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ラストゲーム~最後の早慶戦

2008年09月07日 | 映画・DVD
泣ける映画でした

太平洋戦争も戦況の悪化に伴い、今まで学生は徴兵猶予されていたのに、徴兵されることになり、野球部の学生達が出征する前になんとか試合をさせてやろうという話。

実は、この映画それほど期待していなかった。
というのも予告を何度か見ていたが、生きて帰ってくるかどうか分からない学生に最後の試合をさせたいというのが善。
同世代の若者が命を賭けて国のために戦っているときに、玉遊びとはなんたることだというのが悪。
こんな構成だと捉えていた。
それぞれの事情があり、善悪では片付けられない問題と思っていた。

実際観てみると、そんな単純な善悪構成ではなくしっかり状況を伝えていたと思う。
しかし柄本明さん、あんなに力強い演技ができる人だったとは。
完全に主役だよね。印象深かったです。
エンドロールの最後に名前が登場したのは、石坂浩二さん。それほど際立った役ではなかったけれど、役者の格はずっと上だからね。

富司純子さんも良かった。恐らく一番の見せ場は予告でも流れていたシーンなのだけれど、これは泣けてしまった。

最後にそれぞれの応援団が相手の学校の校歌を歌うシーン。ここも泣けたなあ。

久しぶりに泣けた映画だった。
観る予定のなかった映画だけど、観てよかった。