Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ビンテージテープデッキ4台購入と不具合

2014年10月30日 | ピュアオーディオ
 先月の9月25日に2TR38のTEAC A-7030GSLを購入以来、昨日までに合計4台のテープデッキを購入しました。テープデッキはCDの登場以来(1982年)廃れてしまいました。その影響で「使われなくなった」期間が30年以上になっているモノ、製造以来40年余経過しているモノと非常に古くなってしまった機器達です。ビンテージ品と云えば良いでしょうか?今回購入したブツはそれぞれに問題を抱えています。購入価格は安いのですが「リスク」も背負っています。

 まず最初は、


1)TEAC A-7030GSL(1974年製)・・・再生(2TR・4TR)、巻き取り・巻き戻しに異常は有りません。
 録音は出来たり出来なかったり・・・テープが悪いのか録音系が悪いのか?まだ完全に把握できていない。左側シャフトに芯ブレが若干あり(許容範囲と思う)。ヘッドクリーニングがし難い。(この点ではTechnics RS-1500Uが優秀)。オーバーホールに出す予定。



2)AKAI DX-230D(1975年製)・・・再生(4TR)、巻き取り・巻き戻しに異常は有りません。
録音は音量レベルが極端に低い。SOURECの音量も低い・・・電気系のトラブル・・・修理予定。ミドルクラスは作りの面でイマイチグレードが下がる。



3)AKAI X-160D(1968年製)・・・デッキのメカニックなデザインと、機械式部分が多いので試験的に購入。
再生は特に問題なし。録音はまだ来たばかりで確認出来ず(前オーナーではOKとの事)。入出力がフォーンジャックになっているので専用ケーブルが要る。非常にコンパクトで扱い易い。レバー式は慣れが必要。前述2台では感じなかったが、この機台ではメカノイズが大きく気になる。
          


4)Technics RS-275CU(1973年製)・・・懐かしさで購入したが、使われていない期間が長かったと思われる。録音・再生音は、出るには出たが発振音が聴こえる。これは完全にO/Hしないと使えないレベル。
        
それぞれに問題を抱えています。実際にその機器を使って見なければ判らない事が多く(個体差も有る)、写真や評判では伝わらない。
ハイエンドクラスの音質に「音質アップ」させるには、いずれの機器もこのままでは難しいと思う。最低限「○○○」と「△△△」は付いていないと・・・。良いテープデッキの姿が見えて来た。次のターゲットはほぼ決まった。要注意なのは「私は気まぐれ」。