昨日、MJQの「ラストコンサート」CDから録音したTEAC A-7030GSL 2トラ/19cmの録音と、メインのCDPシステムからのサウンドを比較して見ました。
私のCDPラインは以下の用になっています。
1)CDT…STUDER/A-730+外部クロック(ルビジウム)
2)DAC…CELLO/DA-8.1/PS‐8
3)ライントランス…特製 WE15A(自作品)
4)プリアンプ…アキュフェーズ/C-290
5)ケーブル類…電源ケーブル/ラインケーブル(全てゴールドスターシリーズ)
これに対して、テープデッキラインは、
1)テープデッキ…TEAC/A-7030GSL(2TR19cm)
2)使用テープ…TDKノーマルテープ
3)ケーブル類…電源ケーブル/TEACオリジナル、ラインケーブル/BELDEN 88760 RCAケーブル 4m(自作品)
と、ケーブル類が大きく見劣りする内容です。
さて同じCDがどの様に聴こえるか?
A)テープデッキライン・・・音が柔らかく聴こえる。
音のバランスは低域よりに感じる。
音の厚みや音数はCDPラインには負けるが、
使って有るケーブル類を考えるととても健闘していると思う。
音の拡がりや空間感はCDPラインと遜色ない。
特に「音が柔らかい」点はオープンデッキの特徴ではないか?
(TEACのデッキの特徴かもしれない)
B)CDPライン・・・全体的に音のグレードが違う様に感じる。
音数、音の厚み、音のキレ・ヌケ・ノビが圧倒的に良い。
SN感や周波数レンジもグレードが違うと云う位の差が有る。
音質重視の方ならば迷わずこちらのCDラインを選ぶだろう。
あくまでも「ベンチマーク」として捉えています。これからオープンデッキラインへの対策を進めて行けば、CDPラインとチョッと「味の違う」サウンドに出来そうだと感じています。CDPラインも現状になるまで8年近く時間がかかっています。CDPで有りながらアナログ的なサウンドが出る様に工夫しています。しかもCDPラインには各機共(CDP・DAC)にFXヒューズが入っています。フルテックヒューズを使っているA-7030GSLとは比べてはいけないと思います。
今後、折を捉えてA-7030GSLの「伝送ライン」の見直しやオーバーホールを進めて、「内部配線の交換」と「半田の入れ替え」(鉛半田→鉛レス銀入り半田への交換)を実施し、内部の伝送ラインの「抵抗値」を下げて行く様な対策を施して行きます。まずは電源ケーブルをインレット化して、「ゴールドスター」ケーブルを使える様にすれば大幅な音質アップになるでしょう。