昨夜から3B252Bシングルアンプの聴き込み調整に入りました事は報告しました。続きです。
前回コメントで「音が重く沈んでいる」と表現しましたが、真空管が使い古しの状態でしたので「整流管」を交換しました所、物の見事に回復しました。音のキレや響の豊かさ、余韻の美しさが出てきました。これならJAZZもいけると思いJazzBer2007を掛けましたら難なく違和感なく鳴らしてしまいます。
次に「ハムノイズ」です。TVがアンプラックの横に有り、同じ所から電源を取っています。この状態でEL34ppモノアンプはノイズひとつ出ませんでしたが、3B252Bアンプは若干拾います。TVの電源オン(同時使用)では「ビーン」と言うちょっと使えないレベルのノイズが出ます。TVの電源を切るとぱったり止まります。それでもアイドリング電流がTVには流れているのでまだまだノイズがかすかですが出ます。でもそう気になりませんのでこのまま鳴らします。
次に初段管や次段管の球も交換です。これでやっと正常な評価に入れる準備が出来ました。使い古した球ではベースとガラス管の継ぎ目が動きます。(笑っちゃいます)
後は電源をTVと別のコンセントから取らねばなりませんが、今夜はタップを持ってきていませんので明日になります。
このアンプの底面は「開放型」になっています。つまり「底蓋」が有りません。これは精神衛生上良く有りませんので「鉄板」で特注しないといけません。(防磁対策)
おかげで随分と見通しの良い音のアンプになって来ました。事務所では「家電製品」が有りませんのでノイズの面では随分と得をしているんですね。やっぱり自宅に持ち込んで使ってみないと不具合が判りません。
サウンドは「傍熱3極管」のサウンドなのでしょう(初めて使うので判りません)、豊かな低域と奥行き感、ゆったりとした堂々としたサウンドです。弦楽器の鳴り方が一般のあんぷと違って「シルキー」な音色です。個人的には非常に気に入りました。まだまだ使いこなしが必要です。