夏日(25゜C~)、真夏日(30゜C~)、猛暑日(35゜C~)、酷暑日は猛暑日の別称となっている。世界の平均気温が11~12゜C上昇したら、世界の人口の半数以上は熱死すると云われている。日本のある科学者は約24年くらい前に、2100年までに世界の平均気温は9゜C~上昇すると予測した科学者がいた。
現在の日本でも毎年の熱中症による死者は増加の一途をたどっている。熱中症とは、目まい、立ちくらみ、顔のほてり、筋肉のけいれん、倦怠感や吐き気、頭痛、何度拭いても汗が出る、逆にまったく汗が出ない状態などであるという。
熱波とは、熱中症の時よりさらに高温となって人類を襲う自然現象のことを云う。熱波を殺人熱波という科学者もいる。現在すでにヨーロッパでは2003年に一日に1000人が死亡するという熱波が出ている。またパキスタンのカラチやインドのコルカタでは2015年に数千人の犠牲者が出たと云われている。いずれにしても。温暖化の原因の一つである二酸化炭素(炭酸ガス)の出し過ぎ等が原因である。人的な経済活動のせいであり、人類みずから墓穴を掘る結果となっている。
いずれにしてもさらなる高温化は、農産物の生育不全(立ち枯れ)、森林の消滅、世界的な食料不足、永久凍土のなかで眠る未知なるウイルスの再生を呼ぶことになるだろう。
このような人的な経済活動を人類はいつまで続けるのであろうか。
「地球に住めなくなる日」ディビット・ウオレス・ウエルズ著
(藤井留美=訳)。NHK出版 (参照)