Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

開業後3年間を振り返って

2008年05月23日 | ピュアオーディオ

今年の4月21日で会社設立後満3年を迎えました。商品の販売は満4年になります。

先日判った事ですが「男子テニスの錦織(ニシコリ)選手」のお父上が当社のSPスタンド「サウンドトレール」の第一号のお客様でした。皆様に支えられて「サウンドトレール」も300セットを販売するに至りました。

会社を立ち上げて事業を開始した時は、自宅のJBL#4343マルチアンプシステム1セットでした。その後、「オリンパス」や「SP-707J」、「A7」、「レクタンギュラーヨーク」、等を購入し、事務所のモニターシステム作りをして来ました。

3年経った今、事業を開始する前に所有していた機器はすべて手放してしまいました。「良い音」を追求して行くに従い、SPにもアンプにもこちらの要求が厳しくなっていった事と「これからの発展性」を見据えての入れ替えとなりました。

アマチュアの時のいい加減な機器の選択が嫌と言うほど身にしみました。そのほとんどが「オーディオ雑誌の評論」を参考にして購入したものばかりでしたので、自分独自の「判断・見識」が入っていなかったのだと思います。

この3年間は本当に「音質追求」に明け暮れた毎日でした。まだまだですが漸く先の見通しが出来て来ました。

現在はこの3年間に購入した機器ばかりになり、セット数もメインクラスが5セットにもなりました。

①JBL オリンパスシステム・・・アキュフェーズアンプによるマルチアンプシステム

②SP-707Jシステム・・・自作管球メインアンプを中心としたシステム

③アルテック #620Aシステム・・・専務宅 オーディオ修行システム

④RCA Wフロントロードホーンシステム・・・60年以上前のユニットを使ったシステム(オールドJBL)・・・真空管マルチアンプ化を予定

⑤アルテック #614銀箱システム・・・ケーブルやアンプ製作の試聴システム

他にスペンドールBC-Ⅱシステム、JBL D130 3ウェイシステム、テレフンケンRB46システム、タンノイⅢLZが有ります。上述SP達は手を入れられるものはすべて「Trail仕様」にしていますので、皆さんがご存知の同型番のSP達とはまったくグレードも再生音も「次元」が異なります。

漸くSPやアンプ等が揃いつつあります。現代のオーディオから言えば「化石」の様な装置かもしれませんが、「心を打つサウンド」に変わりはないと思います。私の意識の中に「最新=優秀」とは映りません。SPシステムに至っては「退化」とさえ思うこともしばしばです。

色々と「熱中」してやってきましたが、3年も経つと成果も溜まって来るようです。「良い音を作る(出す)とは?」のポイントが少しづつ理解できるようになって来ました。今後とも皆さんよろしくお願いいたします。