Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スピーカーのエッジについて

2014年10月21日 | ピュアオーディオ


今年の3月にL-26の内部配線を特殊な銀線仕様にした。その後は小さいながらもオリンパスシステムと同じ「JBLサウンド」が出せる様になった。特にシンバルの「バシーン!!!」と云う音の質感は、JBL特有の質感だ。この状態でこのSPを長く使う為には、コーン型ウーハーのエッジ交換が必要だ。現在JBLの一般仕様は「ウレタンエッジ」。既に劣化しないウレタンエッジがヒビノ音響で開発されて30年以上が経っている。それでも40年以上JBLでは(他のメーカーも余り変わらない)10年しか持たない「ウレタンエッジ」を使い続けている。前述した様に「劣化しないウレタンエッジ」は有るのに使わないのは、メーカーの生き残るための戦略である。



今回L-26のウーハーLE125Aのウレタンエッジをクロスエッジに交換した。業者に出す時は、上の写真の様にウーハーを向かい合わせて一体に梱包して送付する。



クロスエッジに交換した後は、見た目にも高級感が上がった。サウンドも安心して長く楽しめる様になった。到着したばかりなので、もうしばらく鳴らし込みの期間が必要だが、いつ破れるとも知れないウレタンエッジより大いに安心感が有る。



今回のエッジ交換は、「セミプロ」が交換したウレタンエッジで有った為、ウーハーの芯は出ていたが、ボイスコイルの真円が取れていなかった為に、時々「ボソボソ」と云うボイスコイルのこすれる音がしていた。半年近く鳴らしても「出たり・出なかったり」の「ルーズ・コンタクト」モードで有った為に、エッジの交換を実施した。今回はいつもお願いしている「プロ」にやっていただいたので安心感が違う。また出来具合も非常に満足のいくモノだ。



ロバート・ロカンシー氏がJBLを退社して起こした会社「ガウス」のユニットは、非常に作りの良いユニットだと思っていた。当時JBLはウレタンエッジに移行していたが、ガウスはクロスエッジを使っていた。非常に良心的な企業だと思っていた。しかし、時代の趨勢は、「悪貨が良貨を駆逐する」様に、良心的な会社ほど早く居なくなる。非常に残念な結果である。

SPの需要は、ほぼ行き渡って満杯状態である。その中で需要を生み出すには「スピーカーが壊れる事」が必要である。その代表格が「ウレタンエッジ」である。破れれば当然正常な音は出ない。その為オーナーに「故障」や「寿命」で有ると認識させる事で、買い替え需要を作り出している。実にうまい手だ。

しかし、ユーザーとしては、10年で壊れる様なSPでは困る。一生このSPを使い続けると思っても10年先の状況までは読めない。その時にメーカーが生き残っているのか?エッジを修理してくれる処が有るのか?・・・現在の製品は8年保証位しかない。修理部品の保管期間も8年で良いと法律で決められている。何処の企業も生き残るために、余分な在庫は持てない様になっている。8年経てば修理部品は処分されてしまう。これで長く気に入ったオーディオ機器を維持できるのだろうか?国の政策は「買い替えなさい」と云っている様なモノ。モノを大事にする「もったいない精神」は何処に行ったのだろうか?

オープンテープの中古を購入

2014年10月20日 | ピュアオーディオ


オープンデッキに嵌り出してしまった。手持ちのテープは7号リールが30本余り。リーダーテープが無くなっていたり、編集するのに空リールが足りなかったりと、環境が揃っていない。



7号空リール4本を含め、7号リール中古を約20本購入した。これで7号リールはもう十分に揃った。スプライシングテープやリーダーテープも発注したので、着々と環境を整えつつある。次は10号リールを揃えて行く事。既に追加で3本発注。

オープンデッキのサウンドは「音が柔らかく響く」事が非常に良い事だと思う。音の線の太さが有り厚みが有る。テープ架け替えの手間やテープの取り扱いには気を配らなければならないが、システムが出来上がった今なら心の余裕が有る。

