで、峠を越えて一気にキャンプ場のある町まで降りる。
まずはスーパーで食材の調達。前回のキャンプで味をしめたステーキ肉は欠かせない。
他にソーセージ、刺し身用さんま、豆腐、ししゃも等。
ステーキは国産の霜降り。こいつだけひどく豪華だ。

キャンプ場受付に行くと若い男女がグループで来ている。
ここのオートキャンプ場はテントサイトのほかにバンガローに宿泊もできるので、どうやらそこに泊まるらしい。
受付を済ませ、割り当てられたサイトに行くと、周りは家族連れだらけ、既にセッティングは済んでいて、バーベキューコンロから煙が出ていたりする。
時刻は夕方4時。

我々もせっせとセッティングして、料理の下ごしらえをしてからシャワーを使いにいく。
いつもなら温泉で汗を流すところだが、シャワーだけでも十分満足できてしまう。

炊事場で料理の下ごしらえをしてたときの事。
ここは常時お湯も出るし、掃除の行き届いたきれい炊事場でとても使いやすい。
野菜を切り終え、刺し身用のさんまを捌こうとしたら、真向かいに若い奥さんが二人やってきて料理を始めた。
一人は胸元が大きく開いたタンクトップ。
前かがみでお米なんか研いだ日にゃ自然と胸元に目がいってしまう。
自分は手元をよく見て包丁使わなきゃいけないのに、危ないったらありゃしない。
都会の煩悩はさっきの渓流ですっかり洗い流した気分になっていたのに.....

一日の汗を流してすっきりしたところでビールを開ける。
早いうちに火を起こしておこうと、炭に火をつけるのだが、なかなか燃えてくれない。炭をガスバーナーで赤くなるまで燃やしても、バーベキューコンロに移すと消えてしまう。
炭はお高めの備長炭。一旦火が付くと長持ちするが、なかなか火がつかない。
バーベキューコンロは随分使っているが、こんな事は初めてだ。
素人がこの炭使ったら、絶対火つかないね。

別に用意した安い炭があったので、そちらから火をつける事にした。
普通の炭は普通に着火する。火が安定してきたところでさっきの備長炭を並べる。
Fさんはさっきから椅子でぐっすり眠っている。

ししゃもやエリンギなんかを焼き、炭火が安定してよい頃合いになったところでステーキを焼く。
軽く焼いて、わさび醤油でいただく。
表面は焼けているけど、中はこんなに生でよいのか?というくらいの焼き具合がうまい。
でももっとお腹が空いているうちに食べればよかったな。
激しくウマい肉だったけど、空腹だと絶対もっとうまいに違いない。

毎回飲んだら締めにそうめんを食べるのだが、今回は満腹のためそうめんも食べずに静か~に終了した。23時。

翌朝、キャンプ場の横を流れる川で少しロッドを振ってみたものの、まるで魚の反応なし。
朝にまたシャワーを使って、キャンプ場を出るときに昨日と違う若者の集団。デイキャンプでバーベキューでも楽しみにきたのだろうか。

昼食を食べに寄った畑の中にぽつねんとある蕎麦屋はすごく混んでいた。
まるで蕎麦しかない本当の蕎麦屋で、普通はてんぷらぐらいあってもよさそうだが、それもない。
かなり有名な店だと記憶している。

こうしていつものように、釣りキャンプはうまい蕎麦で終わる。


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