Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

真空管を交換する

2008年05月12日 | ピュアオーディオ

昨夜から3B252Bシングルアンプの聴き込み調整に入りました事は報告しました。続きです。

前回コメントで「音が重く沈んでいる」と表現しましたが、真空管が使い古しの状態でしたので「整流管」を交換しました所、物の見事に回復しました。音のキレや響の豊かさ、余韻の美しさが出てきました。これならJAZZもいけると思いJazzBer2007を掛けましたら難なく違和感なく鳴らしてしまいます。

次に「ハムノイズ」です。TVがアンプラックの横に有り、同じ所から電源を取っています。この状態でEL34ppモノアンプはノイズひとつ出ませんでしたが、3B252Bアンプは若干拾います。TVの電源オン(同時使用)では「ビーン」と言うちょっと使えないレベルのノイズが出ます。TVの電源を切るとぱったり止まります。それでもアイドリング電流がTVには流れているのでまだまだノイズがかすかですが出ます。でもそう気になりませんのでこのまま鳴らします。

次に初段管や次段管の球も交換です。これでやっと正常な評価に入れる準備が出来ました。使い古した球ではベースとガラス管の継ぎ目が動きます。(笑っちゃいます)

後は電源をTVと別のコンセントから取らねばなりませんが、今夜はタップを持ってきていませんので明日になります。

このアンプの底面は「開放型」になっています。つまり「底蓋」が有りません。これは精神衛生上良く有りませんので「鉄板」で特注しないといけません。(防磁対策)

おかげで随分と見通しの良い音のアンプになって来ました。事務所では「家電製品」が有りませんのでノイズの面では随分と得をしているんですね。やっぱり自宅に持ち込んで使ってみないと不具合が判りません。

サウンドは「傍熱3極管」のサウンドなのでしょう(初めて使うので判りません)、豊かな低域と奥行き感、ゆったりとした堂々としたサウンドです。弦楽器の鳴り方が一般のあんぷと違って「シルキー」な音色です。個人的には非常に気に入りました。まだまだ使いこなしが必要です。


3B252Bアンプのサウンド初日後

2008年05月12日 | ピュアオーディオ

20080512 昨夜から3B252Bアンプを使い始めているが、どうも欠点がある様だ。しかしまだ使い始めたばかりで球もヒューズも配線もケーブルも全て新品なので「馴染んでいない」性かもしれない。

何が欠点か?と言うと「高域が延びていない」事によるのかもしれないが、「サウンドが重い」、「余韻が少ない」と言う事を感じている。その為「音にキレがない」のでJAZZにはちときついかもしれない。

アンプのオリジナルの周波数特性表をみても20KHz以上は出ていないようである。SPの方が100KHzまで対応しているのにアンプが出せないでいる。

弦楽器のゴーイングはハッとするほど生々しくシルキーであるのに対し、全体として「重く沈んだ音」の印象を受ける。マッキンのC40ならイコライザーを使って高域を持ち上げる事もできるので明日挑戦をしてみたいと考えています。

1台のアンプを生かすも殺すも「組み合わせ」と「使いこなし」に掛かっています。