現在中古で購入した、何処のどなたが録されたモノなのか判らないが、中に何が録音されているのか確認している。今回分もおそらく1週間はかかるだろう。気に入らないモノはCDをダビングして使う。

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JBL 3大ホーンについて

2014年10月19日 | ピュアオーディオ
 HL88 蜂の巣ホーン

JBLの2インチスロート(4インチダイアフラム)ドライバー#375用に、HL88(蜂の巣)、HL89(ゴールドウィング)、HL90(お化けホーン)がJBL3大ホーン(JBLの傑作ホーン)だと私は思う。それらの特徴は、①ショートホーンで有る ②大掛かりなディフィーザーが付いている の2点だと思う。

 HL89 ゴールドウィング。


 HL90 お化けホーン(プロ用#2395の型番)

他にJBL純正の2インチスロートのホーンとしては、#2350や2397・2380等が有るが、これらはストレートホーンで、ディフィーザーの付いていないタイプである。前述のHL88.89.90よりも作りが簡素化されている。

HL88.89.90には、いずれの型番にもオールドタイプが有る。古いタイプは「537-・・・・」で始まる型番が付いている。出来れば古いタイプの選択が良い。ホーンを指で打った時の響きは古いタイプの方が良く澄んで響く。

HL88、89、90共に鳴らし方にはコツが有る。一番イージーで最強のホーンはHL90だろう。HL-90は何にもしなくても指定された通りセッティングするだけで、奥行き感のあるエネルギッシュなサウンドが出て来る。HL90(#2395)で特徴的なのがシンバルの「バシーン!!」と云う響きだろう。JAZZ好きでエルビン・ジョーンズのドラムスのシンバルの音をこのHL90で聴いたら、たまらない質感に感じるだろう。ウィングが大きいのでストレートに音が飛んでこない点が、素人にも使い易く感じるだろう。

HL90に対しHL88(蜂の巣ホーン)は非常に鳴らし難い。ショートホーンそのものの鳴り方をして来る。ディフィーザーが丸く何層にもなっているので、拡散されて出て来るだろうと思っていらっしゃる方が非常に多い。しかし現実は、蜂の巣の中心部は音の通り道がストレートに出来ている。この為、音は「すっ飛んで来る」状況で、私も使い初めは非常に苦労した。(5分も大音量で聴けば気分がおかしくなる) 現在は「円形に拡散」させて使っているが、ここまでのスキルを手に入れるまでには色々な試行錯誤をした。実際に使われて手放された方も多いと思う。上手く使えばHL90同様素晴らしいサウンドが楽しめる。

最後にHL89(ゴールドウィング)。このホーンはオーナーが鳴らし方を試行錯誤する事を要求する。そのままポンと置いては上手く鳴ってはくれない。バッフルに取り付けて使う様な単純な使い方では本来の性能は出てこない。ディフィーザーがこの型だけはアルミ材で出来ている。アルミの素材臭い音が出ているなら、まだ使いこなしていないと云えるだろう。私はこのホーンでタンノイにも負けない「弦楽器」の質感を出せる様に奮闘している。もちろんピアノもまろやかで艶やかにしたい。

各型番毎の「鳴らし方」に付いては後日アップして行きたいと思う。

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生録テープのダビング品を入手

2014年10月18日 | ピュアオーディオ


富山のお客様から「生録テープ」(2TR38)からダイレクトに4TR19cmにダビングされたテープを3巻いただきました。日本の若い方達のJAZZの演奏です。そのお客様は、定期的に2TR38デッキを持って、関東の方の「生録会」に参加して、録音を楽しんでいらっしゃいます。今回はそのお裾分けをいただきました。



以前から、2TR38からダビングしたCD-Rを度々いただいていました。どれもクリアーな音質で「生演奏」の息使いまで判る様な録音でした。今回テープでいただき、改めて「生録」の素晴らしさが判りました。まだ来たばかりで1巻しか聴いていませんがなかなか良い演奏です。

