Trail仕様化が終わり早速自宅に持って帰り接続を致しました。
そのサウンドの第一声は「シルキーでメリハリの有る奥深い」サウンドでした。ノイズが若干有りますが、実用上問題ないレベルです。
とにかく「弦楽器」がシルキーです。いつもかける「ジェットストリーム」のイントロの弦楽器の質感が求めていた「質感」で鳴り出します。次にナレーション、「自然な声」が響きます。今までチョッと不安定でお上品にすましていた声が「ごく自然な感じ」で出てきます。声の厚み・広がりが違います。全体的に「音数」が多いです。ただJAZZ向きではないような気がしますが整流管をUSAに差し替えると使えるかもしれません。
EL34と3B252Bの球の力がまるで違うと申しましょうか、再現される音の佇まいや音場表現の「格」が別次元ですね。
サウンドバランス的にも下に伸びており、ピラミッド型に近い「低域」の強さと分解能を感じます。今まで「バックロードホーンだから・・・」と物足りなかった低音が充足されたようです。
現在プリはアキュフェーズのC-290ですが近日中にマッキンのC40に戻します。更に良い質感になってくれると期待しています。
何故C40に戻す?かは、フォノイコの存在です。C-290では別売りのフォノイコが必要になります。専務宅ではフォノは必要有りません。
今回のパワーアンプの入れ替えは願ってもない「質感とドライブ力・解像度」で大変満足しそうです。真空管のメーカーもSTCやオスラムと言った「本物」の時代のメーカーです。ムラードのEL34が勝てないはずです。
今回の3B252Bのアンプを持って「管球アンプのTrail仕様化」は終了します。その目的(自宅メインアンプの製作)を達したわけですから今後は別のアイテムに集中していくだろうと思います。
現在Trail使用のパワーアンプは今回分も含めて5セット、プリアンプが3セット、プリメインが1セット出来ています。それらは適材適所で使って行きたいと考えています。