Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

現在のオリンパスシステムの紹介

2014年10月16日 | ピュアオーディオ
SP:JBL L-100、プリメインアンプ:サンスイAU-9500、アナログプレーヤー:マイクロMR-711+グレース8L、チューナー:SONY ST-5150 で始まった私のステレオ。当時は会社の独身寮の6畳間でした。あれからもう40年が過ぎてしまいました。その後も「良い音質」を求めて色々な機器を試して来ました。



現在はオリンパスシステムと自宅のサンスイSP-707Jシステムの2セットを使っています。ウーハーとウーハー箱、中音ホーンが違うだけで、ユニット関係はほぼ同じ様に揃えています。



ただ違うのは、こちらは「生演奏の雰囲気」を求めて、3ウェイマルチチャンネル方式にしています。低域にレビンソンNo431L(200W/ch)、中域にSTC4033Lシングルアンプ、高域にGE6550シングルアンプを使っています。管球アンプ(2台)の内部配線は特殊な銀配線に全て交換しています。プリはアキュフェーズC-290、チャンデバも同じくF-25Vを使っています。メーカー製アンプ類にも手が入っています。



全ての機器にFXヒューズを使っています。写真の青色はフルテック製、右側の銀色っぽいのがFXヒューズです。



CDTとしてSTUDER A730を使っています。ノーマルでは斜めのスタイルですが、無垢の木材をくり抜いて水平化しています。水平にする事で寿命の延長と音質アップを図っています。木材にも拘りを持って、響きの良い木材で木目や厚みにも拘っています。



DACとしてCELLOのDA-8.1/PS-8の組み合わせを使っています。チョッと古いのですが、高サンプリング機では「実在感」が薄れますので敢えて使っています。フィッシャーケーブルのプラグの出来の悪さには閉口しています。



DACの次にはライントランスを入れています。花梨の木箱の内部にはWE15Aと云う100年以上前のトランスが入っています。もう1セット欲しいのですがなかなか手に入りません。トランス箱の下にはクロック系を置いています。一応ルビジウムクロックです。



次はスピーカーに移ります。まずウーハーです。JBL LE15A(16)です。JBLではD130やLE15Aは約20~30年間作られています。ここが曲者です。LE15Aのウーハーは5回ほどシリアル番号で音質を確認しています。行き着いたのは最初期型のLE15Aです。1970年代のオリンパスS8Rに使われているのはおそらく2万番代以降だろうと思います。そのシリアル番号では「粘っこい低音」(バタ臭さ)が有ると思います。シリアル番号が大きくなるほど音質は段々と低下している様です。同じLE15Aでも別物の音質がします。



初期型の印は外見からでは判り辛いのですが、フレームの色が「ブルー」になっています。ユニットの後ろから見れば一目瞭然ですが、前からはサイドの一部分しか見えません。エッジはさすがに50年経っていますのでオリジナルでは有りません。クロスエッジに交換して長く使える様にしています。



中音にはJBL#375+HL88(蜂の巣)とハイルドライバーを組み合わせて使っています。#375だけでも良いのですが、ハイルドライバーを加えると「音数」がぐんと増えます。その分「飛んでくる音」が減ります。#375と蜂の巣の組み合わせは初心者には非常に強烈なサウンドになります。蜂の巣ホーンのディフィーザーで「音が飛んでこない」様に見えますが、真ん中は直通で空いています。導入当初は「殺される」と持ったぐらい凄まじいエネルギー感でした。#375にする前にガウスのHF-4000(16Ω)とも比較試聴をしています。ガウスのHF-4000も非常に出来の良いドライバーで、奥行き感や音の厚み等素晴らしいサウンドを出してくれます。#375を選択した理由は「エネルギー感」が一枚上手でした。「生演奏」に近づけたいなら「エネルギー感」が絶対条件です。



蜂の巣ホーンの後に高域用ツィーターを4個使っています。JBL LE85+小型蜂の巣・#2405・DECCAリボン・ビクターリボンで、100KHzまで出せる様にしています。



各ユニットへの配線も極太の特殊な銀線で全て配線しています。ケーブル代だけでも凄い金額になります。全てのSPケーブルは同じ配線にしてトコトン「伝送ロス」を排除しています。



#2405はリンホフ製花梨材台にセットして、HL88の下にセットしている為、通常は前からは見えません。



最後にチューナーはSONY ST-5000Fを使っています。周波数レンジは広くは有りませんが、音の線の太さが気に入っています。LUXやトリオ/ケンソニック等のチューナーも使って来ましたが、現在は古いST-5000Fが気に入っています。

最後に忘れてならないのが「電源系」。チューナーの下や横に木箱のタップが4台有りますが、その中には22Kgのトランスが入っていて、これも特殊な銀線で配線しています。ブレーカーも独立させて、全ての機器の電源はここから取っています。電源プラグはすべてフルテックのFI-50を使っています。

オリンパスシステムの音の印象は、音数が多く、音のエッジが立って、キレ、ヌケ、ノビが有って、且つ「柔らかい音」と云う印象でしょうか。質感にも拘っています。ボリューム位置9時の方向が普通のヒアリング位置ですが、10時の方向辺りから「激変」して、「生演奏」の雰囲気になります。背中に一瞬脂汗が出て来る様な凄まじいエネルギー感を出す事も出来ますが、現在の部屋では「床面」が弱いのでほどほどにしています。

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