オープンデッキを入手して2週間余、CDからダビングを繰り返し挑戦していましたが、なかなかまともな録音が出来ないでいました。(片ch(Lch)の録音レベルが低い) ヘッドやテープ走行系のクリーニングは毎日実施しているおかげで、ヘッド周りは非常に奇麗になりました。ようやく「中古で入手したテープが悪い」のだと気付き、別の所から入手したテープに録音した所、何の問題なく録音出来ました。これで安心してテープ三昧に入れそうです。テープ不良の分は廃棄しておかないとまた混同してトラブルの元になります。

現在のオープンデッキの音は、私のCDラインに比べれば、「音数」や音のヌケ・キレ・ノビ・解像度の点ではまったく及びません。しかし、「アナログ」の音です。非常に聴き易い音に魅力を感じます。今使っている電源やケーブル類のグレードを考えれば、CDラインに負けていてもおかしくは有りません。これから追々とオープンデッキラインに「音質対策」を施して行きます。そうすれば互角のソースになると確信しています。

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JAZZのCDを増やしている

2014年10月17日 | ピュアオーディオ
40年近くクラシックをメインに聴いて来ましたが、最近は昼間に聴く時間が多いのでもっと軽くて明るい曲を欲しがるようになりました。



今回は4枚ほどスタンダードJAZZを購入しました。1枚はレーベルが違います。JAZZのCDは寺島JAZZをはじめとする最新のものを集めて400枚程有るでしょうか? クラシックはレーベルが判っているので、安心して購入出来ますが、JAZZでは何処のレーベルが良いのか判らなかったので、「回り道」してしまった様です。

自分が欲しいJAZZ(聴いていて身体が弾み、楽しい気分になれる)はブルーノートレーベルだと思いました。1950年~1960年代にかけてのJAZZMEN達の熱い演奏は素晴らしいと思います。アナログでブルーノートのLPを集めている方の気持ちも判ります。他には変えられないその時の演奏でないと味わえないモノだと思います。しかし、現在ではもうかつてのLPを集めるのは困難です。せめてCDで集めて行きたいと思います。

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現在のオリンパスシステムの紹介

2014年10月16日 | ピュアオーディオ
SP:JBL L-100、プリメインアンプ:サンスイAU-9500、アナログプレーヤー:マイクロMR-711+グレース8L、チューナー:SONY ST-5150 で始まった私のステレオ。当時は会社の独身寮の6畳間でした。あれからもう40年が過ぎてしまいました。その後も「良い音質」を求めて色々な機器を試して来ました。



現在はオリンパスシステムと自宅のサンスイSP-707Jシステムの2セットを使っています。ウーハーとウーハー箱、中音ホーンが違うだけで、ユニット関係はほぼ同じ様に揃えています。



ただ違うのは、こちらは「生演奏の雰囲気」を求めて、3ウェイマルチチャンネル方式にしています。低域にレビンソンNo431L(200W/ch)、中域にSTC4033Lシングルアンプ、高域にGE6550シングルアンプを使っています。管球アンプ(2台)の内部配線は特殊な銀配線に全て交換しています。プリはアキュフェーズC-290、チャンデバも同じくF-25Vを使っています。メーカー製アンプ類にも手が入っています。



全ての機器にFXヒューズを使っています。写真の青色はフルテック製、右側の銀色っぽいのがFXヒューズです。



CDTとしてSTUDER A730を使っています。ノーマルでは斜めのスタイルですが、無垢の木材をくり抜いて水平化しています。水平にする事で寿命の延長と音質アップを図っています。木材にも拘りを持って、響きの良い木材で木目や厚みにも拘っています。



DACとしてCELLOのDA-8.1/PS-8の組み合わせを使っています。チョッと古いのですが、高サンプリング機では「実在感」が薄れますので敢えて使っています。フィッシャーケーブルのプラグの出来の悪さには閉口しています。



