Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

何故、真空管アンプにこだわるか?

2008年05月13日 | ピュアオーディオ

私の自宅のメインアンプは「管球アンプ」にこだわっています。本当はプリアンプもそうしたいのですが、まだ手が及びません。

昔の真空管アンプのサウンドは「柔らかくて聴き易い、奥行き表現に優れる」と言うメリットと「SN比が低い、音数が少ない、パワフル感が足りない、発熱量が大きい」等のデメリットを感じていました。

昨今いいTrの素子が少ないと言う事情もあるのでしょうが、なかなか金額を積まないと良いアンプにめぐり合いません。

増幅素子としてのデバイスの優秀性は「真空管」の方が高いと感じています。事実「作り」からも真空管の方が手が込んでいます。

アンプとしてみた場合、使われる端子類やソケット、内部配線、半田材、パーツ等の総合力が「アンプの力・音質」となります。

メーカー製ではこれらの部品がおざなりになっているモノが多く、高い金額の割りに出てくる音質に満足できません。

自作真空管アンプの世界ではこれらパーツや配線、半田材の全てを自分で気に入ったものが使えます。メーカーが知らない技術や部品を使って「一味違う」アンプが作れます。

自分が自宅で使う管球アンプはTr型でメーカーが出している100万円を越えるクラスの上を目指しています。製造経費は高々20万円~50万円くらいの投資です。

当然管球式のアンプの欠点は理解した上での事なので、発熱や置き場所のデメリットは受け入れています。(限度は有りますが・・・)

性能はTr型のど級クラスのアンプに匹敵させます。そうやって出来上がったアンプのみを自宅のアンプとして使います。


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