Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

3B252Bシングルアンプのバランス化

2008年05月16日 | ピュアオーディオ

3B252Bシングルアンプのバランス化で行き詰まっています。色々と調べて挑戦しているのですが思うような成果が出ません。疲れました。

一番最初にTrail仕様のアンプになったのはEL34ppモノアンプです。これが一番良くて後から挑戦した物はほぼ全滅状態です。全てが「バランス化」で「ノイズ」が発生しました。

現在バランス化も終わって使えるアンプは2セットです。いずれも「吉永オーディオ製のEL34ppアンプ」。

RCA仕様で使えるTrail仕様アンプはKMQ8(6RA8pp)、VT-62ppモノアンプそして今回の3B252Bシングルアンプ。

KMQ8とVT-62ppアンプはトランスとXLRソケットを取り付けるスペースが有りません。今回の3B252Bのアンプもやっとのスペースで本来使いたいトランスが使えない状態です。

他に300Bのシングルアンプ×2種や6L6シングルアンプにトライしましたがスペースが取れなかったり、「ノイズ」で断念しました。なかなか思うようには行かない物です。

そういう訳で、自宅のメインアンプにはまたEL34ppモノアンプが座りました。このアンプの実力にはそう勝てないのかもしれません。(注ぎこんだ金額も一番でした)

EL34ppモノアンプの特徴は「自然さ」と「透明感」です。音の立ち上がりの速さ、スピード感、「太鼓の皮をピーンと張った様な」レスポンスの良さと色付けのない素直な音色。

機器の音色を色であらわすならアキュフェーズのC-280やC-290が「オレンジ色」、マッキンのC40は「青みがかった紺色」、3B252Bの音は「紺色」、それに対してEL34ppモノアンプは「ライトブルーの透明色」です。

3B252Bのサウンドも良いのですが、球の力は若干落ちるけどソール・マランツが愛したEL34の癖のなさが私も好きです。

管球アンプのバランス化も堂々巡りのすえ、最初のアンプが最も自分の理想に近いアンプだと気付きました。管球アンプからは手を引きたいと思います。