DACの次にはライントランスを入れています。花梨の木箱の内部にはWE15Aと云う100年以上前のトランスが入っています。もう1セット欲しいのですがなかなか手に入りません。トランス箱の下にはクロック系を置いています。一応ルビジウムクロックです。



次はスピーカーに移ります。まずウーハーです。JBL LE15A(16)です。JBLではD130やLE15Aは約20~30年間作られています。ここが曲者です。LE15Aのウーハーは5回ほどシリアル番号で音質を確認しています。行き着いたのは最初期型のLE15Aです。1970年代のオリンパスS8Rに使われているのはおそらく2万番代以降だろうと思います。そのシリアル番号では「粘っこい低音」(バタ臭さ)が有ると思います。シリアル番号が大きくなるほど音質は段々と低下している様です。同じLE15Aでも別物の音質がします。



初期型の印は外見からでは判り辛いのですが、フレームの色が「ブルー」になっています。ユニットの後ろから見れば一目瞭然ですが、前からはサイドの一部分しか見えません。エッジはさすがに50年経っていますのでオリジナルでは有りません。クロスエッジに交換して長く使える様にしています。



中音にはJBL#375+HL88(蜂の巣)とハイルドライバーを組み合わせて使っています。#375だけでも良いのですが、ハイルドライバーを加えると「音数」がぐんと増えます。その分「飛んでくる音」が減ります。#375と蜂の巣の組み合わせは初心者には非常に強烈なサウンドになります。蜂の巣ホーンのディフィーザーで「音が飛んでこない」様に見えますが、真ん中は直通で空いています。導入当初は「殺される」と持ったぐらい凄まじいエネルギー感でした。#375にする前にガウスのHF-4000(16Ω)とも比較試聴をしています。ガウスのHF-4000も非常に出来の良いドライバーで、奥行き感や音の厚み等素晴らしいサウンドを出してくれます。#375を選択した理由は「エネルギー感」が一枚上手でした。「生演奏」に近づけたいなら「エネルギー感」が絶対条件です。



蜂の巣ホーンの後に高域用ツィーターを4個使っています。JBL LE85+小型蜂の巣・#2405・DECCAリボン・ビクターリボンで、100KHzまで出せる様にしています。



各ユニットへの配線も極太の特殊な銀線で全て配線しています。ケーブル代だけでも凄い金額になります。全てのSPケーブルは同じ配線にしてトコトン「伝送ロス」を排除しています。



#2405はリンホフ製花梨材台にセットして、HL88の下にセットしている為、通常は前からは見えません。



最後にチューナーはSONY ST-5000Fを使っています。周波数レンジは広くは有りませんが、音の線の太さが気に入っています。LUXやトリオ/ケンソニック等のチューナーも使って来ましたが、現在は古いST-5000Fが気に入っています。

最後に忘れてならないのが「電源系」。チューナーの下や横に木箱のタップが4台有りますが、その中には22Kgのトランスが入っていて、これも特殊な銀線で配線しています。ブレーカーも独立させて、全ての機器の電源はここから取っています。電源プラグはすべてフルテックのFI-50を使っています。

オリンパスシステムの音の印象は、音数が多く、音のエッジが立って、キレ、ヌケ、ノビが有って、且つ「柔らかい音」と云う印象でしょうか。質感にも拘っています。ボリューム位置9時の方向が普通のヒアリング位置ですが、10時の方向辺りから「激変」して、「生演奏」の雰囲気になります。背中に一瞬脂汗が出て来る様な凄まじいエネルギー感を出す事も出来ますが、現在の部屋では「床面」が弱いのでほどほどにしています。

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A-7030GSLの2回目のヘッドクリーニング

2014年10月15日 | ピュアオーディオ


昨日のブログで、「録音」に不具合が有ると書いていました。その時点でトラブルシューティングをあちこち調べていました。「録音出来ない」場合は、オープンデッキの場合殆ど「ヘッドクリーニング」が出て来ます。まず「ヘッドクリーニング」を疑うべしとの、オープンデッキの修理屋さんのコメントを見つけ、再度「ヘッドクリーニング」にトライしました。



