Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

マッキン C22RのRCAとXLRの出力の違い

2008年05月06日 | ピュアオーディオ

We310a_pri 本日常連のお客様がマッキンのC22Rを持って来られ、事務所のWE310Aプリ(Trail自作)との音質比較を致しました。

自分のプリアンプの実力がTrailのプリアンプに対してどれくらいの「音質」を持っているかを確認したいとの事でした。

ご当人は12AX7の球をテスラに交換されて大幅に音質が上がったとの事で自信をお持ちのようでしたが、あっさりWE310Aプリに及びません。(RCA出力)

We310a_pri_system 「音数・音ヌケ・広がり感・周波数レンジ感(ワイド感)」等はっきり及びません。C22Rを購入される前、「IECインレットと入出力はXLRが使えるものを選んでください」と云って置いたのにC22Rを購入されたのでした。

C22RではRCA出力とXLR出力が付いていますが、試しにXLR出力で接続して音出しをして見ました。(これでもWE310Aプリに及びません)

RCA出力と比べ大幅に音数が増えます。レンジ感も非常に好ましくなります。このサウンドを聴くとRCAには戻れません。しかし、このC22は平衡回路が組まれていないようで「ノイズ」が発生しますので現状では使えません。

ノイズが出てもRCAよりXLRの方が「音質」は断然上でした。これは以前から同じ条件で比較した時と変わらない結果で、他の機器でも云えます。だから機器を選ぶ場合は{IECインレット、入出力にバランス(XLR)が付いているもの」をお勧めしているのです。

RCA接続を100とすればXLR接続は120~130位には必ず上がります。但し同じケーブルと同等クラスのプラグを使った場合です。

今回のC22Rに使われているRCA端子はあまり良質なものではないようです。この辺にメーカーのノウハウがないのでしょうかしら?