Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

西野さんの実家に行ってきました

2008年05月15日 | ピュアオーディオ

Fx31_2 昨日、今日とお休みなので日頃十分に聴けないオリンパスシステムで、ゆっくりとJAZZを楽しんでいましたら15時40分くらいに電話が鳴り、西野さんから「SOS信号」との事で急遽植木町のご実家の方に飛んで行きました。

Fx32_2 香川の丹波さんから今度お借りされたFX-3の片方のSPから音が出ないとの事。到着して早速テスターでチェックすると「OL」の表示、「断線状態ですね」。

SPの外観から見て、外からはまるで手を入れる事が出来ないのですぐさまウーハーユニットを取り外して、SP端子裏側の接続を確認して見たら、半田付け部が外れていました。

半田付けを完了して音出し確認。無事に両chから音が出ています。FX-3の音ははじめて聴きますが、ユニットが1000モニと変わりませんからやはり1000モニのサウンドがしました。

Fx33_2 西野さんのシステムはCDP:マランツ プリ:アキュC-280L パワー:バクーン上級パワーアンプの組合せで、出ていたサウンドは「木目が細かく清楚な質感で音がびっしり詰まった」サウンドでした。まだ繋いだばかりの音出しの状態でしたので「前に押し出してくる」ような躍動感は感じませんでした。

静かに音楽を楽しむには十分な質感だと思います。バクーンのパワーアンプは「猫を被った」虎か狼の様に不気味な存在に感じました。おそらくFX-3ではその持てる力の1/10も出せないのでは?とも想像します。本当はもっとすざましいサウンドが出せるのではないだろうか?色々なFx34 パワーアンプを使った経験からその潜在能力のすごさを感じます。


3B252Bシングルアンプのサウンドその3

2008年05月15日 | ピュアオーディオ

昨夜から鳴らしこんでいます。プラグが馴染み始めたようで「重心が下がったまろやかな」サウンドになってきています。

とにかく「ボーカル」が良いのでボーカルもののCDばかり掛けたくなります。奥行き感やダイナミックレンジが大きくなっているので「目の前で歌っている」感覚をより強く感じます。低域・中域の音数が増えているので「別物」のCDみたいに聴こえます。

従来使っていたEL34ppモノアンプは「モニター的」な特定の癖のなさで「清楚」なイメージが有りますが、この3B252Bシングルアンプは「濃密な味と品位の高さ」を併せ持っています。

耳が慣れてきたのか?プラグの馴染みかは判りませんが、昨日よりかなり良くなっています。このままRCAプラグ接続でも良いんではないか?と思わせるくらいのサウンドが鳴っています。

自分が求めているのは「香るような、漂うような・・・」耽美な世界です。そのサウンドからするとチョッとズレているようですが、このサウンドも有りかとも思います。「香るような、漂うような・・・」サウンドはEL34ppモノアンプの方がより近いかもしれません。

RCAプラグ接続では音の分散がチョッと足りないので、確かめないと前に進めません。いずれにしてもXLR接続でノイズの出ないアンプに仕上げることを進めます。

「トランスを使った平衡回路」では使うトランスの形式により「コモンモードノイズ」の発生があるようなのでこの対策を実験して見たいと考えています。ノイズが取れれば「ノイズに強い」アンプが出来上がります。


3B252Bシングルアンプのサウンドその2

2008年05月15日 | ピュアオーディオ

20080515 昨日から本格的に鳴らし始めて、色々な聴き馴染んだCDやLPをかけて、「表現の確認」をしています。

今日も鳴らしてみて「ボーカル」は出色です。色気やしぐさが見えるかのような音色です。チェロソナタもチェロの左手のタッチの大きい所まで聴き取れます。

C40はどちらかと云えば「線の細い」サウンドになりがちですが、「音の太さ」が有ります。それに「ダイナミックレンジが大きいこと」です。出だしをいつもの音量にしますとクライマックスでは今までの感じよりかなり大きな音量になります。ボリュームコントロールが変わります。

今まで良い所だけを書いてきましたが不満な点もないでは有りません。C40のRCA出力の場合、RCA端子の質が悪く、XLR端子との音質差が大きいことを踏まえなければなりません。

そのため、「音が固まってでる」(分解能が悪い)感じや、周波数レンジが狭い感じがします。高域の伸びも足りません。総合的に「どこかくぐもっている感じ」がします。

XLRケーブルが使えれば上述2点の不具合は大幅に改善されます。そうなりますと「音数」や「周波数バランス」、「音のキレとヌケ」の不満点がなくなってくるでしょう。

今は過渡期なので「おおらかなサウンド」を楽しんでいたいと思います。これはこれでなかなか聴けます。音の立ち上がり感、音の重さ(重量感)は十分です。

バランス回路でノイズが出なければ使用するケーブルもSCX-24の最高の物が使えますので大幅な「音質改善」が出来ます。