まずは作業しやすい様にテーブルの上に置いて、椅子に座って楽にやれる様にセットしました。



ヘッドカバーも外して、少しでも良く見える様にしています。



前回ヘッドクリーニングは11日にしていますので、3日~4日分のスケールが溜まっています。オープンデッキの修理屋さん曰く、「綿棒で拭いても取れないもの」も有るとの事。それならば「回数」で立ち向かおうと考えました。



今回も綿棒10本を使いました。結構力が要ります。ヘッド4個にリールシャフト、ピンチローラー、送りローラー・・・と前回清掃した所も再度念入りに清掃しました。「清掃は点検なり」と云うTPMの思想も十分知っています。



前回クリーニング時に録音ヘッドに小さなゴミがこびりついて取れていない事を知っていましたので、今回はそれを完全に取り除きました。

クリーニング後は、・・・「正常」に録音が出来ました。これで完動品になりました。40年前の機械ですが、非常に丈夫に出来ています。モーターシャフトの芯ブレも殆どなく、インピーダンスローラーの精度も素晴らしく、動いていない様に見えます。これで、安心して録音もできる様になり、CDからのダビングを楽しみたいと思います。

CDからのダビング???と思われるでしょうが、これが面白いのです。CDPラインからの音とオープンデッキからの音では、「音の柔らかさ」、「音の線の太さ」等やはり違います。どちらが良いとか簡単には云い切れません。

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A-7030GSLに不具合が・・・

2014年10月14日 | ピュアオーディオ
オープンリールデッキ TEAC A-7030GSLがやって来てから約2週間が経ちます。最初の1週間は眠っていたオープンテープを確認試聴して終了しました。



再生(2ch・4ch)とスピード(38cm・19cm)、巻き送り・巻き戻しには異常は見られません。最後に録音をCDからダビングして見ました。



第1発めは「ジュリー・マリガン/ナイト・ライト」。これは正常に録音できました。左右のレベルも定位もきちんと真ん中に来ています。(2TR38)

その後、クラシック関係をダビングして見た処、片ch(Lch)から殆ど聴こえません。他のテープを使って再生すると問題なく再生できますので、「録音」がおかしい?と云う事になりました。テープがおかしいのか?とも疑って見たのですが、正常なテープでもLchの音量が上がりません。それで先日、クリーニングや裏蓋を開けて「おかしい処が無いか?」を確認したのです。詳しく確認して行くと、両chとも録音は出来ている様ですが、Lchの音量がかすかなぐらいしか有りません。Rchの1/10ぐらいの音量です。一度電気屋さんに見てもらわないといけないかも知れません。もう一度ヘッドクリーニングをやって見ようと思います。



新しくソフト(10号)を4巻ほど入手しました。取りあえずは録音を除けば楽しめます。どこの誰が録音したのか?自分では有りえない選曲やFMのエアーチェックが有って、これはこれで面白いと思いました。オープンリールの「テープ掛け」は本来なら「面倒くさい」のかも知れませんが、心に余裕が出来、オープンリールでないと味わえないサウンドが有る事を知ると、一日中とっかえひっかえしながら楽しんでいます。

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ラインケーブルはRCAプラグとXLRプラグのどちらが良いか?

