Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ノイズの原因?

2008年05月13日 | ピュアオーディオ

3B252BパワーアンプのLchのハムノイズの原因を探しています。

LchのSP端子の近くにチョークが有り360Vの電圧がかかっていますが、これに対しては

①チョークの位置をズラしてSP端子からの距離をとりました。 

②1,0mm厚みの銅板でSP端子側をシールドして対策すると共にワイヤリングもチョークから離れるように配線しなおしました。

その結果、RCA端子入力ではノイズの発生は有りません。XLR端子入力時のみノイズに見舞われます。大きいノイズはLchのみです。XLR端子側といってもRCA端子側と比べて「インプットトランス」が入っているだけの違いですのでこのトランスのシールド性能が低いのか?と思われます。600Ω:600Ωの小さなトランスです。シールドの問題よりグランドをアースに落とす事が肝心かもしれません。

もうしばらくこの件は詰めて行きたいと思いますが、RCAなら使えることが判りましたので自宅に持ち帰り早速繋ぎなおして聴き出しています。

バランス(XLR)を聴いた後ではチョッとスケール感や音数、広がりで負けるようですが「ノイズ」のないのはありがたいです。

C40と3B252Bパワーとの組合せでRCAケーブル接続のサウンドは「しっとり」しています。これはこれでなかなか良い聴きざわりです。暴れるような音が有りません。なめらかでしっとりして価値のある音質です。JAZZを聴いていますが余韻も素晴らしく十分楽しめます。クラシック系、特に弦楽器は素晴らしいサウンドになる予感がします。つづきは明日報告します。


何故、真空管アンプにこだわるか?

2008年05月13日 | ピュアオーディオ

私の自宅のメインアンプは「管球アンプ」にこだわっています。本当はプリアンプもそうしたいのですが、まだ手が及びません。

昔の真空管アンプのサウンドは「柔らかくて聴き易い、奥行き表現に優れる」と言うメリットと「SN比が低い、音数が少ない、パワフル感が足りない、発熱量が大きい」等のデメリットを感じていました。

昨今いいTrの素子が少ないと言う事情もあるのでしょうが、なかなか金額を積まないと良いアンプにめぐり合いません。

増幅素子としてのデバイスの優秀性は「真空管」の方が高いと感じています。事実「作り」からも真空管の方が手が込んでいます。

アンプとしてみた場合、使われる端子類やソケット、内部配線、半田材、パーツ等の総合力が「アンプの力・音質」となります。

メーカー製ではこれらの部品がおざなりになっているモノが多く、高い金額の割りに出てくる音質に満足できません。

自作真空管アンプの世界ではこれらパーツや配線、半田材の全てを自分で気に入ったものが使えます。メーカーが知らない技術や部品を使って「一味違う」アンプが作れます。

自分が自宅で使う管球アンプはTr型でメーカーが出している100万円を越えるクラスの上を目指しています。製造経費は高々20万円~50万円くらいの投資です。

当然管球式のアンプの欠点は理解した上での事なので、発熱や置き場所のデメリットは受け入れています。(限度は有りますが・・・)

性能はTr型のど級クラスのアンプに匹敵させます。そうやって出来上がったアンプのみを自宅のアンプとして使います。


C40戻る

2008年05月13日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムは現在3B252Bシングルアンプの導入の為あわただしい状態ですが、プリアンプをアキュフェーズC-290からマッキンC40に戻しました。

C-290とC40を入れ替えての印象ですが、「音数」や「音のキレ」はC-290の方が圧倒的に良いですね。改めてC40を聴くと「チョッと古臭い音」に聴こえます。

しかし、従来の耳に馴染んだサウンドであり違和感はあまり有りません。まだ繋いだばかりですのでもう少し良くなるでしょう。高域の抜けはC40の方が良いですね。さすがにこちらのアンプは「活眼」していますので「嫌な音」が出ません。これなら弦楽器のトレモロも安心して聴く事が出来るでしょう。早速今夜試してみます。

C-290との聴き比べにJazzBer2007の第一曲目と4曲目を選んだのですが、パワーアンプが変わったからなのか「音が前に出てくる」様になりました。これはありがたい変化です。

今夜から2日ほどじっくりと聴き込んで見たいと思います。この2日間でLchのノイズの原因と対策を色々と調べてみたいと予定しています。

パワーアンプの現時点での不具合は「Lchのハムノイズ」だけです。Rchではノイズの発生は有りません。

アンプの裏側の写真を見ていたら、SP端子と小さなトランス(チョーク)の距離がものすごく近いんですね。このトランスに360Vぐらいの電圧が来ていますのでこの辺が怪しいとにらんでいます。

トランスの遮蔽板とワイヤリングを離す様にすればいけるのではないかとも思っていますが色々な現象をもう少し調べてみます。入力のボリュームを絞るとノイズもゼロになりますので「信号系」の不具合である事は間違い有りません。