2014年10月13日 | ピュアオーディオ
2008年1月に「インコネケーブルはRCAか?XLRか?」と云うタイトルで、記事を書いた事が有ります。その時に書いた内容に付加して置くべき内容が有ると思うのでここで改めて考えて見た。オリンパスシステムとRCA箱システムは「3ウェイマルチアンプ方式」にして使っていますが、こちらでは全てのラインケーブルを「XLRケーブル」に統一して使っています。唯一自宅システム(SP-707J+α)では「RCAケーブル」を一部使っています。

個人的見解では「XLRケーブル」の方が、音のバランス的にピラミッド型で、音数が多く、周波数レンジも上下良く伸びてくれますので、私は「XLRケーブル派」と思います。では何故自宅システムではXLRケーブルにしなかったかと云うと、「管球プリ+管球パワーアンプ」の組み合わせだからです。特にパワーアンプの出力が1.4W/chと異常に低いので、XLR化(疑似平衡回路)の為にトランスで出力を減らしたくなかったからだけの事です。

RCAプラグとXLRプラグでは、まずXLRプラグの方が作りがしっかりして、ストッパーが付いているので安心して使えます。プラグのグレードが違えば「音質の逆転現象」が出て来ます。プラグはどちらも最高級クラスのプラグを使っています。価格差は2倍以上有ります。XLRの方がしっかりした作りで複雑な分高価になります。

音質に大きく効いて来るのは、「大きなケーブル」が使えるか?と云う事とアースラインに有ります。ケーブルは「伝送」を担っています。例えばCDPで読み取った情報を100%とした場合、プリアンプにどれだけ送れているのだろうか?と疑問に思った事は有りませんか?「伝送能力」はケーブルの材質と断面積に大きく左右されます。「音数」はケーブル材が細くても材質が良ければ出て来ますが、「エネルギー感」は線材の「断面積」に比例して出て来ます。そうなるとどちら(RCA VS XLR)がより大きいケーブル材が使えるかとなると、XLRの方が若干有利です。

もうひとつ忘れてならないのが「アースライン」(グランドライン)の事。RCAケーブルでは一般的な2芯線が使って有れば、+側と-側にそれぞれ接続され、アースラインは有りません。同軸ケーブルを2本使う場合は、スリーブの分をアースラインとして-側に接続します。これに対し「XLRケーブル」では2番、3番のどちらをホット(+側)にするかが良く話題に上がります。同一メーカーの機器同士の接続なら無意味な論争です。メーカーが異なり、ホット側が逆転している様なら、どちらかのプラグの2番、3番の配線位置を変えないといけません。

ちょっと話が横にそれてしまいました。「アースライン」の話が大事です。2番、3番のどちらかを+側・-側にする訳ですが、アースライン(1番グランド)に使われるケーブル材はどんなモノを使用されているのだろう。このアースラインには一部「信号」が流れていて、この質感が全体の音質に効いて来るのです。私は初めは「アースライン」なので適当なモノで良いだろうと考えていましたが、この部分を+-側と同等の線材にすると音質が更にアップするのです。

またこの「アースライン」は機器間の位相を「同期化する」と云う役目も持っている様に思います。RCAケーブルだけで接続するよりも、XLRケーブルだけで接続した方が、機器達の総合力が上がる様に感じる。(XLRプラグの価格が高い分当然かもしれないが・・・) この様な訳で、自分はXLRケーブルを出来るだけ使う様にしているし、その仕様は「3本仕様/本」としています。・・・多分実験をしたモノでないと判らない世界かもしれません。あくまでも個人的見解です。

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A-7030GSLの裏側をのぞいて見る

2014年10月12日 | ピュアオーディオ


今日はA-7030GSLの裏側を蓋を開けて覗いて見ました。



裏蓋は2本の木ネジで留っていました。



裏蓋の中はモーターや配線、基板等で出来ています。一応配線の外れやパーツの取り付け等は確認して見ましたが、特に異常は見られませんでした。意外とリレーが沢山使って有りました。



アンプ部のリア面。この7030GSLは後のA-7400RXの様にトランスポート部とアンプが分かれていますが、一体に納められています。以前加工して分離して有る7030GSLを見た事が有ります。この辺の配線やプラグ・ソケットは私の悩みの種です。私から云わせれば、これらの配線は余り良い材質が使って有りません。プラグ・ソケットの「伝送ロス」も考えると、「一体型」のデッキの方が接続箇所が少なくて有利と思います。

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